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電動コンポのメリットとデメリット!ワイヤー式とは一味違う軽快なフィーリング。

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皆さんは電動コンポって興味がありますか?
電動コンポって言っても、電動アシスト自転車の話ではなくて電動で変速するシステムのことです。

 

現行モデルだと、シマノではデュラエースとアルテグラにのみ許された電動の世界。
105にもありませんし、ましてやクラリスには電動コンポはありません。



私自身、使ったことがあるのは6770(10速アルテグラDi2)なので結構前のモデルになりますが、電動ってすごいんです。

電動コンポにまつわる誤解

電動コンポというのは、バッテリーがあって、ワイヤーではなく配線があって、ディレーラーはモーターの力で動かすわけです。
機械式(ワイヤー式)コンポには存在しないバッテリーやらモーターがあるので【重量的に不利】と考える人もいるようですが、これについては必ずしもそうとは限りません。

 

参考までに重量を比較します。

デュラ デュラDi2 アルテ アルテDi2
STI 365g 230g 438g 295g
クランク 609g 609g 674g 674g
FD 85g 104g 92g 132g
RD 158g 204g 200g 242g
スプロケ 193g 193g 292g 292g
チェーン 247g 247g 257g 257g
BB 65g 65g 77g 77g
ブレーキ 326g 326g 360g 360g
バッテリー 50g 50g
合計 2048g 2028g 2390g 2379g

※クランクは50-34、スプロケは11-28T。

 

電動コンポの場合、ディレーラーはモーターがついているので機械式よりも重くなります。
その一方、STIが電動の場合は軽くなります。
機械式ではラチェット機構をつけていることでワイヤーを巻き取るようになっていますが、電動の場合はSTIはブレーキレバーとスイッチだけの簡単な構造です。

 

なのでバイクの上部にあるSTIが軽量化され、バイクの下部にあるディレーラーが重くなるという見方もできるので、低重心化に貢献しているとも考えられますね。(微々たる話ですが)

 

このように実際には電動の場合は配線類も加算されますし、機械式ではワイヤー分の重量もかかるため、トータルで見ると同じグレード同士ならば機械式も電動もほぼ同じ重量と言えます。

電動コンポのメリット

電動コンポには機械式にはないメリットがいくつかあります。

変速がズレない

機械式コンポの場合、新品のワイヤーには初期伸びがありますので調整が必要ですし、初期伸びの後もワイヤーの伸び具合などを見ながら調整が必要になります。
電動コンポの場合、ワイヤーではなく電気ケーブルですので、初期伸びもなく一度きちんと変速調整をしたあとは変速調整は不要です。

シフトワイヤーの劣化がない

機械式コンポではワイヤーは消耗品ですが、電動の場合は電気ケーブルも劣化した場合には交換が必要でしょうけど、機械式のワイヤーみたいに頻繁に交換する必要はありません。

トリム操作は不要

電動コンポの凄いところですが、フロントディレーラーのトリム操作は自動でやってくれるので不要です。
機械式の場合、例えばフロントがアウターでリアがローに行くにつれてトリム操作しないとチェーンとFDが干渉する場合があります。
電動コンポの場合は、リアがロー側に近づくと、FDが勝手にトリム操作してくれて動きます。

変速に関わる操作が軽すぎる

機械式コンポの場合、レバーを倒すことでワイヤーを巻き取っているので、それなりに力を使います。
電動コンポの場合、STIはただのスイッチですので、スイッチ操作で勝手にディレーラーが動いてくれます。

効率がいいギアを選択してくれる

最近の電動コンポの凄いところですが、変にチェーンがたすき掛けにならないように、自動でフロントとリアを調整してくれます。
たすき掛けになっているということはチェーンの駆動効率が悪いわけですが、アウター×ローに入れようとすると、フロントがインナーに落ちてリアがシフトアップして調整してくれたりします。

 

これについてはいくつかのモードを選択できるシステムにもなっています。

電動コンポのデメリット

世の中、メリットしかない商品なんて存在しません。
どんなものでもメリットがあればデメリットがあります。

高い

電動コンポですが、一番の弱点は費用が高いということです。
デュラエースDi2でもアルテグラDi2でも、結構なお値段になります。

バッテリー切れ時には動かなくなる

これは当たり前のことですが、バッテリーが切れたら変速しません。
これについてですが、ワイヤー式でもワイヤー切れたら変速しなくなりますし、同じと言えば同じです。

 

一応、フル充電状態から700キロ走れるということになっているようなので、一回のライドでバッテリー切れになることはまずありえません。
またバッテリー自体は500回充電して使うことができるとされています。

 

まあ、普通はバッテリー切れしないように注意していると思うので問題ないと思いますが。

ワイヤー式デュラよりも電動アルテを選ぶ人も

電動コンポの最大のメリットですが、わずかな手の操作でキュン!と変速が完了するという点です。
ワイヤー式のデュラエースやアルテグラも完成度はかなり高く、STI操作のために使う力は微々たるものです。
105グレードでも十分に軽いのが現実ですが、電動コンポはスイッチ操作なのでワイヤー式のレバー操作とはまるで違う操作感となります。

 

実際のライドでどれくらい変速しているか、考えたことってありますか?
私は結構変速をするタイプですが、仮に1分間に1回シフト操作をしていたとしましょう。
4時間乗れば、60×4=240回もSTIを操作しているということになりますよね。

 

疲れが溜まってきたときに、電動コンポの優位性を再確認できそうです。
また何らかのケガで手首を痛めている人にもお勧めです。
ワイヤー式STIだとそれなりに手首を動かしますが、電動ならスイッチ操作だけです。

 

私は6770という10速アルテグラの電動しか使ったことがないのですが、たった30分程度の試乗の中で感動しました。
そして現在のデュラエースやアルテグラはどこまで進化しているのかも気になりますね。


Shimano – Dura-Ace (デュラエース) R9150 Di2 グループセット


Shimano【シマノ】Ultegra R8050 Di2 11 Speed Groupset

 

すでに105以上のコンポを使っている人は、クランクやスプロケはそのままでSTI,ディレーラー、バッテリー、配線、ジャンクションなどをバラで買えば電動化することもできます。




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