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ディスクローターは素手で止められる?危険性はない??

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だいぶ前に書いたディスクローターの記事にコメントを頂いていたのですが、
http://roadbike-navi.xyz/archives/243

 

この記事は、そこそこ前に書いた記事です。
で、このニュースが出た当時、ディスクローターが足をえぐったという話が伝わっており書いたのですが、これをきっかけにUCIは一時的にディスクブレーキの使用を禁止していたくらいです。

 

なんですが、これについてつい最近、コメントを頂きました。



古い記事なので恐縮ですが、この事故はその後ディスクブレーキに因るものでは無いと言うことになったと思いますし、今現在は回転しているディスク外周部を素手で止めても大丈夫という検証結果もたくさん出てます。

 

初心者が古い日付のこの記事を丸呑みして、キャリパーブレーキ前提で選ぶのは選択の幅を狭める事になるかと思いますが如何でしょうか。

 

このサイトは大変参考になり、影響力も大きいかと思いますので。

正直なところ【素手でディスクローターを止めても大丈夫という実験】について全くの無知だったのですが、この方には実験のソースを提示してもらえないかとお願いの返信をしていました。
ただ、何日経っても返信が来る気配がなかったので、諦めて自力で調べてみることに。

そもそも事故の原因はディスクローターなのか?

私が知る限りですが、ベントソの事故では当初ディスクローターが原因であるのではないかとされ、当時試験段階だったディスクブレーキが一時的に凍結されたはずです。
その後検証されて、私の記憶では【ディスクローターではなくチェーンリングの可能性が高い】となったと記憶しています。

 

※私の記憶ではチェーンリングが原因とは断定まではされてなかった気がしますが、間違っていたらご指摘ください。

 

この時ですが、プロレースではディスクブレーキ車が完全解禁されていたわけではなく、まだ実験段階のような形でした。
ですがこの事故をきっかけにディスクブレーキは一時凍結されましたので、当初はディスクローターが原因かもと思われていたことは事実でしょう。

ディスクローターは脅威になりうるか?

今回コメントを頂いた方は、【ディスクローターを素手で止めても大丈夫という結果がある】とのことでした。

 

確かに、ネット上で探すと素手で回転しているディスクローターを止めている動画はいくつかありますね。
ここに貼れそうな動画(ユーチューブ)が見当たらなかったのですが、回転しているローターに手のひらを当てたり、指先を当てている動画はあります。
そして無傷のようです。

 

こういう動画もあります。
こちらは野菜をディスクローターでカットできるかを試していますね。

私の考え方ですが、素手でディスクローターを止めている動画を見て、【ディスクローターは完璧に安全です!】というのは違うと思っています。
確かに、ネット上で見た動画は回転しているローターに手を当てて止めています。
ですが実走ではブレーキングによってローターが熱を帯びているはずで、家でスタンド上で回したのとは条件が違うと思います。

 

また落車時には、かするような接触もあれば、ガッツリえぐるように接触する場合もあると思うので、素手でディスクローターを止めている動画を見てそれだけで【安全】と宣言するのはまだ早いかと。

 

かといって、危険だと言うつもりもありません。
実際のところ、集団落車に巻き込まれればディスクローターと身体が接触する危険性はあると思いますが、単独落車で身体がディスクローターに触れるような事故は構造的に起こりにくいかなと。
集団落車の場合、ロードバイクのすべてが危険物となり得ます。
チェーンリングはその中でも最も危険でしょうし、スポークに挟まれば怪我するでしょうし。

野菜を切っている動画は、野菜なら切れるという証拠です。
ただ、実走でそういう接触が起こるかというと、やはり単独落車では起こりにくく、集団落車なら全てが脅威になりうるという点では同じかと。

ディスクローターが完全に安全だとは思いません。しかし。

私の意見として、ディスクローターが完全に安全性が確保されているとは思っていません。
野菜なら切れる程度の能力はありますし、熱を帯びて回転している状態でえぐるように接触したら、無傷というのは考えづらいです。

 

なんですが、ディスクローターは位置的に、フォークの中にあります。
リアもフレームの中にあります。

 

ローターが危険だというならば、よっぽどクランクにあるチェーンリングのほうが危険です。
あんなトゲトゲしたものが回転しながら当たったら、そりゃ怪我するでしょう。

 

ですがチェーンリングは危険だからカバーを付けろ!!などとはなりませんね。

 

前に書いた記事は、その当時はディスクローターによるケガの可能性が濃厚ということで書きました。
そのまま記事を放置していた私が悪いのですが、今の常識からすると、ディスクローターがあることで危険性が増しているのかと聞かれると、答えはノーでしょう。
ただ、何らかの原因で熱を帯びて高速回転するローターと接触した場合、ケガする可能性はあると思っています。

 

素手で止めることができるから安全、というのは個人的には説得力が乏しいように感じました。

 

そもそも、ロードバイクが完全に安全なものとは思っていません。
完璧に整備されたものでも、使い方を間違えたりすれば凶器にもなりうる乗りものです。

 

それを理解したうえで、今はディスクローターがあるから危険だとは思っていません。
正しい使い方をしている分には、安全性が十分確保されていると思っていいでしょう。

 

なんでもそうですが、正しく使えば安全性が高くても、間違った使い方をすれば危険になるものってありますよね。
クイックの使い方も、間違って使えば超危険なものになります。

 

落車が間違った使い方と考えるのはちょっと違うかもしれませんが、普通にサイクリングする上で、ディスクローターが危険になる可能性は極めて低いでしょう。


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