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【続】カーボンシートポストは振動吸収性が向上する?実際に向上した方からコメントいただきました。

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先日、カーボンシートポストは振動吸収性が向上するのか?ということで記事を書きましたが、

 

カーボンシートポストが振動吸収性向上にさほど繋がらない理由。
カーボンシートポストについて質問を頂きました。 CAAD12の振動吸収性を良くしようとチューブレスタイヤにしようと考えているのですが、一つ気になる事がありまして、キャノンデールのエンデュランスバイクのシナプスに付いているSAVEカーボンシー...

 




読者様より、実際にカーボン化したことで振動吸収性が上がったということで、いろいろと考察を頂きました。

実際に振動吸収性が上がった方より

上記記事についてですが、カーボンシートポストで衝撃緩和したいって方多いのですかね?
ちょっと考察等、コメントしてみます。
なお、まったく根拠等はありませんので、管理人様に多く寄せられる意見等と合わせて考察の参考になりましたら幸いです。
明確におかしな論理と思われましたらご指摘ください。
あくまで、「なぜ自身が効果を感じることが出来たのだろうか?」という観点からの考察ですので、
管理人様の意見を否定する方向での議論を吹っかけているつもりはありませんので。

 

まず、私はカーボンシートポストによる衝撃吸収性向上については「モノによるが、ある」と考えています。
バイク自慢の記事にも掲載いただきましたが、「Bontrager XXX Seatpost」が私の使っているカーボンシートポストです。
これですね↓

他のカーボンシートポストは試したことがなく、私の経験上はこれだけですが。

 

管理人様の述べていらっしゃる理論について、私がどのように考えているかといいますと・・・

 

>カーボンハンドルと比べるとわかりますが、まずパイプの厚みからしてシートポストは厚みがあります。
>なので根本的に、カーボンシートポストはシナリが少ない構造と言えます。

同意です。

 

>シートポストの半分くらいはフレーム内に収まっています。
>シートチューブに収まっている部分はフレームとピッタリくっついて密着していますので、ここはどうやってもシナラセルことができません。
>シナルのは、あくまでも外に出ている部分だけになります。

 

同意です。

 

>シートポストよりも長く薄いので、カーボンハンドルはシナリが出ても、カーボンシートポストは構造上シナリが少ないのだろうということです。

 

同意です、というよりこれを読んで、バイク自慢投稿の後付けメールの際に「純粋にハンドルをカーボン化したことによる効果かは分からない」旨、
自身の使っているカーボンハンドルによる衝撃緩和効果を評価をしたものですが、やっぱり効果があったのだろうと考えるようになりました。

 

で、ならばどうして、自身が「Bontrager XXX Seatpost」で衝撃吸収性向上を体感できたのか。
管理人様の記事の中に仮説のきっかけを見た思いがしました。
それが、この一節です。
>要は上から人間の荷重がズッシリかかり、下は固定されているので、上下から常に圧力がかかっているようになります。

 

力のかかる方向、ですね。

 

私の仕事の内容を細かく書くつもりもありませんが、とある機械のメンテや修理を仕事としています。
その際に時々思うことがあるのです。
この部品は、なぜこの方向で、このような固定の仕方をされているのだろうかと。
もちろん、それがあまり理にかなっておらず次期製品では部材の形状から変更になったり、対策部材と言うことで固定の方法が変化したりもするのですが。

 

今回の記事の相談者様が仰っているのは、おそらくこちらで紹介されている製品かと思います。

Cannondale キャノンデール SAVE 25.4 Carbon Seatpost 300MM CU42142538

 

やぐらとシートポスト本体の固定は縦方向のごく一般的なものに見えます。
それに対して、私の使用している製品ではこの固定ネジ軸の方向は横方向です。
そして更に、その間に、カーボン素材のシートポスト本体が挟まれている状況です。

 

このあたりが、路面からの衝撃に対して、微妙に反応が異なってくるのではないか?と考えています。
まったく根拠はなく、ただ、軸方向が違えば最終的に
「シートポスト」→「やぐら」→「サドルレール」→「サドル」→「ケツ」(かな?)
と伝わってくる衝撃も少し変わってくるのでは?ということです。

 

私のこの理屈なら、これは効果があるだろうという製品になりそうですね。

その他、SAVE シートポスト含め世間一般の多くのカーボンシートポストは効果なし(薄い)、ということになります。
・・・ホントか??

 

まったく根拠のない思いつきレベルの考察です。
ただ、これだけはハッキリしていると思います。
タイヤを柔らかめのモノへ替える、幅広タイヤへ変える、空気圧を下げる、これらの効果に比べれば遙かに費用対効果が悪いことは間違いないです。
実際私も、グランプリ4000S2を7bar→PzeroVERO4Sを6.5bar、この変化の効果の前には誤差のようなものです。

 

カーボンパーツを、所有欲のためとはいえインストールしていった私が言うのもなんですが、お店が大手・小規模を問わず、
やたらホームページ上で「カーボンパーツは衝撃吸収性が向上する!」なんて宣伝してるのが影響してるんですかねぇ。
あれ、絶対9割方は高いパーツを売りたいだけだと思うんですよね。
個人的には、愛用のボントレガー(TREK)公式ですら、
https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC/%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF-%E3%82%B5%E3%83%89%E3%83%AB/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%89%E3%83%AB/bontrager-montrose-pro-bike-saddle/p/14008/?colorCode=black

(Bontrager Montrose Pro 、私が使っているサドルではありません)

>オーバーサイズのサスペンデッドカーボンレールが衝撃を緩和し、最高の快適性をもたらす。
なんて記載がありますが、あんな細いレールが衝撃を緩和できるほどにしなるとは思えないです。

頂いたコメントを見て、私には全くない発想でなかなか面白い考察でした。
ありがとうございます。

サドル固定の方向でも変わる?

