PVアクセスランキング にほんブログ村
スポンサーリンク

BBを分解洗浄して「オイル」とか。

blog
スポンサーリンク

ちょっと前に何かで見たのですが、BBをシール剥がして分解洗浄し、グリスではなく「オイル」を入れよう!みたいなことを推奨する人もいるらしい。

 

まあ…

スポンサーリンク

止めはしないけど

グリスではなくオイルのほうが回転が軽くなるし、メンテナンス頻度をあげれば大丈夫だよ!みたいな話なんですが、

管理人
管理人
いろいろ不具合起こしてショップに駆け込む人が増える未来しか見えないけどな。

そもそも論ですが、ペダリングにおけるBBの抵抗ってどのくらいの割合を占めるのだろうか。
よくあるセラミックベアリングについても、手で回すとグルグル回る。
実走して違いを体感できるのか?というと、果てしなく疑問。

 

一般に「それ」が推奨されないのは、そんなところを弄ったところで走行抵抗全体から見ると微々たるものだし、体感できない程度の話なのにメンテナンス頻度を著しくあげないと持たない。
メリットとデメリットを比較した場合、デメリットのほうが圧倒的に優位だから誰もやらないわけで、安易に一般人に勧めるような類ではないからかと。

メリットとデメリット

まあ、他人が何をしようと知ったこっちゃないとも言えますが、メリットとデメリットを比較してどっちが優位なのか考えないと。

 

ずいぶん前に某所から発信された、

 

「カーボンリムでも、アルミリム用ブレーキシューが使えるんです!そのほうが効きます!」

 

みたいな話にしても、カーボンリムが壊れるか壊れないかの前にブレーキシューがトロトロになる未来が見えるわけで、一般ユーザーに勧めるような類ではないと思う。
それこそ世の中には恐ろしい推奨をする人がいて、

 

「カーボンリム(リムブレーキ)でもブレーキをなるべく掛けないようにすれば、ラテックスチューブでも問題ない」

 

などという人も。

そりゃ、カーボンリム(リムブレーキ)にラテックスチューブがダメな理由は「ブレーキ熱によるトロトロ化」なわけだから、ブレーキをなるべく掛けないならブレーキ熱による影響は少ないだろうけど、

管理人
管理人
なるべくブレーキを掛けないという発想のほうが恐ろしいわ。

ローラー台じゃあるまいし、公道走行時に「なるべくブレーキを掛けない」なんて恐ろしい提案をする方が大問題としか言えない。

 

何が大要素で、何が小要素なのかを履き違えると恐ろしい発想に至りますが、世の中にはいろんな人がいてびっくりしますね。


コメント

  1. カモがネギしょってる より:

    負荷が軽いジャンルだとドライベアリングなんてものもあります。自転車程度の負荷ですとオイル潤滑で問題ないレベルだと思います。さすがに動粘度が低すぎる油は駄目です。回りに危険が及ぶのは問題ですが、そうでなければ趣味ですし本人が納得すれば良いと思う。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      もちろん、本人が納得してやることは好きにすればいいですが、一般人にデメリットを十分伝えずに推奨する点を問題にしてます。

  2. 池田雄二 より:

    オイルではありませんが、以前「ちょう度」2のセラミックグリスを使ったことがあります。
    ちょう度は柔らかさの単位で、ちょう度2だと一般的なものよりも、動き出しが軽くなります。
    前後ハブに使い、体感できるくらい軽く感じましたが、しばらくして前輪ブレーキ鳴きが出て、おかしいなと思って開けてみると球が錆びて痩せてました。
    あとで分かったことですが、ちょう度2だと雨で流されることがあるそうです。
    (グリスにはベアリングを水気や砂埃から守る被膜の役割もあるわけです)

    こういった経験がありますので、記事にあるような「オイル」や柔らかいグリスは、マビックフリーホイル内部(サラサラの専用オイルを使う代表格)位に厳重にシールされている部位以外には使いたくないです。

    BB付近って前輪が巻き上げる砂埃や水たまりの水分を「浴びる」、一番ダーティなエリアだったりしますし、その割にシールは隙間だらけですから、ベアリングを守れる硬さのグリスを使いたいです。

    なお、よく使われているポリリューブとかシマノプレミアム等はちょう度3程度なので、流されることは無いはずです。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      この記事で取り上げた件って、それこそライドする度にBBを分解洗浄してオイルアップするようなレベルのようでして、「手間」と「得られる効果」と「デメリット」をバランスよく考えたときに、一般サイクリストにはナンセンスなレベルです。
      それを平然と推奨する人もいますが、結局は無理があると考えています。

タイトルとURLをコピーしました