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ホイールのグレードアップについて、発想を変えてみると面白い話。

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先日も少し紹介しましたが、ゾンダからのグレードアップでキシリウムエリートUSTかキシリウムプロUSTか迷っているという方の話を書きました。
http://roadbike-navi.xyz/archives/4580

 

この中で、私の意見としてはゾンダからの買い替えでキシリウムエリートUSTにするとわずかな差しかないということで、どっちか迷うならキシリウムプロUSTのほうがいいですよという話を書きました。
さらに、どうせならゾンダはそのまま使って、セミディープなどの性格が違うホイールに挑戦してみるのもアリということをお伝えしたのですが、その後進展があったようでこの方から連絡をいただきまして。




 

皆さんにも参考になる話かなと思い、ご紹介いたします。

話のあらすじ

上でもさらっと書きましたが、今現在カンパニョーロのゾンダを使っていて、キシリウムエリートUSTもしくはキシリウムプロUSTにグレードアップを考えているという話でした。

 

私の意見としては、まずはこの二つならキシリウムプロUSTじゃないと買い替える意味が薄いということを書きました。
というのも、ゾンダとキシリウムエリートは【ほぼ同じくらいのランク】であり、【同じローハイトアルミリム】であることから、性能的にはちょっとだけキシリウムエリートのほうが上にくるものの大きな差にはならないというのが理由です。

 

キシリウムプロだとアルミスポークになり加速力の違いは体感できるでしょうから、買うならキシリウムプロUSTでしょうと。

 

ただ、キシリウムプロもゾンダと同じ【ローハイトアルミリム】であることには変わりありません。
もちろん、ゾンダとキシリウムプロUSTでは性能差はほとんどの人が体感できると思いますが、キシリウムプロは見方によっては【ゾンダの延長線上にある】とも言えます。

 

ゾンダって、安い割にはよくできていると私は思っています。
プロ選手でも練習用に使っていたりしますよね。

Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

 

なのでせっかくお金を出してホイールをグレードアップするなら、ローハイトリム系とは性格の違うホイールを買い、コースや気分などによりホイールを変えて運用したほうが面白いのでは??という話をさせていただきました。

 

ローハイトと性格が違うとなると、セミディープもしくはディープリムになります。
予算的な縛りもあるでしょうから、アルミリムだとシマノのデュラエースC40とか、カーボンリムだとボーラワンとかいくつかピックアップしました。


Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 35 クリンチャーホイールセット (2018)


Shimano – Dura Ace (デュラエース) R9100 C40 カーボンクリンチャーホイールセット

発想の転換

この方は恐らくですが、アルミローハイトリムしか頭になかったのだと思いますが、私のつたないアドバイスを元に、行きつけのショップに相談に行ったそうです。

 

違うタイプ(セミディープ)も視野に入れていると。

 

そうしたところ、そこの店長さんが使っているカーボンディープを貸してもらえたそうで、試乗していいよということで試乗したところ、漕ぎ出しの軽さ、加速、巡航など全てにおいて満足されたようで、さらに横風の影響も全く感じなかったとか。

 

そんなわけでカーボンセミディープに気落ちが傾いているという話でした。

 

この方はロングライド志向のようですが、一般論としてはアルミローハイトというのはオールラウンドに使えるというメリットがあります。
平坦でも登りでも、使い勝手がいい性能という意味です。

 

セミディープの場合は、カーボンリムならリム自体はアルミローハイトよりも軽かったりします。
アルミセミディープはさすがに重いのですが、アルミセミディープというとカンパニョーロのシロッコとかですよね。

Campagnolo – Scirocco (シロッコ) C17 ロードホイールセット

 

カーボンセミディープの場合、ゾンダよりもリム重量は軽いことが多いですし(ただし中華カーボンを除く)、なんだかんだオールラウンドに使えるというメリットはあります。
幸いなことに、ショップの店員さんが私物を貸してくれて実際に乗れたというのは大きいですよね。
これもまた、商売上手だなぁとも思いますが(笑)

