ジャイアントジャパンが35周年を記念して発表した限定350台のアルミバイク「GJ-35」ですが、これは中国で販売されている「TCR SLR DISC」と同じもの。
なぜか日本で販売するにあたりTCR SLRとは名乗っていませんが、そこには大人の情事、いや大人の事情があるらしい。
しかしその大人の事情とはなんなのかわかりません。
読者様調べですが、そもそも「SLR」の商標をシマノが握っていることなんじゃないかと。
特許情報検索によると、シマノが「SLR」の商標を握ったのは平成11(1999)年9月30日からで、対象は「自転車並びにその部品及び付属品(但し,タイヤ,チューブを除く)」。
そして平成31(2019)年4月9日に商標の更新があり令和11(2029)年8月6日まで認められていると。
TCR SLR(リムブレーキ)が登場したのって、1999年より後なんじゃないのか?という疑問もありますが、日本でTCR SLRの販売がなくなったのは確か2018年とか2019年頃だったような。
理由はよくわかりませんが、SLRはシマノの商標だからTCR SLRと名乗れない説はありそうですね。
フジのルーベがルーベと名乗れなくなった理由は、大人の事情ライズドと言われてますが、ジャイアントがTCR SLRと名乗れない理由は、もしかしたら大人のシマ事情によるのかもしれません。
大人の事情によってTCR SLRはGJ-35という謎の名前になりましたが、わりとこれに注目している人は多い気がする。
溶接痕処理があまりにもキレイですし、値段を考えるとこの価格帯では優秀。
個人的にはこれをフラットバー化してみたら面白いのではないかと思うのですが、そろそろFCRがディスクブレーキ化して再登場…はさすがにないか。
ちなみにホワイトカラーは人間的に雑な人(主に私)には向きません。
汚れが目立って斬新なルックスになるので、きちんとお手入れしてキレイキレイできる人じゃないと…
中国やベトナムではTCR SLRのホワイト以外のカラーも出てますが、マジな話、この価格帯の良質なバイクが増えないとロードバイクを買いたい人も増えない気がする。
ちなみにシマノの「SLR」はShimano Linear Responseの略。
TCR SLRの「SLR」ってスーパーライトレーシングとかそういう意味だと思うのですが…
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
商標の貸し借りや、売買はたまにあるのですが、自転車は、1車種(名前)ごとの、売上・利益もそんなに多くないので、そんなところにお金は使えないのかもしれません。
自動車だと、プレリュードは、もともとホンダでなくトヨタが持っていたけど、音楽用語にこだわっていた当時のホンダが買い取った、という話とか。(Wikipediaのプレリュードの項目の注釈1に書いてます)
現在、最も多く耳にする商標のひとつである「iPhone」も、日本では、無線機などの製造会社の「株式会社アイホン」が持っていて、年間1億数千万円で貸しているそうです。
コメントありがとうございます。
なるほど、旧TCRにしてもお金を払って名称を使っていた可能性もあるのかもしれませんね。
このあたりは表にでない情報なので、わかりませんが…