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【インプレ】ROVALのカーボンホイール、CLX32とCLX50。ゾンダからの乗り換えの実力は!!

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今回のインプレですが、だいぶ前に当サイトにホイールの相談をしてきた方がいまして、その方のインプレになります。
なぜROVALを選んだのかなども含めて、ROVALホイールの実力についてインプレを頂きました。

 

※今回は私自身は一切乗っていませんのでご注意を。



なぜROVALを選んだのか?

この方はゾンダを使っているという話でしたが、最初の相談はマヴィックのキシリウムエリートUSTかキシリウムプロUSTにするか悩んでいるという話だったと思います。
これについてはこちらにまとめてあります。
https://roadbike-navi.xyz/archives/4580

 

この相談メールを頂いた時、私はこういう風に返信しました。

ゾンダからキシリウムエリートUSTだと大きな変化は望めず、どっちかの選択で言うならキシリウムプロUSTにしたほうがいいと思います。

ゾンダとキシリウムプロUSTでは走ってみると差は分かると思いますが、せっかくゾンダを持っているならゾンダはゾンダで使って、ゾンダとは性格の違うホイールを買ってコースによって使い分けるほうが面白いのではないでしょうか??

具体的にはカーボンディープ系です。

こんな感じで、いくつかのディープリム系をご紹介しました。

 

この方は懇意にされているショップがあるようでして、この話をそのままショップに伝えたところ、店長さん私物のカーボンホイールを貸してもらえて試乗できたそうです。
その結果、すごくいい!!という話になり、どうせならいいホイールを買おうということでROVALが選ばれたようです。

 

ちなみにですが、フロントとリアでリムハイトを変えているそうです。
フロントはCLX32、リアはCLX50とのこと。

 

ホイールスペックはこちらになります。
フロント(CLX32)

リム カーボンクリンチャー
リムハイト 32mm
リム内幅 20.7mm
スポーク DT エアロライト
スポーク数 16本

ラジアル

ハブ Roval AF1、セラミックスピード社ベアリング
重量 550g
定価 113400円

 

リア(CLX50)

リム カーボンクリンチャー
リムハイト 50mm
リム内幅 20.7mm
リム外幅 29.4mm
スポーク DT エアロライト
スポーク数 21本

ラジアル/2クロス(2:1)

ハブ Roval AF1、セラミックスピード社ベアリング
重量 770g
定価 178200円

前後で1320gですから、かなり軽量ですね。
前後でリムハイトが異なるものを選んでいる点も注目です。



そもそもROVALって??

ROVALはホイールメーカーですが、現在はスペシャライズドの傘下にあります。
そのため、日本での取り扱いはスペシャライズド取扱店しかありません。

 

トレックとボントレガーの関係に似ているような感じです。
ただ個人的な印象としては、ボントレガーってトレックユーザー以外は手を出しづらいというイメージが強いのですが、ROVALはスペシャライズド以外のバイクに合せている人も見かける気がします。

ROVAL CLX32&CLX50インプレ

二つのインプレを頂きました。
最初は時間がなくて30キロほどの試走で、もうひとつは90キロ弱のコースとのことです。

30キロほどの試走

乗り出しは当たり前ですが軽く、パワーがダイレクトに伝わる感じですね。
そして軽量、高剛性なのでスピードのノリが早いです。
いつもの30km/h巡航感覚で回していたら37km/hまで出てました。
ギア1枚分変わるとか良く言われますがまさにそんな感じ。

信号待ちでリスタートしたときに2枚上を使ってたことに気づきました(笑)

今日は向かい風基調でところにより横風の状況で走りましたが向かい風でもいつもよりスピードが出てました。(パワーメーターとかないのであくまで主観ですが)
この風だと25km/hがいっぱいいっぱいかなと思ったところが実際には28~29km/hをキープ出来てましたね。

エアロ効果でしょうか。

横風区間も振られたりする事はありませんでした。
Fが32のミディアムハイトだからだとしたら大正解ですね。

 

距離が短かったこともあり疲労度についてはなんとも言えないですが舗装の荒いところを走った感じだとやはり衝撃はゾンダに比べてダイレクトに伝わってくる感じでした。
あとは転がりの良さ!
回すのを止めてもずーっと進む感覚です。
いつになったら止まるの???って感じです。
ブレーキの効きはカーボンの方が上ですかね。
シューによって変わるんでしょうがガツンと効く感じですね。

90キロ弱のコース

こちらは三浦半島を反時計回りだそうです。

逗子方面から反時計周りで海沿いを走りました。
三崎までは向かい風基調、11月より向かい風は緩やかな感じで巡航は5km/hアップ。

京急三崎口手前の登り、ゾンダの時は軽いギアにすると進む感覚がなく、ある程度のギアで踏んでキツかった覚えがありましたが今回は軽めのギアでも踏んだ分だけ進む感覚でした。
踏み下ろした時のグイっと進む感覚は実感できましたね。

