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日大タックル事件から思う、ロードレースとマナーとルール。紳士協定があるロードレース。

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ここ最近、日大フェニックスの悪質なタックル事件についての報道が増えています。
あのタックル事件はルール的にも反則なのはもちろん、マナーとしても絶対に許されるものではありません。

 

さてロードレースの場合、様々な紳士協定があります。
どんなスポーツでもそうですが、ルールがあってマナーがあるからこそ成り立つものです。



自分の経験上

私は学生時代に野球をしていました。
高校時代ですが、とんでもない経験をしたことがあります。

 

私が通っていた高校はそこまで強い学校ではなかったのですが、ある時にあまり知らない学校と練習試合をしました。
同じ県内にあることは知っている高校でしたが、あそこって野球部あるの??と思うような学校です。

 

対戦相手と会ったときに、強烈な違和感を感じました。
高校野球ってどこの学校でも、規律がしっかりしていますよね。
会場入りする姿やウォーミングアップする姿を見る限り、そのへんのおっちゃんの草野球チームかなと思うようなだらしなさ。

 

プレイボールがかかってすぐ、事件は起こりました。
当時一番打者だった私が打席に入ったところ、相手のショートの選手がピッチャーに声を掛けました。

 

【当てちゃえよ!】

ん?と違和感を感じながら打席に入りましたが、何と本当に当てに来たんですね。
その日、5打席連続デッドボールという珍記録を作りましたw
私は外野手だったのですが、試合前の練習を見る限りまともに打ってこないだろうと思っていたので、私の指示で外野手全員に前進守備させていたことが相手の機嫌を損ねたのかもしれません。
ほかの選手は全くありませんでした。

 

まあ、どうせ120キロも出ていないようなピッチャーですし、なんとなく雰囲気で当てに来るのはわかるので、特にケガもありませんでしたが。

 

相手はどうせうちの高校に勝てるわけもないし、好き放題やろうという感じだったようです。
詳しいスコアは覚えていませんが、確か30点以上の差をつけて勝った記憶があります。
何のために組まれた練習試合だったのか知りませんが、その高校と再び練習試合をすることはないでしょう。

 

野球の場合、特に高校野球の場合、故意にデッドボールを当ててもルール上は問題ないというか、故意か失投なのかわかりません。
頭部への死球はビーンボールとして反則になり得ますが、高校野球でこれで反則が取られるということはまずないと思います。

 

ただ、マナーとしてはあってはならないことですよね。
ちなみにこの日、監督からメチャメチャ怒られました。
というのもどうせまともに投げてこないだろと思って、途中からは打席の後ろのほうに立って打つ気がない感じに見えたようです。
どんな相手でも全力を尽くせ!みたいに言われた記憶がありますが、イヤイヤ、それもないでしょって思ってました。
真面目にかかってくる相手ならこちらも頑張りますが、野球以外で勝負しようとしている相手に野球しろってほうがおかしい気がします。

ロードレースでの紳士協定

ロードレースでは様々な紳士協定があります。
代表的なところでいうと、

 

・ライバル選手がパンクなどのメカトラブルにあった隙にアタックしない。待つ。

・体力温存のために着き位置の選手がアタック仕掛けて勝利する

・逃げ集団内でのポイントの独占

・ライバル選手のトイレタイム中にアタックしない

 

いろいろありますが、ルール上は問題なくてもマナーとしての紳士協定があります。
メジャーリーグでも暗黙のルールがあるのは知っていると思いますが、例えばホームラン打ってガッツポーズしないとかそういうものですね。
得点差が開いているときに盗塁したりするのもNGです。

 

こういったものの賛否は置いといて、紳士協定が存在する理由は、ライベルへのリスペクトを忘れるなという意味が強いのではないかと思います。
何でもいいから勝てばいい、のではなく、ライバルが強い中で勝ったから称賛されるみたいな感じでしょうか。

 

今回の日大のタックルはそもそもルールに違反しているのですが、マナー的にも相手へのリスペクトがなさすぎです。
強くてうまいQBに対して壊すことで勝利するのではなく、それを上回るプレーで勝つのが紳士でしょう。

 

