SILCAには「3D-Printed TITANIUM DERAILLEUR HANGER」というディレーラーハンガーがありまして、お値段はなんと15400円。
アメリカ価格では85~99ドルになっている。
高級なハンガーとも言えますが…
3D-Printed TITANIUM DERAILLEUR HANGER
UDH Derailleur HangerSILCA 3D printed titanium derailleur hangers bring increased strength and stiffness to this overlooked component so crit...
名前の通り、3Dプリントで製造されたチタン製のディレーラーハンガー。
SILCAの説明によると、通常のアルミハンガーに比べ8~12倍の剛性があり、4~10g軽量であると。
このディレーラーハンガーの目的は軽量化マニアを納得させるため…というわけではなくて、最近増えている電動変速に対応したディレーラーハンガーであること。
電動変速はモーターの強力な力でチェーンを動かすけど、その際アルミハンガーだと4°かそれ以上ハンガーが歪む。
それが変速性能に影響したり、場合によってはハンガーが変形破損してしまいかねない。
そこで剛性を高めたディレーラーハンガーが開発された。
ここで疑問なのは、

という疑問がありますが、SILCAによるとクイックリリースバイクであれば負荷はフレームに掛かるけど、スルーアクスルバイクであればフレームへの負荷は10%以下であり、ハンガーの剛性を高めても問題はないらしい。
また内部に破断ノッチがありカーボンフレームの破断よりも先にハンガーが折れるため、フレームへの負荷は少ない。
電動変速の強いモーターによるハンガー負荷→ハンガー破損を防ぐ目的もありそうな気がするけど、どちらかというと変速性能の向上を目指したパーツとみなしたほうが適切な気がする。
とはいえ15000円…
このディレーラーハンガーはUDH対応のものとノーマル対応のものがあり、ディレーラーハンガーの特性上適合車種と非適合車種がありますが、

一般的なディレーラーハンガーなんて数千円なので、高級なハンガーであることには違いない。
電動変速以降、変速する際にトルクを掛けずに変速するという考え方が薄れた気がしますが、グイグイ踏み込みながら変速する人には重宝するパーツなのかもしれないし、トルクを抜いて変速する人にはあまり関係ないような気もする。
気になる人は適合車種なのか調べてから購入してね。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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