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タンデム自転車の解禁と、その理由。

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ちょっと前に書きましたが、

 

神奈川県の自転車ライトの基準が改正に。
あまり知られていないことだと思いますが、神奈川県の自転車ライトの基準が改正されました。 自転車ライトは各都道府県の公安委員会規則で定められています。 神奈川県もやっと 改正内容は以下。 (前照灯の灯火の基準) 第7条 前条第1項の前照灯の灯...

 

神奈川県はタンデム自転車が解禁されます。

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タンデム自転車解禁と、その理由


 

知人が最近ちょっとアレでして、「奥さんと自転車に乗ったら?」と提案したんです。
こちらも半分本気、半分冗談で「タンデム自転車で」と。

 

そもそも知人はタンデム自転車を知らなかったのですが、要は2人乗り可能で2人ともペダリング可能な自転車です。

なぜこれが解禁されたかというと、私が知る限りでは視覚障害者さんなどの団体からの陳情です。
1人では自転車に乗れなくても、タンデムなら乗れますもんね。

 

当たり前の話として、タンデム自転車は非普通自転車。
歩道通行はできません。

 

私の勝手なイメージですが、タンデム自転車は山中湖周辺で大学生のサークルが乗っているイメージしかありません笑。
実際にそういう光景を山中湖で見たので。

青春だよなあと思って見てましたが、何らかのハンディキャップがある人でも楽しめる可能性があるのがタンデム自転車。

 

けど、日本の環境って非普通自転車は走りにくいわけです。
こればかりは仕方ない面もありますが、自転車道なんかも「普通自転車がすれ違い可能な幅」しか考えてない。

 

タンデム自転車が解禁されても、走りやすい環境にはないとしか言えません。

ところで

先日もちょっと書いた件。

 

宅配業者の牽引自転車と、歩道通行の妥当性。
一応法律上は、こうした牽引自転車は歩道を通行できないわけじゃないですか。 降りて押しても、歩道を通行できません。 3 この法律の規定の適用については、次に掲げる者は、歩行者とする。 二 次条の大型自動二輪車又は普通自動二輪車、二輪の原動機付...

 

このような非普通自転車が歩道通行することを「公共性」だの「妥当性」だので黙認するのであれば、むしろ障害者さんなどのタンデム自転車が歩道通行することに「公共性」や「妥当性」がないのか?などと疑問があります。
結局、法律で線引きしたことに対して謎の「公共性」や「妥当性」を言い出すと、線引き出来なくなるだけ。

歩道を爆走してますが、電動自転車(違法)や電動キックボード(まだ歩道通行は違法)が同じような速度で歩道通行することと何が違うのでしょう?

 

「みなし歩行者」について多少の緩和をするのならまだしも、「公共性」と言って爆走するアホがいる限りはむやみやたらと「違法性阻却事由」にしないほうがいいと思う。
実際のところ、ヤ○トの牽引自転車に「歩道で」轢かれそうになったことがあるという人もいましたが、幼稚園児や障害者さんなど弱者は死んでしまう恐れすらあるのだから。

実態として取締りしているのかは知らないけど、こっちは「公共性」、あっちは「妥当性」なんて言い出すと線引き出来なくなるだけだし、公平性に関わる。

 

子供を載せたトレーラー車が「子供は国の宝だろ!公平性も妥当性もある」などと言われても、なんか違う気がするし。

 

話は変わりますが、特定小型原付が「時速6キロモード」で「自転車通行可の歩道」を通行できるようになる件について、反対の声は多い。

 

これ、発想が違うんじゃないかと思ってまして。
現に今時点でも、電動キックボードの違反最上位は通行区分違反。
つまりは歩道通行です。

「歩道通行禁止」でもこれだけの人数が歩道を爆走するわけで、それなら「時速6キロという低速で解禁」した方が歩行者への危険が減るのでは?
「歩道通行禁止、違反者が時速20キロで歩道爆走しまくり」と「歩道通行一部解禁、時速6キロで」の違いというか。

 

どうせある程度は違反者が出る想定なのだから、規制緩和で解禁の方がマシな気がします。
まあ、モード変えないまま爆走するアホは一定数出るだろうけどね。

 

牽引自転車にしても、事業者には何らかの緩和策があってもいいんじゃないかと思ってますが、法律改正なしにやるからどこかに不満が出るわけ。

 

変えるべきなら変える、残すところは維持する。
そういう手順をきちんと踏んで意見を募れば済む話なのに、「見つからなきゃOK」程度にするから全部がグダグダになっていくだけでしょう。

 

牽引自転車については、「みなし歩行者特例」くらいは解禁してもいいような気がします。

 

タンデム自転車の件とは関係無い話になりましたが、タンデム解禁の理由の一つに「視覚障害者さんなど」があるという話です。
さほど詳しくない人だと、「邪魔だろ」「危ないだろ」としか考えなさそうな予感がしますが、理由があっての解禁ですから。

 

間違っても「チャリカスが2人乗りしやがって」ではないので。
合法自転車です。


コメント

  1. ランド より:

    少し前にテレビで若くして視覚障害者になった方がタンデム自転車を趣味にしているのやってましたね(チャリダーってやつだったかな)
    元々ロードバイクが趣味だったのに視力失ったみたいで自分では想像できないくらいの辛さだったろうなと思います
    そういう人たちの楽しみになるのなら良いことですね

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      本当にその通りですね。
      各都道府県任せの規則だから改正に時間を擁したとも言えるのですが。

  2. 山中和彦 より:

    トライアスロンでのタンデムバイク
    エリートの大会はパラと一般で分けられていると思いますが、
    通常のトライアスロン大会では、パラの方も、同じコースを走ります。
    その中で、視覚障害の方もいらっしゃいます。
    スイムとランは、マラソンでもよく見るように、ロープで伴走者と繋いで泳ぎ・走ってられますが、バイクに関しては、タンデムのロードバイクです。
    確かに大会ではよく見るけれども、路上では、タンデムのバイクは見たことが無いですね。
    しかし、視覚障害だけでなく、義足の方とか、片腕欠損の方とかもいらっしゃいますが、皆さん、速い。へなちょこな私では、どんどん抜かれていきます。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      解禁される前はどこで練習されていたのか気になりますが、障害者政策の一環と考えると「タンデムなんて邪魔だ」などと語る人は減りそうな気がします。

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