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旧世代コンポにおける、ワイドギアとリアディレーラーの関係性。ワイドギアからクロスレシオ化でリアディレーラーはGS⇒SSへ変更が必要?

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先日のリアディレーラーとスプロケの関係性の記事について、

 

ワイドギア(32T、34T)からロー28Tや25Tのスプロケに変えるとき、リアディレーラーは交換しなくてはいけない??【質問いただきました】
ロードバイクのスプロケットとリアディレーラーについて質問を頂きました。 自分のスプロケも11ー32なんですが32は使わないので変えたいのですが25や28に変えるときはリアディレイラーも交換しないといけないのでしょうか? 回答いたします。 (...

 

 

ご意見を頂きました。




この表の一つ前の型式、例えば「RD-4601-GS」「RD-3500-GS」「RD-2400-GS」では、
ロースプロケットは最小「25T」をカバーします。
(一方で、最大は4601で30、3500,2400で32)

 

【質問いただきました】シリーズなので、質問者様が具体的な車種・年式だったり、
現状のリアディレイラーの型番を開示されたのかは分かりませんが、
一般論としての記事になっておりますので、少々危険というか、不親切かもしれない記事になっているような気がして・・・

 

特に、上記のうち4600や3500は新型が出て久しいですが、2400は2017年モデルまで現役で、(3500も2016年モデルまで)
新型のR2000完成車は2018年モデル~ということで見れば、まだ1年と少しの販売期間です。
(間違っていたら、ご指摘ください)
私と違い、都市部在住だと3500や2400はほとんど見なくなっているのかもしれませんが、
3500はともかく、2400はまだまだ数が多い印象です。

 

私が街中で特に多く見かけるこの車種(主に高校生の通学)、
https://www.giant.co.jp/giant17/bike_datail.php?p_id=00000039#specifications

CONTEND 2、これはリア8速で11-32Tです。
ちなみに調べたところでは、構成は「11-12-14-16-18-21-26-32」と恐ろしく使い勝手が悪そうです。
・・・といった需要でこの記事を見た方がいたとしたら、ショップの方と相談するような方なら大丈夫でしょうけど、
ネットで見た情報を精査せず実行に移すような方(ある意味、自業自得?)は無駄な出費を強いられるかもしれません。

 

これについては非常にわかりづらい点もあり、申し訳ありません。
解説いたします。

旧世代リアディレーラーのSSとGS

せっかくなので挙げていただいた4600(ティアグラ)、3500(ソラ)、2400(クラリス)について解説いたします。

 

この世代のリアディレーラーですが、上記3つについては実はSSもGSもロー最小とロー最大の歯数設定は同じです。
こちらをご覧ください。

ロー最小 ロー最大
RD-4600-GS 25T 30T
RD-4600-SS 25T 30T
RD-3500-GS 25T 32T
RD-3500-SS 25T 32T
RD-2400-GS 25T 32T
RD-2400-SS 25T 32T




 

最近のリアディレーラーだと、ワイドギア=GS、クロスレシオ=SSですよね。
そしてGSとSSでは明確にロー最小とロー最大の設定歯数が違います。

 

4600や2400などでSSもGSも設定歯数が変わらない??なんで??と思う人もいるでしょう。
これについてですが、

・GS = フロントトリプル用

・SS = フロントダブル用

 

こういう運用になっています。

あえて旧世代に言及しなかった理由

今となってみればわかりづらかったので、省かずにちゃんと書けばよかったと反省しています。

旧世代について書かなかった理由ですが、ほぼすべての完成車ではフロントダブルギアになっています。(フロントトリプル完成車は見たことがない)
4600、3500、2400などの完成車でフロントダブルになっているものは、標準装備でついているリアディレーラーはSSのはずです。
GSが付いてくることにメリットがない(変速性能が落ちる)ので、まず間違いなく完成車付属のリアディレーラーはSSです。

 

もし完成車付属のスプロケがロー32TだったとしてもSSが付いてくるので、ロー25Tのスプロケに交換するにもそもそもSSなので必要がないと思ったので、あえて書きませんでした。

 

旧世代でフロントトリプルの設定があるコンポだと、だいたいはこんな感じです。


5700の105については面倒すぎてあまり書きたくないのですが、まとめると

ロー最小 ロー最大
RD-5700-SS 28T
RD-5700-GS 28T
RD-5701-SS 30T
RD-5701-GS 30T(フロントダブルだと32T)
RD-5700A-SS 30T
RD-5700A-GS 30T

105の5700系では、3つのタイプがあり、さらにそれぞれにSSとGSがあります。
5700系はシマノでも黒歴史なのか、シマノの公式サイトの情報も見つかりませんでした。
なのでロー最小は不明ですが、たぶん23Tだと思います。

 

これらもSSとGSの違いは、フロントダブルなのかフロントトリプルなのかの違いなのです。

※5701GSについてはフロントダブルとトリプルでロー最大歯数が違います。

旧世代GSはフロントダブルでクロスレシオスプロケもOK?

例えばですが、3500ソラで何らかの理由でGSリアディレーラーをフロントダブルで運用している場合に、ロー25Tなどのスプロケでもそのまま使えます。
そのまま使えますが、SSに比べると変速性能は落ちます。

 

ただし、完成車そのままで使っている場合、フロントダブルの完成車ならGSがついていることはほぼありえないと思うので、このへんはあまり考える必要性がないのではないかと思うわけです。

フロントトリプル運用で、リアをクロスレシオにする場合

旧世代コンポでフロントトリプルにしている場合、スプロケをロー25Tなどのクロスレシオのものに変えても、リアディレーラーはGSじゃないとダメです。
旧世代リアディレーラーでは、あくまでもSS=フロントダブル用、GS=フロントトリプル用という扱いになっているからです。

 

現行モデルと旧世代コンポではいろいろと変更点が多いため、ミックス不可能な組み合わせもあります。
どれが組み合わせ不可なのかを書くととんでもない量になるため書きませんが、もし互換性で困ったらメールなどでお問い合わせください。

 

もうね、旧世代まで考えだすと意味不明になってくるんですね。
しかしながら、互換性がないことを知らずに組み合わせて使っている人もいます。
当サイトではそういう状態はオススメしていませんので、それについてはコメントしません。

 

メールありがとうございました。




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