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インピーダンスロスと転がり抵抗は別。しかし分けて考える必要がないのがロードバイク。

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GOTAL横山氏が、インピーダンスロスというのはロードバイク業界だけの特殊な用語で、モータースポーツやタイヤメーカーから聞いたことがないとしている。

そしてさらに続く投稿では、転がり抵抗=インピーダンスと捉えているようですが、これはインピーダンスロスの本質を理解していないからなのかと。

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インピーダンスロスという概念

インピーダンスロスという用語を誰が使い始めたのかは知りませんが、例えばSILCAなんかもインピーダンスロスという用語を使っています。

 

そもそも、インピーダンスロスを「タイヤの問題」と捉えるのは、おそらくロードバイクくらいでしょう。

 

インピーダンスロスとは何か?

 

凹凸がない道路を進む場合と、凹凸がある道路を進む場合を考えます。

力学を単純化して考えると、タイヤの剛性が高すぎるために凹凸によって跳ねたとすると、前に進む力と上に跳ねる力に分散するのだから、相対的に前に進む力は減弱する。

これを「インピーダンスロス」という造語で説明したのがロードバイク業界の誰かです。

 

分かりやすくいうと、23cタイヤを空気圧MAXにして舗装状態が悪い道路を走ると、舗装状態がいい道路と比較してさっぱり前に進まない感じになります。
要するに跳ねまくって前に進む力が減弱するんですね。
しかも不快な振動の連続で、まともにペダリングできる状況ではない。

 

で、察しがいい人ならわかると思いますが、これはタイヤの剛性が高い車両…つまり細いタイヤ&高圧で運用する車両…ほどシビアな問題。
そしてさらに察しがいい人ならわかると思いますが、言い換えるなら「路面追従性」の話でもあるから、タイヤだけの問題ではない。

 

車体全体の振動吸収として上に跳ねる力が抑えられるならそれで構わないのだから、本質的にはタイヤだけの問題ではなく車体全体での問題。
車体全体を通じて乗り手に影響を及ぼす振動吸収性の問題とも言えるし、しかもガタガタしまくれば乗り手は十分なペダリングをすることすら困難で、モーター系の車両と比較するには前提条件が全く異なることになる。

 

車両における路面追従性の大要素はタイヤですが、タイヤが細くエアボリュームが小さくて、かつ高圧にする車両はロードバイクくらいです。
他の車両とはだいぶ前提が異なる。

 

これらをロードバイク業界ではインピーダンスロスという造語で分かりやすくしようとしただけのことで、モータースポーツ業界やタイヤメーカーから「インピーダンスロス」という用語が出てこないのは当たり前かと。

インピーダンスロスと転がり抵抗は異なる概念

これらから言えるのは、本来、インピーダンスロスと転がり抵抗は異なる概念であること。
しかしタイヤが細くエアボリュームが小さくて、かつ高圧運用する上にエンジンが「人」というロードバイクにおいては、インピーダンスロスの発生原因のほとんどがタイヤな上に、無視できないほど大きい。

 

ロードバイクにおけるインピーダンスロスの発生原因のほとんどがタイヤである以上、インピーダンスロス=転がり抵抗の一部と理解するほうが分かりやすいんでしょうね。

 

ロードバイクのタイヤは従来と比べてどんどん太くなり、チューブレスシステムやフックレスシステムの開発で低圧化も進んでいる。
これらは路面追従性を高めることになりますが、路面追従性を高めることはインピーダンスロスを減らすことに繋がるのだから、

 

「チューブレスシステムのほうが転がり抵抗が少ない」

 

という結果にもなる。
横山氏のようにいろんな概念を整理できない人もいるから、本来は転がり抵抗とインピーダンスロスを分けて理解したほうがいい気もしますが、

 

インピーダンスロスも所詮転がりの一部と捉えたほうが分かりやすい人も多いし、少なくともロードバイクにおけるインピーダンスロスはタイヤの問題とも言えるから分ける必要がないという考え方なのかもしれません。
まあ、振動吸収に関わる開発をするメーカーではないから理解不足なのかもしれませんが、学術的には転がり抵抗とインピーダンスロスは別。
しかしロードバイクの特殊性を考えると、分けて考える必要がないというのが実情なのかもしれませんね。

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