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海外通販だと振れ取りやセンター出しされていないけど、国内通販はやってくれる?

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海外通販と国内通販のホイールについて質問を受けました。

ホイールの購入を検討しております。
具体的にはレーシングゼロ、もしくはレーシングゼロ コンペティツィオーネのどちらかにしたいと考えております。

しかし、そこそこ高価な買い物になりますので、海外通販の利用も視野に入れております。
ただ海外通販の場合、メーカー出荷状態のまま納品され、振れ取りやセンター出し等が不十分といったことを耳にします。
そうした品質面での不安があるのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

また海外通販の他にも下記のような通販サイトを見つけました。

こうした通販の場合は品質面は問題ないのでしょうか?

※具体的なショップ名が記載されていましたが伏せます。





回答いたします。

海外通販は振れ取りやセンター出しをしない?

まずこれについてですが、正確に言うとちょっと違います。

 

メーカー出荷時にはメーカーの定めている基準内で振れやセンターズレについて合格したものが出荷されているはずなので、海外通販で買ってもメーカーの基準内には収まっています。

 

ただし、メーカーの出荷基準はどこも明らかにしていませんが、完全にフレがゼロという状態はそもそもあり得ません。
誰がやってもわずかながらのフレは残ります。
そのわずかなフレをどこまで取るのかが、プロショップの職人さんの腕の見せ所でしょう。

 

日本人は特にこういうものについて精度を求めますし、メーカー出荷基準では満足できないこともあるので、プロショップというところでは店頭に並べる前にフレとかセンターズレのチェックをします。
また玉当たり調整もするショップもありますね。

 

ただ残念なことに、プロショップの中でもメーカーや問屋から届いたままの状態で店頭に並べるショップもあるようです。
私がよくいくショップではきちんと確認し、フレなどがあったら修正してから店頭に並べているそうですが、全てのショップがそうとは限りません。

 

メーカーが認めた基準はクリアしているわけでもあるので、そのまま使ってダメということでもありません。
でも精度を求めるショップは、こういう小さなことが大きな変化になることを知っているので、調整してから売るのだと思います。

精度を求める

フレがあるということはホイールが真円形ではないという意味になります。
これの何が問題かというと、まずはリムが歪んでしまう可能性ですね。

 

そのほか、スポークテンションがバラバラになっている可能性もあるので、スポーク折れしやすくなるという可能性もあります。

 

またフレがひどいとブレーキが安定しないなども考えられます。

 

ロードバイクはスポーツ機材ですので、いかにエネルギー損失なく走れるかというのも大きな要素です。
フレがあって真円形ではないホイールはエネルギー的な損失を生む可能性がありますので、機材による損失を無くしたい人には調整が必要なわけです。

国内通販だとどうか?

これについてですが、国内通販で買っても振れ取りやセンター出しなどはしていないところが多いようです。

 

通販がなぜ安いかですが、大きく分けると二つの要素があります。
1、メーカーから来たものを無調整で売るから

 

メーカーや問屋から来たホイールを、無調整で売るとなると人件費の削減になります。
箱から一切出さず、そのまま売るのであれば、それこそ素人だけでも可能になりますね。

 

2、アフターサービスを放棄しているから

 

ショップで完成車なりホイールを買った場合、何らかの不具合が出た場合やメンテナンスが必要な時は、ショップに持ち込むと思います。
この際に工賃を頂くショップもあれば、自店で購入したものならメンテナンスだけなら工賃は取らないというショップもあります。

 

ところが通販で買った場合、購入者はその通販会社に送ってメンテしてもらう・・・なんて面倒なことはしませんよね。
だから通販会社もそれこそ素人だけでも成り立たせることができます。
こういったことは人件費の削減になりますから、安く売ることができるわけです。

 

 

なので国内通販であっても、振れ取りやセンター出しなどの初期調整をしてから売っているところはほぼないと思っていいでしょう。
一部の通販会社では、フレ取りやセンター出しを追加料金でやるというところもありますが、追加料金でやるということは追加料金がなければやらないという意味です。
普通はそんなものはオプション扱いではなく、やってから売るものなんですけどね。

国内通販には注意が必要なところもある

どこの業者とは書けませんが、海外通販で買ってきたホイールを転売しているだけのところもあるようです。
こういった通販の場合、その通販会社に中間手数料を抜かれているわけですから、最初から海外通販で買ったほうがまだマシです。

 

海外通販で買ってきたものを転売している業者も、当たり前のようにフレ取りなどをしてから売っているのであれば、中間手数料を取られた意味もわかります。
実態はそうではないみたいですしね・・・

 

なのでとりあえず安く買えればいいという話なら、海外通販が最もオススメになります。
その代わり、メンテナンスしてもらえるショップを探すしかありません。
持ち込みホイールの場合は工賃が高くなるケースもあるので、長い目で見た場合のコストは海外通販とショップ購入でどっちが得かは何とも言えません。

きちんと初期調整したものを安心して買いたいというなら、ショップでの購入が一番です。
ただし初期調整せずに売るショップもありますから、結構微妙な話になってしまいます。
私が行くショップではきちんと調整してから売っているのと、時間さえあればメンテナンス方法なども教えてもらえるようです。
先日キシリウムエリートUSTを買った人からのインプレですが、このショップは私が紹介したところでした。
http://roadbike-navi.xyz/archives/5434

 

ショップによっては初期調整なしで売っているので、必ずしもショップでの購入がいいとも限らないのが難しいところです。
安く買えることはやっぱ嬉しいところですが、安いということには何らかのリスクがある可能性も出るのがややこしいですね。

 

ただ国内通販業者の場合ですが、海外通販よりも高い上に初期調整もナシというところが多いようなので、それなら海外通販でいいんじゃね?という結論になります。
ただし、海外通販で買ったものは、日本国内での扱いは【正規代理店を通していない並行輸入品】という扱いです。
そのため、私のペダルのように代理店しか修理できない項目があるのであれば、修理不可能になる可能性もゼロではありません。
http://roadbike-navi.xyz/archives/5476

 

国内の通販業者でも、海外通販の転売屋さんの場合には並行輸入品であることには変わりないんですけどね。

 

ホイール関係で正規代理店しか修理できない項目というのは、ほぼないと思っていいと思います。
シマノのリム交換はシマノサービスセンターでしか出来ませんが、シマノは日本の企業なので問題ないと思いますし。

 

どこで買うのが正解かは、人それぞれ違います。

安さを求めて海外通販という人もいれば、安心さを求めてショップ購入の人もいるでしょう。

どれが正解かはあなた次第です。


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