世の中にはいろんな人がいるんだなあ…と思ったこと。
自転車タイヤってまあまあ汚れますよね。
地面に接地するのだから当たり前。
タイヤの汚れが落ちないからと、ワコーズのスーパータイヤコートを使う人もいるらしい。
タイヤに余計なものを塗らないほうがいい理由
ワコーズのスーパータイヤコートについては、油性ですが特殊合成ゴムを配合しており、タイヤを劣化させずタイヤのひび割れ拡大を防止すると言われてます。
実際に劣化させるのか、むしろ長持ちさせるのかについては議論があるところですが、自転車タイヤに使う意味ではたぶんそこが問題ではない。
トレッド面ではなくサイドウォールに使うだけにしても、自転車って曲がる時にはタイヤが傾くわけで、
実際にスリップした人とかいるのよね…
油性のものを使えばスリップの原因になりそうだというのは感覚的にわかると思うし、新品タイヤなんて製造工程で使う剥離剤の影響でスリップしやすいのはよく知られた話。
プロチームはそれを嫌ってサンドペーパーで新品タイヤを研磨してますが、さすがにそこまでやる必要があるかは別としても油分をあえてタイヤに塗るのはリスクかと。
この投稿をInstagramで見る
靴底が汚れるのは地面に接地するから仕方ないこと。
タイヤが汚れるのも当たり前だし仕方ないことですが、リスクを増やしてまでキレイさを求めるのは本末転倒な気がする。
一応クレスト4℃から自転車タイヤ用のコーティング剤なるものが販売されてますが、これにしてもトレッド面には使うなとなっている。
トレッド面には使ってないつもりでも、実際には多少トレッド面に付着して自転車を傾けた際のグリップ低下にもなりうるし、何より使っている人がいるのか疑問。
たぶんこういうコーティング剤って、何らかの理由でタイヤを長期保存するときに使うならアリなんじゃないかと思っているのですが、少なくとも「乗る自転車」には使わないほうがいい。
日常のタイヤお手入れ
日常のタイヤお手入れなんて、基本は拭くだけ。
拭くことでキレイにする効果があるのもそうなんだけど、どちらかというとタイヤ表面におかしな異物がないかのチェックなのかも。
本当にびっくりしたのは、拭いていたらタイヤ表面に針金が刺さっていたという…
拭けば感触でも気がつくので、タイヤを拭くのもメンテナンスなのよね。
そして落ちない汚れについては諦め肝心。
余計なものを塗って爆死リスクを高めてでもキレイさを追求するのはちょっとね…
けど、こういうコーティング剤が普通に販売されていると、買う人もいるのだろうか?
たぶん、どこのショップに聞いてもコーティング剤的なものは非推奨と言われてしまう気がするけど、変な話初心者にとってはそういう相談を気軽にできるショップを作っておくのも大事なのよ。
普段からいろいろ買い物しているショップなら、くだらない質問にも答えてもらえるし。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
自動車のタイヤ用のコーティング剤ですね。あれは接地面には塗らなかったはず。
ブログに引用されてる注意書きの写真にも、「接地面部分やブレーキパーツには付着させないこと」と明記してあるし。
と、最後まで読んでいったら、このコーティング剤を使ったブログの方、9日後に、「グリップを失い大落車」したようです。
コメントありがとうございます。
キレイさより安全性なんですよね…