以前書いた記事にご意見を頂きました。


個人的には生活道路のほうが二段階右折遵守が必要と思ってまして、二段階右折しないとこういう逆走危険プレイになるのですよ。
最後に、いまだに我が家周辺で当たり前のように走り回るナンバー無し違法電動キックボード。雨でやかましく鳴るディスクブレーキ音に振り返りもしないあたり、フードの中ではイヤホンで大音量の音楽聞いてるんだろうね♪🖕(再生時の音量注意⚠️) pic.twitter.com/LzpO4sJgkq
— Evonosuke (@evonosuke3) May 8, 2024

「自転車を除く」一方通行なので、この道路をこの方向に通行しても違反にはなりませんが、
交差点を右折する際に小回り右折した結果、「通行区分違反(右側通行)」になっている。
以前逆走ママチャリおばはんが炎上してましたけど、全く同じプレイなので笑えない。
カジュアルに逆走するとこういう危険が起こるわけ。
交差道路に通行車両がいたら超絶危険。
正解はこっち。
なお二段階右折といっても、信号がないので一時停止する義務はない。
右折する際に前方・後方・交差道路の確認をする必要はありますが。
こういう人って他人の違反を指摘するためなら、自分の違反を省みない痛い人としか思わないけど、要はブーメランなのよね…
他人に対し「違反だ!」と主張しても、

幹線道路だと、実情としては「交差点の右折」ではなく「横断」を駆使することもわりとみかける。
これ自体は法が認めているのだから、信号無視にならない範囲でご自由にどうぞ。
生活道路のほうが二段階右折遵守にシビアなんじゃないかと思ってますが、意外と区別がついてないのが右折と横断の違い。
この違いを理解しないと、なぜ右折禁止の交差点でこのプレイが違反にならないかを納得しにくい。

問 指定方向外進行禁止交差点における「A車」の横断転回行為①、②、③は違反になるか?
答 指定方向外進行禁止違反にはならない。
指定方向外進行禁止の規制の道路標識は、交差点において一定方向の道路に進行することを禁止するもので、ガソリンスタンドや駐車場等の道路外の施設に出入するための横断や転回を禁止するものとは意味が異なる。
したがって交差点もしくはその付近で、あたかも指定方向外に進行するような形態で進行しても、路外の施設に入る行為や、転回行為は指定方向外に進行したことにはならない。
交通上の危険を防止するため、このような進行車両を禁止するためには、車両横断禁止又は転回禁止の規制をしなければならない。関東管区警察学校教官室 編、「実務に直結した新交通違反措置要領」、立花書房、1987年9月
交差点には歩道を含まないと定義されているため、歩道に向かって右折することは「交差点を右折」にならないのよね。
あくまでも横断。
現実問題として生活道路のほうが二段階右折遵守にシビアなんじゃないかと思ってまして、理由は「二段階右折しないと逆走になるケースが多いから」。
冒頭の映像のように、小回り右折すると通行区分違反になるのよね。
最後に、いまだに我が家周辺で当たり前のように走り回るナンバー無し違法電動キックボード。雨でやかましく鳴るディスクブレーキ音に振り返りもしないあたり、フードの中ではイヤホンで大音量の音楽聞いてるんだろうね♪🖕(再生時の音量注意⚠️) pic.twitter.com/LzpO4sJgkq
— Evonosuke (@evonosuke3) May 8, 2024
痛々しいことに本人は気づいてないのだろうけど…
このレベルの問題行動に気づかず動画をアップする人に教えてあげたところで、理解力があるかも疑わしい。
「交差点を右折」と「横断」が別だということや、交差点の定義を理解すると自転車ルールがわかりやすくなるのかも。
けど、警察官も理解してないケースあるから地獄なのよ笑。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
二段階右折が染み付いているせいか、こう言う生活道路では小回り右折しませんね。丁字路の突き当たり右折だと、ゼブラ帯に沿ったり(右左折レーンが分かれてない場合)、右折車線の左端を通ったり(右左折レーンが分かれて左折巻き込みに遭いそうな場合で、赤信号等で車線変更が安全にできるケース)、良くない進行をしちゃう事はありますが。
そう言えば、丁字路の右折で二段階右折に近い外回りで右折したら、小回り右折してきたトレインが交差点内で追い抜きしてきたんですが、これはどうなんでしょうか(こちらも厳密に二段階右折していない点はありますが)。右折してすぐに登り坂になって、遅いので追い抜いて少し走った後、信号待ちの列(数台位)の左後ろに付けたら、トレインの先頭のご年配の方が左の路肩のエプロン(こちらは路側帯まで寄ってたので)から追い越していったので(後続は待機)、青信号でゆっくり出発してブロックしてしまいました。何というか、駄目な年の取り方なのか、昔の適当な時代の生き残りなのかよくわかりませんが。
コメントありがとうございます。
イマイチ状況がよくわかりませんが、危ない追い越し追い抜きをする自転車はいるので厄介ですよね。
生活道路の二段階右折はかなり大事です。
生活道路で小回り右折する人、多いですよね。右折の前動作として逆走する人も多いです。出合い頭の事故とか想像できないんでしょうかね…
コメントありがとうございます。
これ、わりと大事なんですよね。
出会い頭事故に直結するので。
コメントを取り上げていただきありがとうございました。
>なお二段階右折といっても、信号がないので一時停止する義務はない。
私ならこれは二段階右折とは呼びませんが、その辺りの認識の問題なのでしょうか…。
とまれ、図示されたような小回りが危ないのは同意すします。
コメントありがとうございます。
なるほど、確かにこれを二段階右折と呼ばない人がいても何ら不思議ではないですね。
一応私の解釈では二段階右折扱いですが、大回り右折と呼ぶ人がいても間違いではないですし。