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18速の内装ギア「Pinion P1.18」

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内装ギアについては不勉強と無知からあまり詳しくなかったのですが、Pinion P1.18という「内装18速」のギアシステムがあるらしい。

 

Pinionはドイツのメーカーで日本ではあまり馴染みがないブランドですが、Pinion P1.18はBB部分に取り付けた6×3のギアシステムにより内装18速になっている。
クランクアームとチェーンリングが同期してない仕組みらしい。

元々はグリップシフトによりシフトチェンジする仕組みしかなかったようですが、電動シフトも導入され、トリガーシフタータイプやドロップハンドル用シフターも開発されている。
ドロップハンドル用シフターがあるのはちょっと興味深い。

 

ちなみにドイツの自転車でこの内装ギアがどんだけ普及しているのかはよくわかりませんが、

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このようなキャリア付きのツーリングバイクにも導入されている。
一般的な2×9速だと「ギアのオーバーラップ」があるので実質的には18速とは言わないけど、Pinion P1.18はギアのオーバーラップがなく、ギア間隔は11.5%、ギア比のカバー範囲は636%としている。

 

クランク1回転あたりの移動距離がこちら。

ロードバイク界隈で一般的に使われる「ギア比」とは違う表現になっているから分かりにくいけど、25c(タイヤ周長2105mm)、トップギアが50-11T(ギア比4.55)の場合、クランク1回転で進むのは約9.6m。

 

◯クランク1回転で進む距離

25c・50/34、11-34Tの場合 Pinion P1.18
最大ギア 約9.6m 9.23m
最小ギア 約2.1m 1.45m

一般的なロードバイクと同等のトップギアを持ち、かつ最小ギアは一般的なロードバイクのギア比1.0より小さい。
その間に「ギアのオーバーラップ」がなく18速あるので、ある意味では画期的にもみえる。

 

なおメンテナンスは1万キロ走った後にオイル交換するだけらしい。
内装ギア内部のオイル交換をしておけばあとはメンテナンスフリー(?)なのだろうか?

 

とは言うものの、このようなベルトドライブの内装ギアがメジャーな存在なのかと聞かれたらノー。
興味深いシステムなのは認めるけど、重量が2700gとあるので内装ギア自体が重いらしい。

 

けど、ギアのオーバーラップ無しで18速は使ってみたいなあ…
ベルトドライブのベルトについては汚れを落とさないと磨耗に繋がり寿命を早めるようですが、そもそもベルトドライブのツーリングバイクが主流とも言えない理由を考えると、チェーンドライブよりも高価になることや、自転車店ですぐに修理できないから(パーツの在庫)なのかも。

 

誰かベルトドライブのツーリングバイクを使っている人がいたら、なぜにベルトドライブを選んだのか理由を聞きたいなあ…かなり興味がある。

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