ロードレースでの紳士協定というと、この動画が頭によぎりました。

先頭を走るヤコブ・ピールとジャッキー・デュランですが、ピールの【先頭交代しろよ!】という声にもデュランはもう無理!ということでずっと着き位置だったわけですが、ここで最後にデュランがアタックして勝った場合、マナー違反だと非難されるわけです。
後ろを走る選手は、体力温存できますしね。
ずっと後ろで体力を温存して、最後にピョッと飛び出て勝つのはマナー違反だということになります。

 

最後はピールをお膳立てするように、形式的にはスプリントの体勢に入っていますが、わざとらしい悔しがり方などどうみてもピールを勝たせた感じですね。
まあ、一歩間違うと八百長とも言われそうですが・・・

 

ちなみにこの時代、ヘルメットが強制ではなく任意だったことにも注目です。

 

こちらの動画では、ずっと着き位置だったコメッソがアタックについていくということで非難されていますね。




落車兵器は存在するか?

ロードバイクに全く詳しくない人から、こういう質問を受けました。

日大のタックル見て思ったんだけど、ロードレースでチームを勝たせるために、相手にぶつかっていくとかないの??

 

要はアシストの選手などがライバルにタックルしかけて落車させ、チームのエースを勝たせるみたいな手法ですね。
これについては事例があるのかないのかまでは知りませんが、走路を乱していきなりライバルに突進していったら非難されるのは明白ですし、ゴール前では反則取られるでしょう。

 

ただこれが行われない理由としては、ライバルにタックルしかける人も重大なダメージを負うからじゃないでしょうか?
時速50キロとかで走っている状態で、落車したいですか?
ライバルに向けていきなり後方から突撃してみたり、ライバルの横に出て体当たりしたり、いろんな方法はあるんでしょうけど、突撃する人も骨折で済めばまだいいやくらいの重傷を負うのは間違いないでしょう。
そんな捨て身で突進する選手がいるとは思えません。

 

ちなみに昔聞いた話ですが、悪質な自動車ドライバーによる落車兵器ごっこをしていた奴がいて、逮捕されたとかいう話は聞きました。
これの手法ですが、一般道でロードバイクに乗る人を見かけたら、自動車はロードバイクを追い抜きして幅寄せし急ブレーキ。
ロードバイクはビンディングを外せずに落車するという危険極まりない行為です。

 

これについては明確に犯罪です。

 

ただ競輪については激しいポジション争いの中でタックルに近い状態もあるようです。


反則取られたようなので、褒められるものではないですが。
途中、明らかにタックルみたいに仕掛けている場面がありますよね。
この速度でって、怖くないんですかね。

 

個人的にはこの動画のように、相手へのリスペクトがあるほうが美しいと思います。

よく聞くことですが、ロードレースの集団内では結構罵声が飛び交うそうです。
そういうのを聞くと何が紳士だと思うかもしれませんが。

 

実は私、大学時代に数ヶ月だけですがアメフト部に入ったことがありました。
私が通っていた大学は理系の学部しかない大学でして、それもあってアメフト部は慢性的な部員不足。
それでも一生懸命練習しているチームでしたが、命の危険を感じてやめました。

 

個人的には日大のタックルの件は、傷害罪で立件できないのかなと思うのですが、スポーツの現場ではなかなか難しいようですね。
野球で審判の判定が不服だったためにバットで殴ったら、恐らくは傷害罪にできるでしょう。
バットは殴るためのものではなく、ボールを打つためのものですから。
アメフトの場合、タックルするという行為自体はアメフトのプレーの一部なので、それを悪用したとしても立件は難しいという話です。

 

一般人でロードレースに出る人も多いと思いますが、レースでは結構危ない事故が起こっています。
昨年?かなんかの行田クリテリウムでも、ゴール前のスプリントで死亡事故が起きていますよね。
これは故意に起こされた事故ではありませんが、ロードバイクはレースでなくとも命の危険があるスポーツだということには変わりないと思っています。

 

あと初心者でレースに出る人もいると思いますが、初心者さんは集団落車に巻き込まれやすいので気を付けたほうがいいというか、集団走行の経験がない人はレースなんて出ないほうがいいですよ。
自分勝手に走ると、みんな合わせて爆死します。

 

今回怪我された関学大の選手の一日も早い回復をお祈りいたします。

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