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【2018年モデル】コーダブルームのFARNA700F。FARNAをフラットバーロード化させた一台だが、パーツスペックがなかなか興味深い。

2018モデル
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コーダブルームのエントリーアルミロードにFARNA700という車種がありますが、これをフラットバー化させたのがFARNA700Fです。
良質なフラットバー車を求めている人って結構いるのですが、エントリーグレードとはいえ良質な走りをするFARNA700をベースにしているということで走りも抜かりがない仕様です。



このフラットバーロードですが、パーツスペックがなかなか興味深いということで私の中では話題になっています。

コーダブルーム FARNA700F


KhodaaBloom(コーダーブルーム) 2018年モデル FARNA 700F(ファーナ 700F)【クロスバイク】

まず、フレームやフォークについては、ロードバイクのFARNA700と同じです。
よく【クロスバイクで速いやつってどれ??】と質問されますが、ロードフレームを使っているフラットバーロードは、速さでいえばその辺のクロスバイクよりもいいです。

 

アルミ素材も6011採用となっていて、コーダブルームのウリである軽量性も追求しているのでしょう。

 

このバイクのスペックを見ていきましょう。

フレーム アルミ6011
フォーク カーボン
シフター SL-4700

(ティアグラ)

クランク FC-4650

(ティアグラ)

FD ティアグラ(4700)
RD ティアグラ(4700)
スプロケ ティアグラ

11-28

チェーン CN-6701

(アルテグラ)

ブレーキ 105(5800)
ホイール VUELTA CORSA
タイヤ MAXXIS 700×25C
重量 8.9キロ
定価(税別) 98,000

何が面白いかというと、4600ティアグラ、4700ティアグラ、5800の105、6700アルテグラをミックスさせているコンポなんですね。
なかなか不思議な組み合わせですが、これを見ていくとちゃんと意味があります。

チェーンのグレードを上げている??

まず気になるポイントなのですが、チェーンがアルテグラ(6701)です。
これは10速アルテグラのチェーンということになります。

 

これだけ見ると、駆動系の重要パーツをアルテグラにして走りを重視している、と思う人もいるかもしれませんが、残念ながらそうではないでしょう。
コーダブルームがサービス向上のためにアルテグラのチェーンを採用しているわけでもないでしょう。

 

このFARNA700Fのスペックを見ていくと、ティアグラ4700ベースながらもクランクだけ4600系になっています。
ティアグラは4600系も4700系も同じ10速なのですが、実はこの両者では全くと言っていいほど互換性がありません。
http://roadbike-navi.xyz/archives/1081

 

使うチェーンすら互換性がなく、4700ティアグラではMTB系のチェーンを使うように指定されていますし、4600ティアグラはロード10速チェーンが指定されています。

 

互換性がないはずの4600系と4700系をミックスさせているのですが、実はクランクについてはある条件下ではミックス可能です。
その条件というのが、
・クランクを4600系 ⇒ チェーンはロード10速用を使う
・クランクを4700系 ⇒ チェーンはMTB10速用を使う

 

これさえ守ればミックスさせても問題はありません。

 

FARNA700Fではクランクを4600系にしているので、必然的にロード10速チェーンを使う必要があります。
で、ロード10速には、過去に7900デュラエース、6700アルテグラ、5700の105、4600ティアグラと4つのグレードがありましたが、実は6700チェーン以外は全て廃盤になっています。

 

そのためチェーンは6700を使わざるを得ないんですね。
走りを重視してアルテグラにしているわけではなく、何らかの事情でクランクを4600にしなければならず、その結果チェーンがアルテグラになっただけだと思います。

 

なぜクランクを4600系にしたのかについては、在庫が余っていたのでしょうか??

ブレーキが105は好印象

ブレーキキャリパーについては、105を採用しています。
こちらについては単純にブレーキ性能を上げたいというメーカー側の心意気でしょうね。
これについては好印象。

走りが良さそうな一台

2018年モデルではそれほどフラットバーロードが多くない印象なのですが、このFARNA700Fについては、フレームの質、パーツスペック、重量、価格のバランスが非常にいい一台と言えます。

【2018年モデル】フラットバーロード特集!フラットバーでもスピードにこだわりたい人向けの一台を。
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ほかにもフレーム重視で言うならばFUJIのルーベオーラとかコルナゴのヴォレイあたりがライバルと言えるかと思いますが、ティアグラベースでブレーキが105ということもあり、パーツスペックでは一歩リードしている印象です。

 

ただ、クランクが4600系というのが惜しいところですねぇ・・・
4600系のクランクは通称カブトガニと言われて、デザイン的にイケてないことでも有名でした。

4700系ではクランクのデザインが上位コンポに近くなったのですが、

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正直なところ、チェーンはアルテグラじゃなくていいので、クランクを4700系にしてもらったほうがよかったのではないでしょうか?

 

ただパーツなんて後から変えることもできますし、トータル性能ではほかのフラットバーロードよりも一歩リードしていることには間違いありません。
クランクを4700に変更する場合、チェーンももれなく交換しないと使えませんので注意が必要です。

 

それにしても4600ティアグラのクランクって懐かしいですね。
この時代ですが、ティアグラ完成車でもクランクだけ105(5700)にしたいという人は結構いました。
このデザインが懐かしいと同時に、まだ4600クランクの在庫が眠っているということにも驚きです。


KhodaaBloom(コーダーブルーム) 2018年モデル FARNA 700F(ファーナ 700F)【クロスバイク】




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