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ロードバイクのタイヤはローテーションしてOK?すり減ってきたら前後交換?

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ロードバイクは二輪車ですので、当たり前ですが前後にタイヤがあります。
前後のタイヤは役割が違っていて、同じタイミングで新品した場合は後輪のほうがすり減りが早いです。

 

そのため、後輪がある程度すり減ってきたら前後のタイヤをローテーションするという手法がありますが、これには賛否両論があります。



前後のタイヤの役割

ロードバイクは二輪車ですので、当たり前ですが前後にタイヤがあります。
前後のタイヤは役割としてはちょっと異なるものです。

 

<フロントタイヤ>
・ロードバイクの駆動輪は後輪だけなので、前輪は【勝手に転がるもの】
・ロードバイクのかじ取り、方向指示器はハンドルなので、ハンドル⇒フォーク⇒前輪とつながってフロントタイヤは操舵性や安定性を生み出す
・二輪車のブレーキングはフロントブレーキが主なので、制動力に大きく関わる

 

<リアタイヤ>
・チェーンと直結して駆動しているのがリアタイヤ
・ロードバイクの構造上、リアタイヤのほうが荷重がかかるのですり減りも早い

 

このようにタイヤの持つ役割が違うのです。
一般的なロードバイク用のタイヤには、前輪用とか後輪用という区別はありませんが、中には前輪用と後輪用を分けて設計しているものもあります。
有名どころでいうと、コンチネンタルのグランプリ アタック&フォースですね。

このタイヤは前輪が23c、後輪が25cという設計になっています。
単に太さが違うだけでなく、コンパウンドやトレッドパターンまで変えているので、まさに前後別設計したタイヤと言えますね。

 

マヴィックのホイールについてくる、イクシオンプロ グリップリンク&パワーリンクも前後別設計です。

前後タイヤローテーションはOK?


ロードバイクのタイヤは後輪のほうがすり減りが早いので、後輪がすり減ってきたら前後のタイヤを入れ替えるという手法があります。
これをする目的は、パンクしづらくするということです。
タイヤがすり減ってくるとパンクリスクは高くなるので、すり減った後輪を前輪にし、すり減りが少ない前輪を後輪に持ってくるということですね。

 

これはそれなりに一般的に行われている手法なのですが、タイヤローテーションなんてもってのほか!!絶対ダメ!!と指導しているプロショップもあると聞きます。
これの理由について考えてみましょう。

 

ロードバイクの前輪は、操舵性や安定性に関わります。
前輪にすり減った古いタイヤを持ってきた場合、ハンドリングが不安定になるということが第一の理由です。
さらに言うと、フロントタイヤは走行中の安定性に大きく関わるため、フロントのパンクでは落車する危険性が高くなるからということが原因のようです。

 

昨年ですが、こんなことがありました。
真夏のクソ暑い日、普通にサイクリングしていたのですが、90キロ過ぎあたりからなんかフラフラしだしました。
やばい!熱中症かな??と思ったのですが、やたらとハンドルが左に切れるんですね。
その時点でおかしいと思って一度降りたわけですが、あっと思って前輪を触ったところパンクしておりまして。

まだ半分くらいは空気が残っていたので止まれましたが、一気に空気が抜けるような前輪のパンクの場合、ブレーキングするとグニャグニャになって落車することもあります。
特にクリンチャータイヤの場合は、一気に空気圧がゼロになるようなパンクがほとんどです。
ラテックスチューブを使っているとスローパンクになることが多いのですが、ブチル系のチューブの場合はパンク時は一気に空気が抜けます。

 

そういうリスクがあるので、前後ローテーションはダメと指導しているショップもあるようです。

どっちが正しい?

