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イオンバイクのカグラR-3-Kってどうなの?クラリス組の激安ロードバイクだが・・・

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イオンバイクの激安ロードバイクについて質問をいただきました。

このイオンバイクの記事を拝見いたしました。

今回はカグラのクロスバイクを取り上げてましたので、イオンバイクのカグラのロードバイクも取り上げて欲しいです。

私はロードバイクに興味があり、イオンバイクのカグラR3Kと言う名のロードバイクが気になっています。

クランクとブレーキがクラリスでは、無いのでこれは走りに影響するのか?など様々な事を取り上げて欲しいです。駄目元でよろしくお願いします。




回答します。

カグラ R-3-K


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このカグラですが、アルミフレーム&カーボンフォーク、クラリス組で定価は64,800円(税別)となっています。
税込みでも7万弱なので、激安ロードといっていいでしょう。

 

さてこの質問者さんが、なぜカグラに興味を持っているのか知りたかったので追加で質問しました。
その答えがこちらです。

カグラR3kを気になっている理由は、
新型クラリス搭載車種で個人的に調べた中では、一番安い事、コレが一番の理由です!

また、他社と比べても、カーボンフォーク使用や、フレームも一応ロードバイクに使われているアルミ6061だったり、他社さまのエントリーモデルと大差はなさそうに見受けられました。だったら価格が安いに越した事は無いと考えた次第です。

また、イオンの安心パックに入れる事や割引次第では税込み7万円のカグラR3kが6万円ぐらいで買えてしまうのも理由です。

さて詳細を見ていきましょうか。

スペックを見ていく

パーツスペック

パーツスペックはこんな感じです。
クラリス組で、クランクとブレーキは他社製(ブランド不明)です。
廉価グレードのクラリス組でも、例えばメリダのRIDE80とかジャイアントのコンテンド2などクラリス組&10万以下のバイクでも、クランクは他社製です。
ライド80とコンテンド2では、FSAのTEMPOという廉価グレードのクランクになっています。

 

カグラR-3-Kで意味不明なところですが、クランク歯数が50-39です。
普通はアウター50に対してインナーは34と決まっているのですが、かなりの廉価クランクなのか若干意味不明な歯数です。

 

個人的にはクランクをケチるメーカーが好きになれないのですが、クラリス組のバイクだとメリダでもジャイアントでも盛大にケチっていますので、ある程度は仕方ないです。
ただ、メーカー名も明かせないようなクランクやブレーキについてはどうかと思います。

6061アルミ

で、まずは6061アルミについて。
アルミフレームと一般的に言いますが、より正確に言うなら【アルミ合金フレーム】です。
アルミに何かを添加していることで合金になっているのですが、何を混ぜるかでアルミの数字表記が変わります。

 

6061がほかのロードバイクでも使われているので問題ないだろうということですが、6061アルミは廉価グレードのクロスバイクでも使われるアルミ合金です。
ジャイアントのエスケープR3でも6061だったはずですし、恐らくですがいわゆる【ルック車】と言われるような激安ロードバイクも、6061なのではないでしょうか?(推測)

 

素材がどうというよりも、個人的にはアルミフレームの場合、加工技術がどうなのかということが重要だと思っています。
加工技術というのがどういう意味かですが、フレームのパイプを薄く作るとか、場所によって厚みを変えるとか、溶接痕処理がどうなのかとかそういう部分です。

 

いわゆる軽量アルミと言われるキャノンデールのCAAD12とかジャイアントのTCR SLR、トレックのエモンダALRなどはアルミ合金の品番が違いますが、品番の違いだけでなくフレームの加工にお金を掛けているのがわかります。
パイプの厚みだったり、溶接痕処理だったり。
溶接痕処理の違いが走りに影響するのかというと、これは実は関係します。

 

これはトレックのエモンダALRですが、

これだけ溶接痕が見当たりません。
こちらも。

 

私が以前乗っていたビアンキのインプルソなんかでもそうですが、一度溶接した後、再び金型に入れて圧をかけて成型するんですね。

 

そうすることで溶接とは思えないほど、パイプ同士が一体化します。
こうすることでフレームの軽量化が出来るだけでなく、溶接部の剛性が上がるんですね。
なので走りに十分影響します。

 

正直なところカグラのR-3-Kの場合、この価格でそういった溶接技術が用いられるわけもないので、フレーム素材がどうとかよりも、フレームの質はちょっと低めなんだろうと予想できるわけです。

 

総重量が10.6キロとかなり重たいことからも、フレーム単体で見ても一般的なエントリーロードよりもはるかに重たいだろうと予想が付くわけです。


メリダ 2018年モデル RIDE 80 / ライド 80 【ロードバイク/ROAD】【MERIDA】

重量

先ほども触れましたが、クラリス組とはいえ、10.6キロは重すぎる気がします。
メリダのRIDE80は9.6キロ、ジャイアントのコンテンド2は9.9キロです。
もちろん同じフレームサイズで比べているわけではないので参考値扱いですが、それでもカグラの重さは際立っています。

 

ちなみにRIDE80とコンテンド2の重量差ですが、恐らくはフォークです。
どちらもカーボンフォークですが、ライド80はフルカーボンフォーク、コンテンド2はアルミコラムのカーボンフォークです。
わかりやすく言うと、コンテンド2ではアルミの芯が入ったフォークというイメージです。

 

フルカーボンフォークだと350g前後が多く、アルミコラムのカーボンフォークだと550g程度が多いのです。
200g程度は違います。

 