この方の考察だと、サドルを固定する部分の形状や方向でも変わるのではないかというお話でした。

それに対して、私の使用している製品ではこの固定ネジ軸の方向は横方向です。
そして更に、その間に、カーボン素材のシートポスト本体が挟まれている状況です。

 

このあたりが、路面からの衝撃に対して、微妙に反応が異なってくるのではないか?と考えています。
まったく根拠はなく、ただ、軸方向が違えば最終的に
「シートポスト」→「やぐら」→「サドルレール」→「サドル」→「ケツ」(かな?)
と伝わってくる衝撃も少し変わってくるのでは?ということです。

普段から機械を弄るお仕事というお話ですので、この理論には一定の信憑性があるように感じました。
ただし、これが実際、どれくらいの効果をもたらしているかについては何とも言えません。

 

シートポストの上にヤグラがついているタイプに比べると、振動の加わり方は変わりそうな気がしました。
ただしこれだと、同じような作りでアルミシートポストでもいいとも考えられます。
このあたり、メーカー側なら何かデータを持っていそうな気がしますが・・・

シートポストの形状?

前回はざっくりとカーボンシートポストなんてまとめ方してしまいましたが、シートポストの形状によっても変わると思うんですね。
真っすぐな形状よりも、後ろにオフセットしている(ベンド形状)のほうがシナルのは間違いないと思います。

 

この方が使っているシートポストも、

やや後方にオフセットしている形状なので、この部分が振動吸収性を上げるための仕組みとも考えられます。

劇的な効果は・・・

結構重要なことだと思いますが、この方はカーボンシートポストの振動吸収性向上を体感し認めた上で、費用対効果は悪いと考えているようです。
確かに、タイヤを変えるというのが振動吸収性向上のためなら効果は絶大です。
それこそ、空気圧を0.3Bar程度下げてみるだけでも、振動吸収性は大きく変わります。
空気圧下げるだけならタダですし。

 

前回の記事で、カーボンシートポストは振動吸収性向上を狙うよりも、軽量化のためのパーツと書きました。
正直なところ、この考え自体は変わっていません。

 

カーボンシートポストの中にも振動吸収性向上を狙った商品はあるでしょうし、そういうもので効果を感じている人もいると思います。
ただし、タイヤを変えることに比べると、効果を体感できない人もいるのではないかというのが私なりの意見です。

 

でもね、最終的には体感できるかどうかは、買って試してみないとわからんのです。
これが重要。

 

他人が体感できたものが、自分も体感できるかは別問題です。

 

タイヤで変化がわからないという人もいるかもしれません。
なにせ、完成車付属の鉄下駄からデュラC24に変えて、違いがわからないという人に出会ったこともありますので。

 

個人的に結構回答に悩む質問として、【〇×は効果がありますか?】という質問があります。
これ、極論すれば個人差があるのでわかりません、という回答になります。

 

全ての人が体感できるようなパーツならいいですが、よくわかんないという感想を持つ人も一定数います。
最終的には自分で買ってみて試す以外に方法はありません。
固定の方向で変わるのでは?という考察はなかなか興味深いものでした。
ありがとうございます。

 

その昔、ジャイアントの定番クロスバイク、エスケープR3には、サスペンションシートポストというものが装備されていました。
当時もエスケープR3は定番クロスバイクと言っていい存在でしたが、コンポはスラムの廉価版で変速は悪いし、サスペンションシートポストは壊れやすいし・・・ということで、R3を敬遠していた人やショップもそこそこありました。

 

もし劇的にサドルへの振動吸収性を上げたいのであれば、サスペンションシートポストという選択肢もあります。

ただし、こういうものを使うと、ペダリング時にパワーロスしますので、むしろ疲れるという人もいるかもしれません。
また、シートポストとはいえ、劇的に重くなります。
倍増とは言わないですが、シートポスト単体で500g超えます。

 

そうするとバランスが悪くなって乗り味まで変わりそうですが、劇的に振動吸収性、衝撃吸収性を上げたいのであれば、私は使いませんがこういったパーツもあります。
まあ、ロードバイクでこれを使う人は皆無に等しいかもしれませんが・・・

 




コメント

  1. ミナP より:

    はじめまして。

    1年前の古い記事にいまさらのコメントすいません。

    本題からそれますが、わたくしもLOOL765に乗ってます。
    一緒なLOOK乗りでとても親近感があります。よろしくお願いします。

    さて、カーボンシートポストで振動吸収されるのか?ですが、理由も理論も私の場合、全くわかりませんが、大きな効果を実感しました。

    もともとのバイクがCAAD10でかなり硬めのアルミバイクだったせいか、最初手は痛く、ケツも痛く、道路のマンホールも避けて乗っておりました。
    そのためではないのですが、キャノンデールにサガンが在籍してた頃でサガンのバイクに憧れてまして、そのバイクにつてた2万余りするカーボンシートポストFSA K – force lightを購入してつけたところ、劇的にケツの突き上げる振動が緩和された記憶があります。

    今のLOOL765にもつけてあります。(笑)
    LOOL765+FSA K – force light+COSMIC Carbon 40T(チューブラー)で荒れた路面はまったく気にならなくなり快適です。

    今後とも読ませていただきます。
    頑張ってください。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      これはモノと形状によると思っています。
      K – forceのように先端がオフセットしてベンドしている形状であれば、そこがしなりやすいので振動吸収性はよくなります。

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