以前、CUESのSTIレバー「ST-U6030」は10速/11速兼用だと書きましたが、

どういう話かというとこれ。

レバーにスピードセレクターをつけると10速用、スピードセレクターを外すと11速用になる。
おそらく、スピードセレクターを脱着することにより最後の「1枚分」をクリックできるか?を制御しているんだと思われる。
10速と11速ではギアピッチが違うわけで、ワイヤーの巻き取り量が同じだと困ることになりますが、



10速と11速では違うリアディレーラーが指定されているので、ここでワイヤー比を制御してんのかな。
ところで、10速としてST-U6030を使っていた人が11速化したくなったときに、レバーの買い換えが不要になるという点ではメリットがあるし、在庫管理する上でも共通パーツになっていることはメリットがあると考えられる。
というよりも、これはユーザーのメリットというよりも、作るメーカーや問屋/小売店の在庫管理上のメリットなんじゃないかと思うのね。
CUESは変速段数にかかわらず11速用チェーンを使うことになってますが、そのメリットは主にメーカーが複数のチェーンを作らなくていいことと、問屋/小売店が複数のチェーンを在庫管理しなくて済む点にある。
それの一環として10速/11速兼用レバーにしたのかと。
まあ、ユーザーからしてもパーツの入手性が良くなるからメリットはあると思われるけど、そもそもシマノは全般的に入手性はいいのでして。
まあ、シマノは特にそうだけど、従来のようにグレードごとにレバーを用意していたらメーカーは大変。
その意味でも10速/11速兼用レバーは意味があるのかも。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


コメント