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そんなに自転車税を作りたいですか?

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こちらについてちょっと補足。

 

自転車税は必要か?という定期。
国道16号相模原には自転車道がありますが、 奇遇だなぁと思うのは、全く同じ角度から、同じ構図で、雲の形まで同じ画像をたまたま撮影する人がいるもんだなと。 補助標識の途切れ具合まで同じだなんて、奇遇過ぎて仲良くできそうですね。 同じ空を眺めた...

 

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自転車税が廃止された理由

以前も書いたように、自転車税(廃止時は自転車荷車税)は昭和33年に廃止されてます。

 

廃止前のデータですが、自転車税の税収は地方税のたった1%でしかなかったそうですよ。

○中井(徳)委員 この自転車、荷車について特に長官にひとつ意見を伺いたいと思いますのは、実は先ほど申しましたように、地方財政の税収入総額三千五百億、そのうちで自転車、荷車税というものはわずかに一%であります現在の自転車、荷車の状況を見ますると、これはもう日本人一軒家を持つておればみんな持つておる。明治の初期の自転車税、荷車税と違うと思うのです。すつかり本質はかわつておる。これは中小企業にとつては荷物を運ぶ道具でございますし、サラリーマンにとつては通勤用のものであり、農民にとつてはいろいろな種を運んだりなんかする道具であります。いわゆる昔の天びん棒に相当すると思う。昔から天びん棒に課税をする殿様なんというものは、一番悪い殿様になつておる。ただ昔からあるからというので、また地方財政が困難であるからといつて、三億といえども二億といえども、これは残して行く。これはこの場のやりとりの答弁としてはそれでいいだろうと思いますが、政治家としてもう少し大局から見て、自転車税、荷車税のごときは、もう廃止する時期にあると私は判断しているのですが、率直に大臣の見解を承りたい。

 

第19回国会 衆議院 地方行政委員会 第27号 昭和29年3月10日

そして「徴税コスト」。

○関根政府委員 昭和三十三年にそれまでありました自転車荷車税等が廃止をされているわけでございますが、そのときの理由として挙げられておりますのは、幾つかございますが、社会経済の進展及び自転車の普及に伴いまして、原動機付自転車以外の自転車及び荷車に対する課税は著しく大衆課税的な性格を帯びてきたということ、それから道路損傷負担金的な性格が薄れてきたということ、徴税費を勘案した場合に、自転車荷車税による収入の市町村歳入に占める比重が著しく低下してきた、いわゆる税そのものとしても非常に少額税になってしまったといったことが挙げられております。

 

第101回国会 衆議院 地方行政委員会 第4号 昭和59年3月23日

要は資産税としての価値を失うほど自転車が大衆的なものになり、しかも徴税コストから見ても地方税総額の1%にしかならない。
なお、自転車荷車税廃止に伴い「タバコ消費税」を上げて穴埋めしたとありました。

 

自転車税を望む人ってなぜか多い気がしますが、税金って徴収するために発送コストや人件費が掛かるわけで、徴税コストを考えないと単なる感情論にしかならないと思う。

 

払い渋りした人が続出したら、またコストを掛けて督促することになりますが、たぶん自転車税創設なんてしたら全自治体が発狂するレベルで反対すると思いますよ。
そんなもんに労力を割けるかと。

コスト感覚

自転車税を望む人って徴税コスト感覚が無いのかなと思って見てますが、僅かな税収にしかならない上に自治体を圧迫したら、行政サービスはむしろ落ちる危険性すらあるのです。
昭和29年時点でたった1%にしかならない税収、必要ですかね?

 

ところで同じ空を、同じ角度から見つめたブラザーは元気してますか?笑

 

自転車税は必要か?という定期。
国道16号相模原には自転車道がありますが、 奇遇だなぁと思うのは、全く同じ角度から、同じ構図で、雲の形まで同じ画像をたまたま撮影する人がいるもんだなと。 補助標識の途切れ具合まで同じだなんて、奇遇過ぎて仲良くできそうですね。 同じ空を眺めた...

