某所が推奨する「食用油で煮込んでチェーンのグリス抜きをする」ことについて、その是非に疑問があると読者様から指摘されたのですが、
個人的には「グリスを抜く」という観点では、食用油で煮込むことは合理的だと思ってまして。
チェーンを食用油で煮込んでグリス抜き

要はあれ、グリスを溶かすには油を使うのがいいし、食用油であれば沸点の関係から火災リスクが小さいから食用油にしているんだと思う。
加熱の仕方を間違えなければ火災リスクも少ないし、食用油なので健康被害に繋がるわけでもない。
なのでグリスを抜く方法としては合理的だと思う。
まさか灯油を煮込んだりするわけにもいかないし、お好みでゴマ油やオリーブオイルで香り付けもするんでしたっけ?笑
いかにグリスをヌくかという意味では食用油を使うのは合理的だと考えます。
ただし

チェーンメーカーがグリスを抜かないでくれとアナウンスする理由は、
DO NOT dip your chain in (aggressive) degreasers – they remove the remaining grease from the chain’s parts, and may cause cracks.
チェーンを(強力な)ディグリーザーに浸さないでください。チェーンの部品に残っているグリースが除去され、ひび割れが発生する可能性があります。
Maintenance Step 2: Cleansing - Learn- KMC
グリス抜きの過程で完全脱脂して水分が残っていて錆を発生させたり、きちんと注油できてなくてクラックを発生させる事例を無視できないからでしょう。
要は全ての人がきちんとした工程でしっかり作業できるわけじゃないし、メーカー的にはそのようなユーザーの不手際からクレームが来ても困惑するだけ。
以前シマノに聞いたら「グリス抜きを禁止してないけど、そのまま使って欲しいのが本音」みたいな話をしてました。
どうせ「簡単に5キロアップ」みたいな効果があるわけじゃないんだし、メーカーからすればリスクを最大限考えるのは当たり前なのよね。
ちなみにワックス系については、完全脱脂しないと効果はない。
以前の記事について
ちょっと前に書いたこちら。

これについて、「某社の粉はかなり良かった」という意見と、「某社の粉よりも他社のほうが効果があった」という意見を頂いたのですが、話を読む限りどちらも正しく使った結果。
そもそも論点は彼の製品の良し悪しではないので、頂いたご意見は記事にしませんが、誇張した表現で「釣る」人がいるのは自転車業界の恥部なのよ。
グリスをヌキたい人がいるなら止めはしませんが、リスクを考えてちゃんとしましょうねということ。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。



コメント
使用後の油が食用にならなくなることが最大の問題点に思います(真顔)
コメントありがとうございます。
「撮影で使った食材はスタッフで美味しくいただきました」