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MAVICキシリウムエリートUST徹底解剖!リム幅実測!最大空気圧は?【タレコミ情報】

2018モデル
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今期大注目のMAVICの新型チューブレスホイール、キシリウムエリートUSTについて、実際に購入した方からリム幅などの実測値の提供がありました。
こういう有益な情報は本当に助かります。
ありがとうございます。



それでは、メーカーサイトでは公表されていないリム幅実測値について書いていきます。

キシリウムエリートUSTのスペック

Mavic【マビック】Ksyrium Elite UST Clincher Tubeless Road Wheelset 2018

まずはメーカー値から。

重量 F665g、R855g

ペア1520g

リムハイト F24mm、R26mm
スポーク素材 スチールステンレス
スポーク本数 F18,R20
対応タイヤ チューブレス、クリンチャー
23cタイヤ X(25c以上)
タイヤ イクシオン プロ UST

260g

メーカー値ではリム内幅が17mmとなっています。

 

ここからはご提供いただいた実測値ですが、

キシエリUST
リム外幅 20.6mm

(ブレーキ面間)

リム内幅 16.7mm
ビートフック厚み 0.8mm
タイヤ幅

(5Bar)

25.6mm
タイヤ幅

(7Bar)

25.9mm

これがどういう意味を持つかと言うと、
・この方が持っているシマノRS11(C15)のリム外幅が21.2mm(実測)ということなので、ナローリムのホイールよりもワイドリム化したキシリウムエリートのほうがリム外幅は狭い。

 

・一般的にビートフックの厚みは1.5mmほどあるが、実測で0.8mmと非常に薄い。
これが軽量化された一因ではないか?

 

・ビートフックが薄いからか、推奨の最大空気圧が7Barと低い。
クリンチャータイヤでの使用の場合、7Bar縛りは低いのでは??

※メーカーサイトでは最大空気圧7.7Barと書いてありますが、リムに【MAX 7Bar】と記載があります。

懸念事項

私はまだUSTを購入していませんが、いろんな方のインプレなどを読む限り、今回のマヴィックのUSTについては【マヴィックタイヤの使用を前提としたリム設計で、他社タイヤは使えなくはないだろうけどUSTのウリである手でも嵌られるという部分はメリットがなくなるのでは?と考えていました。

 

これについて情報提供いただいた方にも投げかけてみましたが、この方も【キシエリUSTはマヴィックタイヤが前提だと思う。ビートフックが薄いので他社タイヤの場合にきちんとタイヤを保持できるのかはやってみないとわからないし、推奨空気圧が低いのでクリンチャータイヤは向かないかも】のような返信を頂きました。

 

マヴィックのイクシオンプロですが、これ自体は悪いタイヤではありません。
むしろいいほうのタイヤです。

 

ですがタイヤの場合、好みによる差が激しく、一般的に最高峰と言われるグランプリ4000S2よりも私はヴィットリアのオープンコルサのほうが好きだったりします。
ハイエンドタイヤは、どれも性能はいいですが、乗り味は最終的には好みの問題です。

 

また、ワイドリムというと一般的にはリム外幅が22~25mm程度ありますが、キシリウムエリートUSTのリムは細めです。
なので25cタイヤと合わせたときの空力という面では劣る可能性もあります。
ただし、これについてはどこまで体感できるものなのかはわかりません。
また、ブレーキ面よりもタイヤがモッコリする形なので、ブレーキ面基準でブレーキシューのセッティングをした場合に、ブレーキアーチを開放してもホイールが抜けづらいということもあるかもしれません。
ただし、推奨空気圧の低さですが、もしかしたらチューブレス特有の事情がある可能性もあります。
チューブレスホイールの場合、空気圧でリムを圧縮しようとする力がすさまじく、それによりスポークテンションまで大きく変わるということはよく知られた事実です。
要はビートフックの厚みうんぬんよりも、リムの圧縮による影響を恐れて推奨空気圧が低めな可能性もあります。
もしそうならば、クリンチャータイヤで使う分にはチューブレスほどリムを圧縮しませんので、もうちょっと高めの空気圧でも問題は出なそうな気もしますが、この辺りはマヴィックに聞いてみないとわかりません。

 

まあ、聞いたところで【USTなのでチューブレスタイヤで使ってくれ】とか言われそうな気もしますが。

 

ただ、ほかの方の走行インプレなどを読む限り、剛性不足とか書いているものを見たことがないので、軽量化されたリムで走行性能的には良さそうな印象です。

新型キシリウムは買いなのか?

これについてですが、やはりキシリウムエリートUSTもキシリウムプロUSTもチューブレスタイヤを使ってこそ、という感じがします。
クリンチャーしか使わない予定なら、そもそもチューブレスレディのホイールを選ぶ理由も薄いかと。

 

過去にコスパ最強と言われたアルテグラ(WH-6800)ですが、私は一貫して【クリンチャーしか使わないならほかを選ぶべき】と言ってきました。
理由は単純で、チューブレスリムにクリンチャータイヤを嵌めるのは少しコツがいるので面倒だということと、チューブレスリムはチューブレスを使うための特殊な形状をしているので、クリンチャーしか使わないならメリットは薄いからです。

 

今回のキシリウムUSTとクリンチャータイヤの組み合わせは、恐らくはまだ試した人もほとんどいないでしょうし、ネットで調べても出てきません。
ただ、推奨空気圧も低めのリムなので、クリンチャータイヤを使うなら空気圧という面で適正まで上げられない可能性もありそうです。

 

また、他社のチューブレスタイヤとの相性も気になるところです。
このあたりは人柱覚悟かもしれません。

あとキシリウムUSTはあくまでもチューブレスレディなので、シーラントは必須です。
シーラントがないとエア抜けが激しいようなのでご注意を。

 

ちなみに私ですが、今回の情報提供を受けた上で買う方向性で考えています。
走行性能はかなり良くなったという話も聞きますし、自分自身マヴィックの良さはよく知っているので、今更他社のホイールにあまり興味がないということもあります。
レーシング3あたりと比較して、実売価格はそこまで変わりませんし、重量もほとんど変わりません。
しかしながらレーシング3とキシリウムエリートではリム重量が結構違います。
キシエリはリムが軽くてハブが重い、レーシング3はその逆というイメージです。

 

キシリウムエリートUSTについてまとめると

・ワイドリムではあるが、リム外幅はむしろ細め。

・マヴィック製以外のチューブレスタイヤとの相性が不明。使えないことはないだろうけど、USTのウリである【手でも簡単に嵌められる】は他社製タイヤではわからない。

・クリンチャータイヤを使う場合、推奨空気圧が低めなので注意が必要。

・チューブレスタイヤはあまり高圧にしないことが多いのでほとんどの人は問題ないはずだが、チューブレスでも高圧にしたい人は推奨空気圧が低めなことに注意。

Mavic【マビック】Ksyrium Elite UST Clincher Tubeless Road Wheelset 2018




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