 

きっと二人の出会いは偶然ではなく必然だった。
そう信じています。


コメント

  1. 通りすがり より:

    購入するときに課税すれば良いのでは?
    1~5%位で。

    • roadbikenavi より:

      消費税と名目が被るため不可能です。

      • あー言えばこー言う より:

        自動車は過去に消費税とは別に取得税がありました。
        自転車取得税で回避ですね。

        • roadbikenavi より:

          取得税を課すにあたり、担税力をどこに求めているのかわかりませんが…話がメチャクチャでは?

    • 自転車野郎 より:

      購入時に消費税以外の税金が掛かる物品はいくらでもありますが?ドヤ顔で不可能です、とか頭悪いですね。

      • roadbikenavi より:

        >購入時に消費税以外の税金が掛かる物品はいくらでもありますが?

        あまり税に詳しくないみたいですが、そういう意味ではないですよ。

  2. あー言えばこー言う より:

    名目重複に対して代替案を出したまで論点は徴税方法です。
    話がすり替えられた担税力に対しては、消費以外に享受される舗装されている道路を走れる利益に対しては担税力あるのではと考えます。
    自転車税が廃止された頃の道路舗装率と今の道路舗装率や、自転車の生産台数を考えれば利益享受分の担税力ありませんか?
    一般財源になったとはいえ、道路の舗装は自動車税や、ガソリン税が一端を担っていましたよね。
    例え路上駐車が多くても舗装道路を走行するからには消費税以外に払うべきものがありせんか?

    • roadbikenavi より:

      ええと、ごめんなさい。
      「担税力」という意味がわからなかったのかと思いますが、例えば自動車税は「自動車を所有できるほどの財力を担税力とみなし課税したもの」。
      固定資産税も「不動産を所有できるほどの財力を担税力とみなし課税したもの」。
      どちらも「財産税」です。

      消費税は「消費する行為」に担税力を求めた税。

      あなたが言っているのは「税の目的」の話かと思いますが、自動車税は一般財源であり、道路特定財源ではありません。

      自転車を今さら「資産」だという人もいないですし、あなたがいう課税方式を許すならば、スマホを買うときにすら消費税以外の税を課すことになるのですよ。
      以前記事でも触れたと思いますが、自転車税が創設された頃は「自転車は金持ちしか買えない資産」でした。
      しかし廃止された昭和33年時点では自転車が大衆的で1人1台になり、大衆課税は好ましくないから廃止されてます。

      担税力の意味を混同されているようですが。。。

      • AT限定者 より:

        確かに自転車の利用者も増え、交通トラブルの増加したら歩車両方から「課税して利用者をコントロールしよう」って意見が出るのは自然の摂理。

        あくまで私見ですが、自転車利用者の罰則付き保険の強制加入とマイナンバーで防犯登録の紐付けって飛躍しすぎですかね?

        • roadbikenavi より:

          コメントありがとうございます。

          個人的には何らかの強制保険加入があったほうが好ましいと考えていますが、自転車保険の場合、自宅の火災保険の特約や自動車保険の特約でカバーされているケースが多く、別個に強制保険にする必要性が難しくなります(二重の保険になる)。

          防犯登録については、そもそもあまり機能してない気がしますし、登録後数年で勝手に抹消されるなどシステムがビミョーに感じます。

  3. 宇治 より:

    私は自転車税大賛成ですね、昭和では1%程度だったのかも知れませんが今は令和、昭和と比較するのがそもそも違う気がしますし、自転車が安全に走行できるために税金が割かれてる以上あるべきだと思います。
    自転車も自動車と同じで無くてもいいけどあったら便利なものなので贅沢品の1種ではなかろうか?

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      自転車を贅沢品とみなすのはちょっと無理があるかと。
      スマホ税を許すならアリかもしれませんが。

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