ビアンキといえば昨年、オルトレがモデルチェンジしてOLTRE RC、OLTRE PRO、OLTREの三兄弟化しましたが(オルトレレースという実質アリアが追加されましたが)

なんとビックリ。
軽量オールラウンダーのSPECIALISSIMAがモデルチェンジした上に、オルトレ同様に三兄弟化しました。
SPECIALISSIMA PRO
SPECIALISSIMA COMP
Contents
新しいSPECIALISSIMAのコンセプト
Bianchi Specialissima RC | Bianchi
モデルチェンジしたスペシャリッシマのコンセプトは明確です。
なぜライトはエアロになれないのか?
軽量フレームとエアロフレームはある意味では真逆の方向性になりますが、ビアンキがニュースペシャリッシマで目指したのはライトかつエアロ。
軽くて空力が良くてもいいじゃないか!?というのがニュースペシャリッシマのコンセプトのようです。
ニュースペシャリッシマ(RC)のバイク重量は6.6キロ。
空力については前作スペシャリッシマと比較して、勾配6%、距離10キロ、出力200wで最大8.7秒短縮すると主張しています。
距離40キロ、200wで31.19秒短縮、6%の勾配で時速30キロで登る場合、3.6w軽減すると。
SPECIALISSIMA RC
まずはSPECIALISSIMA RC。
Specialissima RC - Frame KitSpecialissima RC - Frame Kit
注意点は「only electronic groupsets」。
つまり電動シフトのみ対応です。
フラッグシップモデルにあたるSPECIALISSIMA RCは以下の完成車とフレームセット販売。
タイプ | ホイール | 値段 |
スラムレッドE-tap AXS/パワメ | Reparto Corse RC Carbon 33mm | |
デュラエース/パワメ | Reparto Corse RC Carbon 33mm | 194.7万 |
フレームセット | – | 79.2万 |
なお、完成車についてくるホイールはReparto Corse RC Carbon 33mm。
チューブレスレディリムで1380g(±5%)、セラミックベアリング、2:1スポークパターン。
タイヤはPirelli P ZERO Race TTの26cになっています。
フレームセットはハンドルステム、シートポスト付き。
SPECIALISSIMA PRO
Specialissima PRO - Sram Force eTap AXSSpecialissima PRO - Sram Force eTap AXS
スペシャリッシマプロはセカンドグレードになりますが、ビアンキ定番のチェレステのほか、やや紫がかったミスティックグレーの2色。
こちらも電動シフト専用です。
そしてオルトレプロと同様に、セカンドグレードのスペシャリッシマプロについてはカウンターヴェイルを採用したフレームにしています。
タイプ | ホイール | 値段 |
Sram Force eTap AXS完成車 | Velomann Palladium, 33mm | |
Shimano Ultegra Di2完成車 | Velomann Palladium, 33mm | 117.7万 |
フレームセット | – | 63.8万 |
完成車に付いてくるホイールはVelomann Palladium。
33mmハイトで重量は1460g(±5%)でチューブレスレディ対応リム。
タイヤはPirelli P ZERO Raceの26cになっています。
フレームセットはハンドルステム、シートポスト付き。
SPECIALISSIMA COMP
Specialissima COMP - 105 Di2 12spSpecialissima COMP - 105 Di2 12sp
スペシャリッシマCompはスペシャリッシマ三兄弟の末っ子になりますが、カラーは定番チェレステのほかグラファイトの2つ。
こちらは完成車のみです。
コンポ | ホイール | 値段 |
Shimano 105 Di2 | Velomann Palladium, 33mm | 83.6万 |
Sram RIVAL ETAP AXS | Velomann Palladium, 33mm | |
Shimano Ultegra Di2 | Velomann Palladium, 33mm |
電動シフト専用なので機械式105はありません。
ホイールはスペシャリッシマプロと同じVelomann Palladium、タイヤも同じくピレリ。
ジオメトリはスペシャリッシマ三兄弟全て同じっぽい。
なぜ?スペシャリッシマを分けた?
昨年オルトレが三兄弟化したときも、フラッグシップモデルにあたるオルトレRCは「カウンターヴェイル不採用」、セカンドグレードのオルトレプロにカウンターヴェイルを採用してますが、スペシャリッシマも同じくセカンドグレードにカウンターヴェイルを採用。
オルトレ | スペシャリッシマ | |
RC | OLTRE RC CARBON | Specialissima RC carbon HM |
PRO | OLTRE PRO CARBON w/BIANCHI CV SYSTEM | Specialissima PRO carbon HM with Bianchi CV System |
COMP | OLTRE COMP CARBON | Specialissima COMP carbon |
スペシャリッシマを三兄弟に分けた意図…うーんなぜだろう。
ちなみにビアンキのページを見ると、オルトレ三兄弟の下にさらに生まれたオルトレレースをやたら押しているように見えますが、

実質的にはアリアでしょうね。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
コメント失礼します。
>オルトレ三兄弟の下にさらに生まれたオルトレレースをやたら押しているように見えます
よく行くショップのお兄さんに聞いた話ですが、新しいオルトレ三兄弟はあまり売れていないそうです。
値段が高過ぎるし、ゴツイ見た目を敬遠する人が多いみたいです。
かと言ってアリアからオルトレレースに名前を変えてフル内装にして12速の機械式105にしたとしてもまさか50万超えとは…
スプリントもフル内装&12速化で超絶値上げしたし、さすがビアンキ様は強気ですね。
コメントありがとうございます。
やはりそうでしたか。
なんとなくそんな気がしてました。
ビアンキは低価格帯が今は手薄ですからね…