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あのホイールは柔らかい?硬い?ホイールの剛性について

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先日ですが、ある記事のコメント欄にこういったコメントが寄せられていました。

〇×ホイールって柔らかいですか??

ホイールが柔らかいか硬いか、気にする人も多いと思います。
これについて説明いたします。



その前にお願い

まず最初にお願いです。

 

このコメントは、記事の内容とは全く関係ないところに書き込まれていましたが、原則として記事の内容とは無関係な内容については、コメント欄ではなく問い合わせフォームよりお願いします。

 

各記事の一番下にあるのは、記事に対するコメント欄です。
メールフォームは別のところにあります。

 

記事本文とは無関係のコメントをされると、こちらの管理が複雑になってしまうので、記事と無関係な内容のコメントの場合は原則として非公開コメント扱いにさせていただいております。
今回は問い合わせフォームよりメールくださいと返答させていただきましたが、これを間違う人もいるのでご注意を。

 

あと、コメント欄を使用するにあたり、キャプチャによる認証が必要になります。
このキャプチャが壊れているという問い合わせを時々頂くのですが、壊れえているのではなく表示ミスです。
その場合、F5を押してページリフレッシュをすれば解決すると思います。

 

以上、冒頭ではありますがお願いいたします。

剛性と強度

ホイールが柔らかいか硬いかという議論ですが、これは言わずと知れた剛性の話になります。
時々、剛性と強度を勘違いしている方がいますが、剛性と強度は全く別問題です。
しかも、剛性と強度はさほど関係性があるわけでもなく、剛性が高いから強度も高いわけでもありませんし、剛性が低いから強度も低いわけでもありません。
無関係の概念です。

ロードバイクにおける剛性、強度、耐久性の違いって??
ロードバイクに乗る上で、よく出てくる単語に【剛性】というものがあります。 剛性が高いフレームとか、剛性が低いホイールとか。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 剛性について理...

剛性というのは、【物体の変形しにくさ】を意味しています。
強度は【物体の壊れにくさ】を意味します。
似ているようで全く違うのでご注意を。

 

詳しくは上のリンク先でも説明していますが、例えば割り箸と輪ゴムを例に挙げます。

割りばしと輪ゴムに、ちょっとした力を加えた場合、輪ゴムは伸びます。

割りばしはわずかにシナルかどうかというところでしょう。

 

これが剛性です。
この場合、同じ力を加えたときに、輪ゴムは大きく変形し、割りばしはわずかにシナル程度です。
大切なのは、どちらも力を加えることをやめた場合、元の状態に戻るということです。

 

この場合、輪ゴムは割りばしよりも剛性が低いと言えます。

 

次にもう少し大きな力を加えた場合、割りばしはボキっと折れました。

輪ゴムは同じ力では、伸びただけで力を加えるのをやめれば元に戻りました。

これが強度です。
割りばしは元の形には戻れず壊れてしまいましたが、この場合、割りばしは輪ゴムよりも強度が低いと言えます。

 

このように、剛性と強度って関係あるようで全く別の概念なんですね。

 

まずこれを頭に入れましょう。

ホイールの柔らかさ、硬さ

上で挙げた例ですが、大切なことがあります。

 

上の例では輪ゴムと割りばしを【比較】したわけです。
これと同じように、ホイールの剛性というのも【何のホイールと比較するか】が問題なわけです。

 

ここで最初の質問に戻りましょう。

〇×ホイールって柔らかいですか??

比較対象が不明なので、柔らかいも硬いもないわけです。

 

このサイトで時々書いていますが、デュラエースC24は剛性が低めだと書いています。
これについてですが、比較しているのは【市販されているほとんどの完組ホイールに比べて】という意味です。
ちなみにですが、時々取り上げているもので、【5万円くらいでデュラエースより軽いというアルミホイール】について、こういうものは剛性が低いものもあると書いていますが、こういうものの剛性は私が見ている限りC24よりも劣ることがあります。

 

あと首折れスポークは首が折れやすいと書くことも多々ありますが、これは剛性ではなく強度の話です。
剛性と強度がゴッチャになっていると、全ての意味を取り違える可能性があります。

人それぞれ、必要とする剛性量は違う

最も大切なことですが、人それぞれ必要とする剛性量はそもそも違います。
これが一番大切なことです。

 

どういうことかというと、Aというホイールがあったとします。
ある人は硬いと言い、ある人はちょうどいいと言い、ある人は剛性が足りないと言います。
何が言いたいかというと、人それぞれ最適な剛性量、好みの剛性量は違うということです。

 

私はこの例えを時々使いますが、ココイチのカレーってありますよね。
これ、辛さを選べます。

 

ある人はノーマルでちょうどいいと言い、ある人は10辛じゃないと物足りないと言う。
ホイールの剛性だって、これと似たような話です。

 

中華カーボンホイールのICANとというものがありますが、ある人は【剛性不足は気にならない】と言いますし、【剛性が低くてシュータッチするし、加速が鈍すぎる】という話も聞きます。
このあたりは乗り方やペダリングスキルなども関係してくるので何とも言えませんが、必要な剛性量は人それぞれ違うので、こういった正反対の意見が出てくるわけです。
その正反対の意見に対し、どっちが正しいかと聞いてくる人がいるのですが、どっちも正しいのです。
そしてあなたがICANを使った場合にどう感じるかは、全く分かりません。

 

デュラエースC24だって、【バネ感があって素晴らしいホイールだ】という人もいれば、【剛性が低くて加速が鈍すぎる】という人もいます。
どっちが正しい?のではなくて、どっちも正しいわけです。
人それぞれ感じ方は違いますから。
shimano-dura-ace-9100-c24-carbon-clincher-wheelset
R9100-C24

私がホイールの剛性について評価するときの指標

私がホイールの剛性について書くとき、指標となるのは普段使っているキシリウムエリートや、その前に使っていたアクシウム(現行モデルだとアクシウムエリート)になります。

 

アクシウムってなかなか侮れない存在というか、そこそこ剛性があるホイールです。
なので【持つと重いくせに、走ると軽い】という状態が起こります。

 

逆に軽い割には剛性が低いホイールだと、【持つと軽いくせに走ると重い】となることがあります。
ただ、重量が軽いということは多くに人にとって説得力を持たせる材料になるということです。

 

なので最初の質問に戻りますが、

〇×ホイールって柔らかいですか??

これに対する答えは【比較対象は何ですか?】となります。
質問返しで申し訳ないところですが、答えようがないんです。

 

個人的な感覚としては、シマノのローハイトホイールについては、私の中では剛性が低く感じるものがほとんどです。
ただ、人によってはちょうどいい剛性と感じる場合もあるでしょう。

 

前にコメント頂いて困ったことがあるのですが、そのコメントの内容が偏り過ぎているというか、その方は【ホイールに剛性は不要だから、24本スポークのうち12本間引いて使っている】みたいなことを書いてきた方がいました。
正直なところでいうと、これが通用するのは恐らくはこの人くらいでしょう。
この人にとってそれで最適な剛性だったとしても、世の中の99%以上の人にはこれでは剛性不足だと思いますし、そもそも強度にも不安が残ります。

 

こういう偏り過ぎたコメントは大変申し訳ありませんが掲載できません。
それを真に受けて挑戦する人がいても困るので。

 

なのでそもそもですが、他人のインプレなんてほぼ当てにならないんです。
なので質問されてきた方は、もう一度メールにて質問ください。

 

よろしくお願いします。




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