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新型デュラエース R9100 C24のホイールは9000系よりもダメなのか?

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ボチボチと通販サイトではお目見えしてきた新型デュラエース、R9100シリーズ
ホイールのラインアップが9000系と少し変わりました。
9000系ではリムハイトごとに、C24,C35,C50とあり、それぞれアルミリム(クリンチャー、チューブレス)、カーボンリム(チューブラー)でしたが、R9100シリーズになり
・C24  リムブレーキ、アルミリム、クリンチャー
・C40  リムブレーキ、アルミリム、クリンチャー
・C40  リムブレーキ、カーボンリム、チューブラー
・C40  ディスクブレーキ、カーボンリム、チューブラー
・C40  ディスクブレーキ、カーボンリム、チューブレス
・C60  リムブレーキ、アルミリム、クリンチャー
・C60  リムブレーキ、カーボンリム、チューブラー
・C60  ディスクブレーキ、カーボンリム、チューブラー
・C60  ディスクブレーキ、カーボンリム、チューブレス

となりました。




つまりはC24のフルカーボンチューブラーがラインアップから脱落、リムハイトが微妙に上がった、ディスクブレーキ用ホイールの登場、ディスクブレーキ用の中にはフルカーボンのチューブレス対応が登場したということになります

※アルミリムと書いてますが、厳密にはアルミとカーボンのコンポジットリムです。
そのため、一部通販サイトでは【カーボンリム】と表記されている場合もありますのでご注意を。
shimano-dura-ace-9100-c24-carbon-clincher-wheelset
デュラエースの中でも購入者の割合が高い、c24に的を絞って書いていきます。

R9100-C24は重量が増えた!

9000系のC24では、重量は前後合わせて1364gでした。
それがR9100シリーズになり、どうやら1453gになった模様です。

 

9000系からR9100になって、c24以外はワイドリムになった模様です。
<追記>
アルミクリンチャーについてはワイドリム化していません。
http://roadbike-navi.xyz/archives/1928

ワイドリム、つまりはリムの幅が広がればリム重量が増加しますが、C24についてはワイドリムではない模様。
C24ではワイドリム化は見送られたようで、リム幅は9000系と同じようです。
さらに基本的な仕様、つまりハブやスポーク本数などは変わっていないようなので、単純にリムが重くなったと推測するのが妥当かと思われます。

R9100-C24が1453gだとしたら、前後で66gの増加です。
単純計算だと、片輪で33gのリム重量増加が起こったと推測されます。

ちなみにですが、9000ーc24のリム重量は385g程度と言われています(フロントリム)。
そこに33gの増加が起こり、推定リム重量は418g程度となるわけです。



ネット上では、『改悪』、『9000系を探して買うべき』との意見も

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ネット上でのブログや掲示板の書き込みなどを見ると、この重量増加に対して厳しい声も多数みられます。
今のうちに9000系を探して買うべきとか、持っている9000系が破損した時を考えて9000系の予備を買っておこうなどという声も見られます。

C24は、いわゆる軽量ホイールとしての地位を築き上げてきました。
軽量ホイールなのに重くしやがって!という意見は当然出るでしょう。
ロード乗りとして重量にこだわる気持ちも理解できなくはないですが、そこまでの改悪なのか、きちんと検証しているサイトはないように感じました。
そこで私なりの意見を書いていきます。

本当に『改悪』なのか?

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【リム幅が変わっていない、リムハイトが変わっていないのにリム重量が増加した】、これの意味を考えていきましょう。
簡単に言えば、密度が濃くなったような感じです。
リムハイトもリム幅も変わらずにリム重量が重くなったら、リムの密度が濃くなった、つまりはリムが硬くなったという風に考えるのが妥当です。

そこで考えてもらいたいのですが、9000系のc24の話です。

9000系c24では、剛性が低いことが弱点とされていました。
リムがかなり軽量化されているため、リムが柔らかいのですね。

これが実際に走りとしてどう感じるかというと、
・加速時にワンテンポ遅れてホイールが回るような感触がある
・ダンシングすると、ホイールがブレて進まない
・持つと軽いのに、走ると重く感じる

こういった声はよく聞きました。
ひどい人になると、完成車付属のホイールから9000系に変えて、乗った違いがよくわからないという声すらあったのが事実です。
これらは体重が重い人や、ペダリングが雑な人に多く聞かれた声です。
そのため、9000-c24は「体重が重くなく、ペダリングがきれいで、シッティングで淡々と登っていく人には最高」と言われ、逆に「体重が重い人、ペダリングが雑な人、ダンシングをよく使う人には全く向かない」とまで言われていました。

これが9000系に対する意見です。

そこでR9100シリーズです。
上にも散々書きましたが、リムが重くなってリムが硬くなった可能性が高いわけです
そうなるとどうなるかというと、
・ホイール全体の剛性が上がった
・今まで加速時やダンシングでホイールがブレて進みにくい感触だったのが改善されている可能性が高い
・9000系の弱点が一気に改善された可能性が高い
・結果的に、重量増加は速くなれる可能性が高い

と考察できるわけです。
重量しか見ていないと【R9100はクソ】という意見になってしまいますが、ホイールの本質を見たらこの重量増加はむしろ歓迎すべきポイントであり、9000系の弱点である剛性不足が改善された可能性が高いのです。

 

※2017年2月追記

確実にリムが重くなり、剛性は増したようです。

某プロショップの店員さんに聞いたところ、良くなった感はあるが明確な違いではないとのこと。

悪くなった感はないという話でした。

重量だけにまどわされるのはやめましょう

ロード乗りの中には1g単位でこだわる人もいます。
それ自体は価値観なので否定しません。

でも、重量が増すことでむしろ速くなれる可能性もあるわけです。
ロードに乗るうえで、こだわるのは重量ですか?速さですか?
速さを犠牲にしてでも軽量化したいという人にはR9100シリーズは買うべきではないかもしれません。
でも速さを求める人にはむしろ歓迎すべき改善と思われます。
同じ力で速く走れるということは、最終的には時間の短縮にもなりロングライドでの疲れにくさにもつながりますし。

なのであえて重量増加に踏み切ってきたのは、むしろ歓迎すべきポイントでしょう。
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