グラベルロードとエンデュランスディスクロードは何が違う?【質問いただきました】

先日投稿したグラベルロードの記事について質問いただきました。

グラベルロードの記事、大変興味深く読ませていただきました。
一つ疑問なのですが、グラベルロードとエンデュランス系ディスクブレーキ車は何が違うのでしょうか?
最近のエンデュランス系のディスクブレーキ車って、太いタイヤも入るものが多いですよね?

回答いたします。



厳密な定義はない


グラベルロードもエンデュランスロードも、厳密な定義があるわけではありません。
そのため出している商品も各社様々です。

なのでメーカーによって、エンデュランスディスクロードとグラベルロードを分けている場合もあれば、一緒にしているメーカーもあります。

例えばジャイアントのエンデュランス系ディスクロードというとDEFY ADVANCED SLがありますが、メーカーサイトにはきさいが記載がありませんが、聞いた噂によると28cタイヤまで行けるそうです。
その一方、同じジャイアントからANY ROADという車種がありますが、こちらはメーカーサイトでも謳っているようにグラベルロードと言っていいでしょう。

フェルトの場合、エンデュランス系ディスクロードとしてVRという車種があります。
フェルトではこのVRシリーズをエンデュランスロードと書いていますが、同時にマルチロードとも書いています。
タイヤクリアランスは35Cまで行けると書いてありますし、

【ポイント最大10倍キャンペーン】FELT(フェルト) 2018年モデル VR2【ロードバイク】

23Cタイヤを装着すればレーシーに、35Cタイヤを装着すれば荒れた路面や街中の段差の振動を吸収しどこまでも走り続けることが可能です。
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/2017vr/

このようにグラベル走行でもレースでも行ける一台としての位置づけのようです。

メリダの場合、エンデュランスバイクのRIDEにはディスク車がありません。
一方、グラベルロードとしてSILEXという車種があります。

送料千円値引【MERIDA】(メリダ)2018 SILEX 200(2x9s)ロードバイク【ロードバイク】【自転車 完成車】【日時指定・代引き不可】

ビアンキのエンデュランスディスクロードにはインフィニートCVディスクという車種があります。

【ビアンキ純正パーツプレゼント♪】ビアンキ 2018年モデル INFINITO CV DISC ULTEGRA MIX(インフィニート CV アルテグラ ミックス)【ロードバイク/ROAD】【Bianchi】

インフィニートCVのタイヤクリアランスはメーカーサイトには書かれていませんが、調べたところ28cまでのようです。

その一方、ビアンキには【ALL ROAD】というジャンルがあり、インプルソオールロードディスクというものがあります。
こちらは付いてくるタイヤが35cと太くなっており、グラベルロードと言っていいでしょう。

《在庫あり》Bianchi(ビアンキ) 2018年モデル IMPULSO ALLROAD 105 DISC (インプルーソ105ディスクブレーキ)オールロード

トレックでも、エンデュランス系ディスクロードだとドマーネがありますが、グラベルロードとしてチェックポイントという車種が別に用意されています。
別車種としている点からも、エンデュランスバイクとグラベルバイクは別物と考えているわけです。

果たして、単にタイヤクリアランスの違いだけでしょうか??

ジオメトリを比較してみる


エンデュランスロードというと、ロングライド系バイクと言われます。
これについてはその通りなのですが、本来はパリルーベのような過酷な石畳レースまで想定して作られています。

なのでエンデュランスバイクと言っても、基本はレーシングバイクの一種とも言えます。

一方のグラベルロードは普通に考えてレースに使うことがありません。
シクロクロスバイクとも違いますし、レース向きではないとみるほうが自然です。

試しに、ジャイアントのエンデュランスロードのDEFY ADVANCED SLとグラベルロードのエニーロードのジオメトリを見てみます。

サイズDEFTトップ長DEFYヘッド長DEFYリアセンターエニーロード トップ長エニーロードヘッド長エニーロードリアセンター
XS515140430
535145420525160430
M545165420540185430
ML560190420

エニーロードでリアセンターを大きくとるのはタイヤクリアランスとも関係すると思いますが、どうみてもエニーロードのほうがヘッドチューブは長めにとられており、ハンドル位置もアップライトです。

ただこの傾向は全てのメーカーに当てはまるわけでもないようで、例えばトレックのエンデュランスロードのDomane SLR6 DISCとグラベルロードのCHECKPOINT ALRを比較すると、傾向が変わります。

サイズドマーネトップ長ドマーネヘッド長ドマーネリアセンターチェックポイント トップ長チェックポイントヘッド長チェックポイントリアセンター
4951590425
50519130420
52530145420536107425
54542160420551126425
56554175420566145425

実際にはヘッドアングルやシートアングルなど様々な要素に左右されるのでこれだけみても意味がないのですが。

エンデュランスディスクロードとグラベルロードの違いは


メーカーによってはエンデュランスディスクロードとグラベルロードを完全に別にしているところもあれば、フェルトみたいに一緒にしているメーカーもあります。
実際のところですが、グラベルロードとエンデュランスロードですが、どちらも厳密な意味で定義はありません。
どこからがエンデュランスロードで、どこからがグラベルロードという仕切りがないわけです。

フェルトのVRですが、メーカーも【細いタイヤ履けばレースに行けるし、太いタイヤ履けるクリアランスもありグラベル走行も可能】と書いています。
基本的に自転車の種類はフレームで決まると思っているので、フェルトのVRについては【細いタイヤ履けばエンデュランスロード、太いタイヤ履けばグラベルロード】と言えるかもしれません。

全てのメーカーを見たわけではありませんが、ジャイアントとかトレックとかはエンデュランスロードとグラベルロードでは明確にジオメトリを作り分けていて、決してタイヤクリアランスの違いだけではありません。
これはエンデュランスロードとグラベルロードを意図的に作り分けていると考えるのが自然です。

可能性としてですが、グラベルロードは細いタイヤに変えることはできるので、エンデュランスロードとしても使えなくはないと思います。
エンデュランスロードは物理的に太いタイヤが入らないので、グラベル化することは不可能です。

なにを持ってエンデュランスディスクロードとグラベルロードを分けるのかはハッキリしませんが、エンデュランスバイクはパリルーベのようなレースシーンでも使われることがあります。
一方のグラベルロードは、レース用途は言い難いものです。

まあここを明確に分ける必要性は正直なところないと思っていまして、太いタイヤも履きたいならメーカーがグラベルと謳っているものを選べばいいし、太いタイヤを履くことがないならエンデュランスバイクのほうが恐らくはフレームの反応性とかはいいのではないかと思います。

グラベルロードの記事を書くと、どういうわけかたくさんのメールを頂きます。
それだけグラベルロードの支持者が多いのでしょうか??

ちなみにアンケートはまだ継続中です。

[poll id=”22″]

アンケート結果としてはグラベル使用者は思っていた通りで少ないですが、いろいろ見ていくとなかなか面白そうなバイクだなぁと思ったりしています。
あと、グラベルロード使用者の方からいろいろメールなど頂いてますが、ざっと読んだ印象ではほとんどの方が舗装路でのロングライド目的のようです。
前にこういった記事を書いたわけですが、

グラベルロードはロングライドに向かない??【コメントいただきました】

私もここ最近、グラベルロードに乗ってロングライドしている人を時々見るようになりましたし、舗装路だけのサイクリングでもあえてぐぐラベルロードを選ぶ層もいるということです。