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手組ホイールと完組ホイール。どっちがいい?

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ロードバイクのホイールには、手組ホイール完組ホイールというものがあります。

ホイールの構成要素を考えると、外周部にあるリム、中心部にあるハブ、リムとハブをつなぐスポークがあります。

リム

ハブ

スポーク
手組ホイールというのは、バラ売りで売っているリム、ハブ、スポークを自分で選んで、ホイールとして組み立てる方法です。
昔は手組ホイールが一般的でした。

完組ホイールというのは、ホイールとして完成形で販売されているものです。
現在はこちらが主流ですね。

これらはどちらにも一長一短あり、必要性に応じて選ぶ必要があります。

手組ホイールのメリット、デメリット

リム、ハブ、スポークを自分で選ぶため、自分オリジナルのホイールが作成可能です。
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このリムはKINLIN(キンリン)というメーカーのXR-240というものですが、カラーの選択が豊富です。
そのため、人と違ったホイールが欲しい人にはいいリムです。
しかも、重量は450g程度とそこそこ軽量です。
ゾンダのリムが460g程度なので、リム単体ではゾンダクラスとみていいでしょう。

TNI AL22というリムは、実は同じKINLINのXR-200と全く同じものですが、こちらは重量380gと超軽量です。
デュラエースC24のリムが385g程度ですので、リムの軽さはデュラエース級です。
軽量ホイールを組みたい人には人気ですね。

メリット

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・自分オリジナルのホイールが作れる
・多くのリムは20H,24H,28H,32Hなどとスポーク数を選べるようになっているため、頑丈なホイールを作りたいなら32H、軽量ホイールを作るなら24Hなどと選択可能
完組ホイールよりも安く作れる。例えばデュラエースC24を買うのには10まんちょっとかかりますが、似たような重量のホイールは5万も出せば作成可能。パーツ代と工賃がかかるが、工賃は一本4000円程度が多い。
・スポークが汎用品なので、どこの自転車屋でも補修可能なことが多い。

デメリット

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・作るには高度な技術が必要で、組む人の力量で性能が大きく変わる。手組に慣れた自転車屋もあれば、全く組んだことがない自転車屋もある。
・組む人の力量次第で、同じパーツ構成でもまるで性能が違う。
・10万を超えるような完組ホイールには、性能的に敵わないことが多い。

完組ホイールは、リム、ハブ、スポークなどすべての部品が「そのホイール向けに専用設計」することで剛性を高めています。
どうしても汎用部品になる手組ホイールが勝てない点はここです。




例えば、手組ホイールは原則的に「首折れスポーク」です。
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ハブに引っかける部分が曲がっている構造です。
これに対し、完組ホイールはストレートスポークです。
この違いはホイールの剛性に現れます。
首折れスポークだとどうしてもスポーク数を減らせないので、完踏みホイールにみたいに「フロント16本、リア20本」みたいな少スポークは難しいのです。



手組ホイールが向く場合

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それではどんな人に手組ホイールが向くかというと、一番はツーリング目的の人です。
何日にもわたってツーリングする場合、ホイールには頑丈性が求められます。
完組ホイールみたいに少ないスポークだと、スポークが一本折れただけで走れなくなります。
グラングランになってしまい、フォークにホイールが当たるくらいになってしまいます。

手組ホイールで32本以上のスポーク数だと、一本スポークが折れても余裕で走れます。
この違いは大きく、日本一周などを考える人は手組にしたほうがいいです。

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あとは、なるべく安くカーボンディープリムが欲しい人にもお勧めです
こういうリムが安く手に入りますから、自転車屋で組んでもらっても前後で10万以下で組めるはずです。

自分で組むのはどうなのかという話ですが、正直かなり難しいです。
まず、振れ取り台、センターケージ、ニップル回し、スポークテンションメーターなどの工具をそろえると5万程度かかります。
また、最初は組みあがっても、まっすぐ進まないホイールになったりします。

ひたすら練習目的で組みたいなら、安いアルミリムで練習ですね。

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私はKINLIN XR-240を105で組んだ手組ホイールを持っています。正確には持っていました。
有名な自転車屋で組んでもらったのですが、前後で25000円程度、走った感じはかなり軽くて気に入っていました。
事故で大破してしまいましたが・・・

なので手組ホイールが欲しい人は、まずは組んでくれる自転車屋を見つけることです。
手組が得意な店はほとんどないので、「手組ホイール」で検索しましょう。

リムなどは自分で選べない場合、お店の人と予算の兼ね合いを伝えて相談すればよいです。

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