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空力、剛性、軽量性、時代時代でトレンドは変わっていく。

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近年のロードバイク界のトレンドと言えば、間違いなく空力でしょう。
【空力〇%向上!】などの宣伝文句が飛び交っていますよね。

 

エアロフレーム、エアロホイールだけにとどまらず、エアロヘルメット、エアロハンドル、ウェアまでエアロとかありますが、個人的に思うところがありまして。



業界が作るトレンド

数年前のトレンドは、間違いなく剛性だったと思うんです。
【前作に比べて〇%剛性がアップ!!】などという宣伝は多かったですよね。

 

この剛性重視の流れは、一時期に比べると縮小傾向な気がします。

 

それよりもっと前は軽量化がトレンドだったと思うんです。
軽量化については今も昔も変わらず宣伝ポイントな気がしますが、そもそもプロレースでは車重6.8キロ制限があるので、無意味に軽すぎるフレームがあってもさほど意味をなさないわけです。

 

現在のロードバイク界のトレンドは、間違いなく空力でしょう。
風洞実験であーだこーだとか、空力が何%向上したとか、そういうセールストークの商品は確実に増えていると思うわけです。

機材は進化しているのか?

空力が何%向上したとか、剛性が何%向上したとかいうのは、当然ですが速さを追求した話です。
エアロヘルメットにすることで何秒速くなるとか、そういうデータを見ることも珍しくなくなってきました。

 

ツールドフランスの山岳地帯、ラルプデュエズの最速タイムを持っているのは、マルコ・パンターニだということはよく知られた事実ですが、当時はクロモリフレームだったり、ダブルツールを制したときはビアンキの軽量アルミフレーム【MegaPro XL】です。
このアルミフレームはダブルバテッドのフレームに、カーボンフォークを合わせたモデルですが、最近のアルミフレームはさらに進化してトリプルバテッドも珍しくない時代です。

 

当時はドーピング疑惑とかいろいろあったわけですが、今の時代からするとさほど空力に優れているわけでもないクロモリやアルミフレームで結果を出してきたわけで、現代の進化した機材を以てしてもそれを超える結果は出ていないとも言えます。

 

ロードバイクの場合、エンジンは人間そのものです。
速い人は何に乗っても速いし、遅い人が最高級の機材に乗っても遅いことには変わりありません。
機材は確実に進化しているのでしょうけど、どうも業界側のトレンドの作り方が恣意的に感じるのは私だけでしょうか?



業界の宣伝を鵜呑みにしない

ここ数年のトレンドでいうと、空力は大きなポイントでしょうし、それ以外ではディスクブレーキが一つのトレンドでしょう。
よりいい機材ができた、だから買いましょう、というのがどの世界でも宣伝文句になるわけですが、確かに新しいもの好きな人にはこういうネタは好きでしょうし、誰が何を買おうとそれも自由です。

 

個人的に、例えばエアロヘルメットにしたからビックリするほど速くなったという人に出会ったことがありません。
多くの人は気のせいレベルだとか、違いはわからんとか言います。

 

フレームについても、確かによくできたエアロフレームは乗っていて楽しいなと思うのですが、それが本当に空力なのかと聞かれると正直よくわかりません。
唯一、誰でも違いがハッキリ出やすいとしたら、ホイールではないでしょうか?
ローハイトのホイールとディープリムを比べると、やはり高速域での伸びが違います。

 

世の中には【空力が何%向上したんですぅ!!】というパーツが氾濫している気がしますが、空力で言うならハンドルを1センチ下げるだけで相当な効果があります。
空力について否定するつもりは毛頭ありませんし、エアロ形状であることの見た目の良さから選ぶ人もいるでしょう。
好きなものを買えばよい、と思うのですが、数字上の実験効果よりも実際の使った感想のほうが大切だと思っているので、今後もこういった話題はあまり取り上げないだろうと思っています。

 

そういえば、ボーラやROVALよりも空力がいいと公表しているSACRAさんのホイールですが、使っている人の話とか全然見ないですね・・・
人柱覚悟で試すしかないのでしょうか・・・

 

今業界が作ろうとしているトレンドは、ディスクブレーキなのは間違いないでしょう。
ディスクブレーキについてですが、私自身ディスク否定派だと思われることが多いのですが、これは厳密には違います。
ディスクブレーキのいいところもありますが、まだ解消されていない欠点もあります。
まだまだ発展途上という印象が強いので、今リムブレーキ車に乗っている人が乗り換えるのであれば、もうちょっと様子見てからでも遅くないというのが私の考え方です。

 

 




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