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なぜ前輪がブチルチューブ、後輪がラテックスなんですか?どんな意味が??【質問いただきました】

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私が前に書いた記事でのチューブの運用について質問を頂きました。
前に書いた記事はこちらです。

ラテックスチューブからブチルチューブに変えてわかったこと。走りは明確に違う。
ちょっと前にパンク頻発したのでタイヤを交換しました。 ずっと後輪にはラテックスチューブを入れていましたが、家にラテックスチューブの在庫がなくなってしまったのでノーマルなブチルチューブをとりあえず入れてみました。 ブチルチューブに変えてみて、...

 

フロントをあえてブチルにしてるのは何か理由があるのですか?
また伸びが大きいとのことですが、パンクしなくてもある程度の期間で交換してますか?
されてるならどれくらいの期間を目安にされてるんでしょうか?

カーボンクリンチャーがきたらブチルとラテックスで比べてみたいと思います。




回答いたします。

ぶっちゃけ、深い意味があるわけでも・・・

正直なところで書きますと、前輪がブチルチューブ、後輪がラテックスチューブという運用に深い意味があるわけではありません。
ラテックスチューブはブチルチューブよりも高いので、一番大きな理由はケチったからということになります。

 

ケチっただけなら前輪がラテックス、後輪がブチルになってもいいわけなのですが、前輪がブチル、後輪がラテックスであるということには若干ながら意味があります。
これが逆になると意味がありません。

前輪ブチル、後輪ラテックスの意味

一番の理由はケチったから、という点に尽きます。
しかし前輪がブチル、後輪がラテックスという組み合わせにはわずかながら意味があります。

 

まず、ラテックスチューブの大きなメリットとしては、振動吸収性が良くなるということです。
どちらかというとリアの振動吸収性のほうを重視しているので、ケチってどっちかだけラテックスというならリアだろ、という結論になります。

 

実はこれで終わりではなくて、もう一つ意味があります。

 

ラテックスチューブの最大の欠点ですが、熱に弱いということが挙げられます。
そのため、ブレーキ熱が籠るカーボンクリンチャーでラテックスチューブを使うとラテックスチューブが溶けることがあり、禁忌です。

 

アルミリムの場合、ブレーキ熱で高温になってもブレーキを開放して数秒で100℃くらい下がるという話もありますが、カーボンリムの場合は一度発生した熱はなかなか下がりません。
なのでカーボンクリンチャーではラテックスチューブは絶対ダメです。

何で見たのか思い出せませんが、アルミリムでも峠の下りでブレーキを当て効きさせっぱなしでいた結果、ラテックスチューブが溶けてバーストしたという話を聞いたことがあります。
私の場合、ブレーキングのほとんどをフロントブレーキで行います。
ずっと当て効きさせて下ってくるということはありませんが、念のためということで前輪にラテックスチューブを入れるのをやめているという事情もあります。

 

ただこれについては、多分気にしすぎです。
何年もラテックスチューブのまま、真夏のダウンヒルを経験していまし、何ら問題が出たことはありません。
ただ、実例を見てしまうとちょっと恐怖心が出たというか、ずっと当て効きさせるような乗り方はしませんが、念のためということです。

 

ただ、理由の中での大要素は、あくまでも【ケチっただけ】です。
リアの振動吸収性とか、アルミリムのフロントのブレーキ熱とかはどちらかというと後付けの理由です。

 

超初心者で下りが怖すぎてずっとブレーキかけっぱなしという人には、アルミリムでも前後ラテックスは避けたほうがいいかもしれませんが、普通クラスのライディングスキルがある人にはほぼ関係ない話でしょう。

ラテックスチューブの伸びと交換頻度

前に書いた記事で、ラテックスチューブは継続使用で伸びるという話を書きました。
こんな感じで伸びます(小さいほうが新品、大きな外径は半年以上使ったラテックスチューブです)

で、伸びてきたら交換するかというと、実はそこまで意識していません。
パンクしたときには新品チューブに変えます。
これは当たり前の話ですよね。

 

パンク以外でラテックスチューブを変えるとしたら、例えばパンクしたわけではないけどタイヤだけ変えようとしてチューブを取り出した時に、ラテックスチューブが伸びすぎていてタイヤ内に収まらないことがあります。

無理矢理詰め込むことは出来なくはないんでしょうけど、シワが寄ってパンクの原因になりかねないので、タイヤ内にシワなく収められないようなときは諦めて新品に交換します。

 

継続使用で伸びている分には、パンクしやすくなっている可能性はありますが、タイヤがストッパーのようになっていますから、トラブルさえ発生しなければ交換はしません。

カーボンリムとラテックスチューブの組み合わせは絶対ダメ

質問者さんとは過去にも何度もメールのやり取りをしていますが、ちょうどカーボンクリンチャーを買うという話を聞いていまして、そのカーボンクリンチャーでラテックスチューブを試そうとしていたようです。

 

これは絶対にNGです。
http://roadbike-navi.xyz/archives/2065

 

カーボンリムの場合、ホイールメーカーが【ラテックスチューブは使わないこと】と注意書きをしていることが多いようですが、注意書きがない場合もあります。
注意書きがなくてもカーボンリムにラテックスチューブを組み合わせるのはやめましょう。

 

これを知らずに使っていたら、せっかくのカーボンクリンチャーの新品がパンクしてリムに重篤な傷が入っていたかもしれませんね。
気が付いてよかったです。


Vittoria – ラテックスインナーチューブ




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