あるメンテナンス専門店(有名店ではない)の発信を見ていたのですが、手組ホイールのオーダーがわりと多いらしい。
このメンテナンス専門店は知り合いがよく使っていて、私も店主と会話したことがあるのですが、知り合い経由でちょっと聞いてきてもらった。
・カーボンリムより金属リムのオーダーが多い。
・むしろ以前より手組ホイールのオーダーは増えていて、代理店にリム在庫がなく組めないことも。
いろいろ聞いて思ったのですが、おそらく今の時代にあえて手組ホイールを選ぶ理由は、手頃な価格でそこそこの性能のアルミホイールがないからなのではなかろうか。
昔でいえばこの立ち位置を担っていたのは、カンパニョーロのゾンダ(海外通販)になる。
実質4万ちょっとで買えるホイールとしては最適解だったと言えますが、海外通販が事実上滅亡し、そもそも今のゾンダGTの定価は10万を越える。
4、5万程度でそこそこの性能が欲しい人には、選択肢は手組ホイール一択になるわけ。
最近は新興中国ブランドのカーボンホイールがまあまあ安いけど、あくまでもカーボンホイールの中で安いだけの話で10万は普通に越える。
どこぞのインフルエンサーのようにホイールを貰えるわけではない一般人からすると、安い買い物ではない。
根拠はないけど、自転車ユーザー全体を見渡したときに、手組ホイールを求める人が増えたわけではない気もする。
要は「手組ホイールやってます」と謳うショップに集中するだけのことで、「手組ホイールやってます」と謳ってないショップは手組ホイールを組めないと思われているだけなんじゃないかとも思えるけど、そもそも手組ホイールを組めないショップもわりとあるような。
ディスクブレーキ用アルミホイールにしても、完組はまったく「そそらない」重量だし、わりと良さそうなアルミホイールになると値段は高い。
その隙間を埋めるのが現代の手組ホイールなのかも。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


コメント
ここまでリムブレーキのホイールの選択肢が無くなるとは思ってなかったですわ…(–;;;;;;
alexrimsとか、残存者利益があったりするのかしら。
コメントありがとうございます。
おそらく、手組に向かっている人の動機はそこだと思います。
選択肢がないので仕方ない。