ホイールを選ぶときに、あえて前後で違うリム高のものを選ぶことがあります。
例えば、シマノでいえばフロントc24、リアc35みたいな組み合わせです。
リアにc50を持ってくることもあります。
これらを選ぶ理由は何なのでしょうか?
前後で違うリム高のメリット
一般論として、リム高が高くなると、横風の影響を受けます。
特にフロントは横風の影響でハンドルが振られてしまい、あまりリム高が高いものを選ぶと、横風でまっすぐ進みません。
初心者の場合はかなり怖い思いをするでしょう。
リアについては、リム高が高くてもそこまで横風の影響を受けません。
またリム高が高いということは、その分重いのです。
逆に、リム高が高いと、前方からの空気抵抗を抑えることができます。
これらのメリットとデメリットを考えて、フロントに低いリム、リアに高いリムを配置すれば、
・横風の影響を抑える
・前方からの空力を向上させて爆速仕様に
というメリットがあります。
シマノ以外ではあまりできない組み合わせ
シマノは24、35.50と違うリム高をラインナップしていますが、他社ではリム高による分類はあまりありません。
FASTFORWARDなんかもリム高によるラインアップがしっかりされています。
ですが、ほとんどのメーカーは前後セットでの販売が主流で、前後で別売りしているメーカー自体が少ないです。
(実際のところ、破損などで前後どちらかだけ欲しい場合、自転車屋に相談すれば発注してもらえます。通販サイトではシマノ以外だと前後バラ売りはほぼありません)
そのため、シマノ以外だとこういう組み合わせはしづらいですね。
さすがに前後で違うメーカーだと、カッコ悪いです。
おすすめの組み合わせ
シマノのc35ですが、35mmでは横風の影響はほぼありません。
c50になるとかなり横風の影響を受けます。
なので、平坦ではフロントc35、リアc50の組み合わせが初心者向きに感じます。
c24は軽量な分、ちょっと剛性が低いです。
c35になるとしっかりした剛性もあります。
フロントの剛性不足はイマイチ進まないように感じることも多いため、オススメはフロントc35、リアc50です。
デュラをオススメにしましたが、RS81でもいいと思います。
デュラとRS81の違いは、ハブだけです。
RS81シリーズは、リムとスポークはデュラエースと同じ、ハブだけアルテグラグレードです。
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