ちなみにカグラのフォークも、アルミコラムです。

カーボンフォーク

詳細は上でも書いたのですが、ちょっと違う話を。

前から疑問に思っていたことがあります。
メールで問い合わせが来るので多いのですが、

ロードバイクを選ぶときはカーボンフォークを選ぶように言われた(書かれていた)。

こういうのがあります。

 

逆に聞きたいのですが、まともなメーカーのロードバイクで、カーボンフォークではないものってありますか??
見たことがないので、どこにそういうことが書かれているのか知りたいところです。
まともなメーカーのロードバイクで、アルミフォークのものを見たことがありません。
クロモリフレームのロードバイクなら、クロモリフォークのものもあるかもしれませんが・・・

少々辛辣な意見になりましたが

このカグラR-3-Kがお買い得かどうかですが、私自身はロードバイクが欲しいならオススメはしません。
というのも、恐らくフレーム&フォークが、他社エントリーグレードよりもはるかに重いでしょう。
ホイールも重そうですが、それ以上にフレームの質が気になります。

 

ただ、そういうものだとわかっていて買う分には、安く買えるのでいいのではないでしょうか?

 

ただ、このカグラR-3-Kを買った後に、パーツ交換して軽量化・・・と考えるなら、最終的にはフレームやフォークの重さが解決できないでしょうし、オススメしません。
重量10.6キロだと、クロスバイクにも負けてしまう重量です。
コーダブルームのクロスバイクだと、同じような価格で9.4キロです。

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クロスバイクと比べても意味がないですが。
【比べても意味ないよ?】

 

ロードバイクをどういう目的で使うか次第だと思うんですね。
これでレースとかロングライドをするなら、もうちょい頑張って他社のエントリーバイクにしたほうが良さそうです。
メリダのRIDE80との重量差は1キロありますが、1キロ差は大きいです。

 

通学で使うとか、街乗り程度しか使わないとか、買い物の脚にするだけというなら、カグラでも十分でしょう。
ただしロードバイク自体、通勤通学、街乗り、買い物の脚には向きませんが。

 

いろいろ書きましたが、私が見た範囲では、他社のエントリーグレードとカグラR-3-Kでは大きな差があると思います。
メリダのライド80については、個人的にはこの価格でフルカーボンフォークって凄いなと評価しています。

 

ロードバイク一台目選びって、なかなか難しいものです。
特に細かい違いは、初心者のうちはよくわからないポイントです。

 

ただ言えることですが、安い価格帯ほど、価格差は性能に表れているような気がしています。
メリダのライド80とジャイアントのコンテンド2は同価格ですが、ランク的には同じとみていいです。
カグラはそれより一歩二歩下がるイメージだと思っていたほうがよく、乗ってみても違いがわかると思われる違いです。

 

ただそういったことを理解しているなら、安く買えるロードバイクはなかなかないので、選択肢としては悪くはないと思いますよ。
それと同時に、有名ブランドのロードバイクでも、セール時に7万店弱まで下がることもあります。
セールがいつなのか、セール時に欲しいサイズやカラーがあるのかという問題があるので、セール待ちはオススメしませんが、ショップで探すと意外と掘り出し物もあるということです。

 

あと個人的な偏見かも知れませんが、カグラはイオンバイクでしか買えないこともデメリットだと思っています。
ロードバイクの場合、メーカーから自転車屋に送られてくるときは7部組と言って、70%しか完成していません。
残り30%を誰が組み立てるのかで、走りも結構違うんですね。
組み立てが上手なショップの、クラリスってサクサク動きますよ。

 

イオンバイクの場合、どうしてもママチャリなども含めた総合自転車屋という印象で、スポーツサイクルに特化しているわけではありません。
それがネガティブな面かなと思います。




コメント

  1. A より:

    >まともなメーカーのロードバイクで、カーボンフォークではないものってありますか??

    GIANT Liv AVAIL あ、ジャイアントはまともなメーカーじゃなかったですね。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      それ、普通にカーボンフォークですけど・・・

  2. あんちゃん より:

    アルミフォーク
    TREK 1400D 2002年モデル
    ジャイアント OCR2600

    • roadbikenavi より:

      再度のコメント、ありがとうございます。

      まず、TREK 1400D はカーボンフォークです。

      http://ryos-web.mydns.jp/page.php?pid=503

      恐らく、アルミコラムだと思われますが、詳細は不明です。
      また2002年頃は、まだカーボンフレームは主流ではなく、アルミフレーム全盛期で、プロ選手もアルミフレームに乗っていた人も多かった時代です。

      ジャイアント OCR2600ですが、これは中国の低所得者層向けに販売されているもので、日本では取扱いがありません。
      個人輸入業者が並行輸入してネットで売っていることはありますが、日本では正規品ではないものです。

      2010年頃までは、ジャイアントジャパンはOCRを取り扱っていましたが、その当時のOCRはカーボンフォークでした。

      ちょっと調べ方が雑すぎませんか?

  3. 通りすがり より:

    フレームを溶接後金型に~ってありますが気になるのでソースはありますか?
    そのような加工方法聞いたことが無く本当なら凄く興味があります。
    トレックHPではハイドロフォーミングされたパイプ同士を加圧密着させて溶接するとしか書かれておらずその後の処理には言及されておりませんでした。
    私自身溶接工なのでもしやるなら溶接の処理はおそらくステンレス製品などでよく施されるバフ掛けしただけだと思ったのですがですがいかがでしょう?

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