私の場合ですが、前後ローテーションはしています。
ただしタイヤの状態次第です。

 

私の場合は比較的早めのタイミングでローテーションすることが多いのですが、新品タイヤを二本買ってきて、たぶん2000キロ程度で一度前後のローテーションをしています。
後輪の状態が悪すぎるときはローテーションしないときもあります。

 

ローテーションしない派の人の話ですが、2パターンあるそうです。
・前後とも同時に新品に変える
・後輪がすり減ってきたら、新品タイヤを一本買ってきて、新品を前輪に入れ、フロントタイヤはリアに回す

 

私がどうしているかというと、正直なところ決まった方式でタイヤを交換しているわけでもありません。
後輪の摩耗や小穴がひどいとき、前輪が全く問題なさそうなら前輪に新品タイヤを入れ、フロントタイヤをリアに回すこともあります。
リアタイヤの小穴がひどいながらもフロントタイヤが何ともないときは、新品タイヤをリアに入れてフロントはそのままのこともあります。
状態次第では前後同時に変えることもあります。

 

個人的に思うことなんですが、ローテーション自体がダメだとは思っていません。
タイヤの状態を見極めてローテーションする分には問題ないと思っています。
摩耗が進み過ぎたタイヤは、フロントでもリアでも使いまわさずに新品に変えます。


こういう小穴があった場合、タイヤを外してみてタイヤの内側の状態も確認します。
過去には小穴の内側に補強用としてタイヤブートを貼っておいたこともありますけど、効果があったのかはわかりません。

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それなりに使い古したタイヤって、外してみるとホントペラペラ化しています。
新品のタイヤと比べると手触りからして違います。

ローテーションをするなら、比較的早めのタイミングでやる分には問題ないと思っています。
摩耗が進み過ぎてから古タイヤを前輪に持っていくのはどうかと思いますが、前後のタイヤの入れ替えなんて慣れれば10分もあれば終わる作業です。
あくまでもタイヤの状態を見てやればいいと思います。

 

ただ、コンチネンタルのアタック&フォースみたいに明らかに前後別設計の場合は、ローテーションしないほうがいいでしょう。
そういう場合、確か前後別売りでも買えると聞いたことがあるのですが、どうなんでしょうかね?

タイヤ交換時にチューブも変える?

よくタイヤ交換時にチューブも変えたほうがいいか?と聞かれるのですが、これもケースバイケースです。

 

よくある答えは【タイヤと一緒にチューブも必ず変えてください】となりますが、私の場合は必ずしもそうとは限りません。

 

例えばなんですが、タイヤの寿命が来たから前後とも交換するとします。
後輪は1ヶ月前にパンクしてチューブは新品に交換しています、という場合、どう考えてもリアのチューブは使いまわして問題ないでしょう。

 

私の場合の目安なんですが、こんな感じにしています。

・タイヤ交換時に、チューブがタイヤに張り付いていてかなり強めに引っ張って取り出した場合、問答無用にチューブも交換

・タイヤ交換時に、チューブも7,8ヶ月以上は変えていない場合は問答無用に交換

・ラテックスチューブの場合、伸びがかなり出ていれば問答無用に交換


タイヤ交換時にチューブも取り出しますが、タイヤとチューブがくっついてしまっている場合があります。
この時は引っ張って剥がすしかないのですが、強く引っ張って剥がした場合はチューブのダメージを考え破棄します。

 

ラテックスチューブについては、経年劣化でものすごく伸びます。
そのため再利用しようとしてもチューブ外径がタイヤよりもはるかに大きくなってしまう場合があります。
そうすると無理矢理タイヤ内に詰めるような作業になってしまうのですが、どうしてもチューブにシワが寄るので即座に破棄します。

 

経験上、3ヶ月くらいしか使ってないラテックスチューブでも、ビックリするほど伸びます。
あとラテックスチューブの場合、ニップルホールの跡がクッキリ付いていることもあり、あれも気分的に良くないので交換してしまいましょう。

 

タイヤの劣化については見て触ればわかりますが、チューブの劣化は見てもよくわかりません。

なのである程度使ったら交換してしまったほうがいいでしょう。

 




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