三崎港から宮川公園を抜けて三浦海岸方面へ。
宮川公園から毘沙門茶屋までかなりの下りがありますが車が全くいなかったのでギリまで攻めてみました。
サイコン読みで62km/h、下り切ったところでフルブレーキングしてみましたが怖さはなく安定したブレーキングができました。
リムの精度とスボーク回りの剛性のおかげでしょうかね、
ゾンダよりはるかにハードブレーキングできます。

 

三浦海岸に出た頃には風が追い風基調に。
ここまで40数km、ゾンダの時と疲労感は変わりません、逆に楽だったくらいで。
横須賀を抜けて横浜までベースを最後まで保てました。
帰宅してシャワーを浴びて肩がいつもより凝っていることに気づきました。
ハンドル周りから伝わる振動はやはりゾンダより大きいようです。
腰や背中はそうでもないように感じてます。
この辺りは体重減や乗り方の問題もあるので何ともですが。

 

結論としては平坦がめちゃくちゃ楽になり、登りもグイグイ登れる。
疲労度は若干増える。
そんな感じでしょうか。

いずれにせよ良い買い物でした。
次は200kmくらい走ってどれくらい違うか確かめてみたいですね。

インプレありがとうございます。

これらの話をまとめると、
・巡航速度がかなり上がる(5キロ)
・登りでもグイっと進む
・ゾンダよりもブレーキの効きがいい
・横風の影響はなし
・路面の衝撃はゾンダよりもダイレクトに伝わってくる
・ゾンダよりも肩が凝った

 

こんなところでしょうか。

大満足されたようで一安心です

今回の話ですが、元々はキシリウムエリートUST(8万くらい)を考えていたところ、ROVAL(前後で30万弱)と大幅に予算を上げたというケースです。
かなりの違いを感じたようで、私も一安心です。
予算を一気に上げる原因となったのは私のアドバイスでしたので。

 

この方の場合一番大きかった要素ですが、購入前にカーボンクリンチャーの良さを試乗で体感できたということではないでしょうか?
懇意にされているショップの店長さんが、私物を貸してくれたそうです。
ここで明確な違いを感じ取れたということもあって、一気に予算アップとなったようです。

 

逆にこの試乗がなかったら、ここまで大幅に予算を上げるということもしなかったのではないでしょうか?

 

この方の素晴らしい点ですが、変な中華カーボンなどで妥協せず、最高峰を求めたというところかと思います。
これは試乗したホイールのランクが高かったから、というのもあると思いますが、下手な中華カーボンだと剛性が低くてシュータッチするものもありますしね。
そういうのを選んでいたら、【カーボンクリンチャーってこの程度なのかな??】という感想で終わっていたかもしれません。

 

※私は興味本位で中華カーボンに突入するかもしれませんが。

 

ちなみにカーボンディープで、私がオススメしていたのはボーラでした。
ROVALはハブベアリングがセラミックベアリングということですから、ボーラだとウルトラのほうが近いかもしれません。

 

ボーラの場合、ワンでもウルトラでもセラミックベアリングなのですが、カップの素材などが違います。
ワンではUSB、ウルトラではCULTと呼んでいます。


Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 35 クリンチャーホイールセット (2018)

重量 F600g、R805g

1406g(ペア)

リムハイト 35mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ X(25c以上)
スポーク数 16/21
ハブ USB
対応スピード シマノ8-11s


Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 50 クリンチャーホイールセット (2018)

重量 1485g(ペア)
リムハイト 50mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ X(25c以上)
スポーク数 16/21
ハブ USB
対応スピード シマノ8-11s


Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) 50 クリンチャーロードホイールセット

 

重量 F630g、R835g

1435g(ペア)

リムハイト 50mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ ×(25C以上)
スポーク数 18/21
対応スピード シマノ8-11s


Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) 35 クリンチャーホイールセット (2018)

重量 F585g、R785g

1370g(ペア)

リムハイト 35mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ ×(25C以上)
スポーク数 18/21
対応スピード シマノ8-11s

 

ROVALのインプレを頂いた方はフロント32mm、リア50mmで選択しているので、ボーラだとフロント35mm、リア50mmを選ぶのと同じような形でしょうか。

 

私自身はボーラについては試乗させてもらったことがありますが、ボーラもかなりいいです。
ROVALは乗ったことがないのでわかりませんが、カンパニョーロのG3組は乗り心地も良くなる傾向が強いので、勝手な予想ではROVALよりもボーラのほうが乗り心地自体はいいかもしれません。
加速性はROVALって定評がありますよね。

 

今回、最初の提案ではゾンダと併用して違う性格のホイールを!という話でしたが、この感じだとゾンダの出番はなさそうですね(笑)
しかしながら、カーボンクリンチャー一本だとトラブル時や雨天時の走行には困るでしょうし、いつか使う日が来ると思ってゾンダはゾンダで持っておくことをオススメします。

 

今回は貴重なインプレ、ありがとうございました。




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