杉並区長が「新たな自転車ネットワーク路線案」について意見を求めている。
新たな自転車ネットワーク路線案(再構築案)
現行の自転車ネットワーク路線53.7kmに新規ネットワーク路線として53.3kmを、約10年を目安に追加して整備する案です。
安全で快適な自転車利用環境をつくるため、ご意見をお寄せください。https://t.co/msLKZjWL66 https://t.co/OL8RygYulR pic.twitter.com/FgYxiqQdJ7— 岸本聡子 Satoko Kishimoto (@satokokishimoto) December 9, 2024
これさ、ちゃんと読んでいる人がどんだけいたのかかなり疑問なんだけど、要は
「自転車ナビラインを新たに書く道路についての話」
であって、自転車通行帯や自転車道を作る話じゃないのよね。
区ではこれまで、安全で快適な自転車利用環境をつくるため、自転車の進行方向や進行すべき部分を路面に標示する自転車ナビマークや自転車ナビラインを車道左端に設置する、自転車ネットワーク路線を整備してきました。
現行の自転車ネットワーク路線は、優先的整備エリアとして自転車関与事故や自転車利用が多い駅周辺を中心に整備してきましたが、今後数年間で整備が完了する見込みとなりました。
この間、自転車利用環境の安全性および快適性の一層の向上を図るため、区民、学識経験者および区内警察署等に意見聴取を行いながら、杉並区自転車活用推進計画に基づき、整備対象エリアを拡大した自転車ネットワーク路線の追加や整備方法を検討してきました。自転車ネットワーク路線再構築の方針
・区内全域を整備対象エリアとし、現行の自転車ネットワーク路線に新たに選定した路線を追加する。
・自転車利用や自転車関与事故が多い路線および現行の自転車ネットワーク路線との連続性が確保できる路線を追加する。
・ネットワークとしての連続性を確保する等のため、道路実態を踏まえつつ、必要に応じて、幅員4メートル未満の区道であっても 、自転車ネットワーク路線として選定する。
・区内の国道および都道については、国や都の自転車ネットワーク路線の整備計画の改定の機を捉えて、国や都へ整備促進を要請していく。 新たな自転車ネットワーク路線案に関する意見を募集します(6年12月1日)杉並区公式ホームページ
今まで杉並区では、自転車ナビラインを描くことを「自転車ネットワーク路線の整備」と位置付けていた。
区ではこれまで、安全で快適な自転車利用環境をつくるため、自転車の進行方向や進行すべき部分を路面に標示する自転車ナビマークや自転車ナビラインを車道左端に設置する、自転車ネットワーク路線を整備してきました。
その事業が完了する見込みになったから、次にナビラインを描く道路について検討を始めた。
現行の自転車ネットワーク路線は、優先的整備エリアとして自転車関与事故や自転車利用が多い駅周辺を中心に整備してきましたが、今後数年間で整備が完了する見込みとなりました。
この間、自転車利用環境の安全性および快適性の一層の向上を図るため、区民、学識経験者および区内警察署等に意見聴取を行いながら、杉並区自転車活用推進計画に基づき、整備対象エリアを拡大した自転車ネットワーク路線の追加や整備方法を検討してきました。
アンケートについてもナビラインしか出てこないという…
ナビラインが全く意味がないとは思わないけど、ナビラインを描きまくって「自転車走行空間を整備した!」みたいなムードを出されても、かなり違和感。
以前、某氏が「京都ではナビラインが大勝利!」みたいな記事を配信してました(その媒体は既に滅亡)。
その記事のコメント欄に京都在住の人から「いやいや…全然逆走自転車が減ったとは思えないし現実と違うのでは?」みたいなコメントが寄せられていたけど、滅亡した某媒体はあろうことかコメント欄ごと削除して批判を封じてしまいました。

ものすごく気持ち悪い情報操作をしたように思えたのですが、ナビラインが全く意味がないとは思わないけど、効果を誇張しすぎなんじゃないかと思っている。
「チェーン洗浄して注油したら簡単に5キロアップ!」なんてバカな話をするのと同じで、誇張しすぎなのよ。
そしてナビラインを描きまくることで「自転車走行空間を整備した!」みたいなムードを出されても、
なんか違うんじゃないのかな。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
ナビラインと専用レーンの違いを分かっていない車のドライバはたくさんいるので、ナビラインを踏んで走っている場合は幅寄せされることがあきらかに少なく感じます。
ということで、自転車に対する安全性にある程度の効果はある、と思っています。
いつまでも無知なドライバーが続くことを祈っていますがね。
コメントありがとうございます。
ある種の錯誤効果はあるんですかね…
車道を走らざるを得ないところはナビラインあるだけで精神的には助かります。
けどナビラインを設けたところでどうする?というフェーズに入っていくのでしょうかね。
どこかで自転車専用道路を作って前例ができればいいんですけどね。(それができる法律はないんだっけ…?)
コメントありがとうございます。
一応道路法には自転車道の設置基準がありますが、例外があるため例外が発動しまくります笑
政治は実のところはほとんど意味がなくても、有権者を騙すだけの実績が作れれば、それで良いのです。ちゃんとやると、法律とか諸々絡んで面倒な割りに、その努力は有権者に伝わらないので、内容はともかく、やった感じが重要になります。ですので、必然的に分かりやすい形で無駄な税金を使うケースが多くなると思います。
コメントありがとうございます。
まあ、「実績」なんていくらでも言い様がありますからね…
京都は、もともと、道幅が狭いのに、クルマが我が物顔で走っているのが普通の街でしたので、ナビラインで、少しはましになりました。
上のコメント方は京都では無いかもしれませんが、京都でも、幅寄せは減ったと思います。(それまでは、歩道を走らないと危険なくらい幅寄せが多かった。今もバスの幅寄せは多いですが)
一部の大通りを除けば、自転車道を作れるような道幅の余裕がない街なので、ナビラインは助かります。(大勝利ではない)
コメントありがとうございます。
全く意味がないという話ではなく、誇張しすぎなんですよね…