 

乗らせてくれればわかる性能。
そして乗ってみたら欲しくなるカーボンホイール。

 

罪な存在ですよね(笑)

アルミホイールとカーボンホイールの併用時の注意事項

気分次第、コース次第でゾンダとカーボンセミディープを使い分ける際に、気を付けなければならないことがあります。

ブレーキシューはその都度交換

アルミリム用のブレーキシューとカーボンリム用のブレーキシューは違いますので、ホイールを変えるたびにブレーキシューも交換して使う必要があります。

 

最近は【アルミリム用のシューも使えるカーボンリム】というのもなくはないのですが、一度アルミリムに使ったシューをカーボンリムに使うのは厳禁です。
というのも、アルミリムに使ったシューには、リムのアルミ片が刺さっていますので、そのままカーボンリムに使うとカーボンリムを痛めます。

 

なのでその都度ブレーキシューを変えるというのが面倒ということです。

ブレーキワイヤーの調整も必要

最近のカーボンリムはワイド化しているものが多く、某社のカーボンリムなんてリム幅28mmとかあります。
ゾンダはワイドリムと言ってもそこまではありませんので、ホイールを変えるたびにその都度ブレーキワイヤーを調整して、シューとリムのクリアランスを調整する必要があります。

 

これも若干面倒と言えば面倒ですよね。

スプロケもその都度付け替え

スプロケを一個しか持っていない場合には、ホイールを変えるたびにスプロケを付け替える必要があります。

 

もう一個スプロケを買っておいてつけっぱなしにすることもできますが、これはどっちがいいかはその人次第なので何とも言えません。

シマノ CS-R8000 11S 11-28T 12345791358 ICSR800011128
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ホイールによってはフリーボディの位置が大きく違う場合もあるため、その場合はリアディレーラーの位置まで調整しなおす必要があります。

タイヤ&チューブが1セットしかなければその都度付け替え

タイヤとチューブが1セットしかなければ、ホイールを変えるたびに付け替えるというめんどくささはあります。

 

あと、カーボンクリンチャーの場合、ラテックスチューブは使用禁止なので、注意が必要です。
カーボンリムは熱がこもりやすいので、熱に弱いラテックスチューブだと溶けてしまいます。

カーボンリムはブレーキングに注意

カーボンリムの場合、下り坂でブレーキを当て効きさせるような使い方はNGです。
リムに熱がこもって、リム破損につながります。

 

なので下りに自信がなければ、峠道を含むコースではゾンダを使い、それ以外ではカーボンセミディープという使い分けをするのもいいでしょう。
ただしボーラなどを選んだ場合には、ゾンダよりも登りは楽です。
どうしても峠道でも使ってみたくなりますよね・・・

 

例えばセミディープとしてボーラワン35クリンチャーを買った場合、正直なところでいうとゾンダの出番はなくなると思います。
ですがカーボンリム一本だけでの運用というのも心許ないので、アルミホイールは緊急用として持っておいたほうがいいでしょう。

 

元々はローハイトリムを考えていたようなので、フルクラムのレーシングゼロカーボンなどでも面白いのですが、これもローハイトリムであることには変わりありません。
せっかくゾンダを持っているなら、ゾンダを活かしつつ違う性格のホイールを手に入れるというの面白いでしょう。

 

ボーラは何度も試乗したことがありますが、値段もビックリですが走りもビックリさせてくれるだけの納得感はあります。
ちなみに私ですが、今のところボーラを買うだけの資金力はないので、キシリウムUSTと中華カーボンの二本立てを予定しています。

 

なんで中華カーボンなんかに手を出すのかというと、純粋な興味です。
もし気に入らなければ、売ればいいやと甘く見ています(笑)

 

カンパニョーロとかマヴィックとかが頑張って、ホイールレンタル試乗制度を作ってくれれば、ボーラとかコスミックとかはもっと売れると思うんですけどね・・・

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