ジオメトリって難しいですよね。様々な車種のリーチを見て思うこと。

ちょっと前にジオメトリ、特にリーチについて書きましたが、

ロードバイクにおける【リーチ】の重要性。ジオメトリは難しいでござるの巻。

リーチという概念で見ていくと、なかなか不思議なフレームもあるんだなぁと思うことがあります。
フレームサイズが小さい場合、車種によってはフレームサイズの大小とリーチの大小が逆転する場合がありますが、いくつか見ていて気になったものを挙げてみます。



本来、フレームサイズが大きく成ればリーチも大きくなる

リーチという概念についてはこちらでも書いていますが、

ロードバイクにおける【リーチ】の重要性。ジオメトリは難しいでござるの巻。

BB~ヘッドチューブまでの水平距離=リーチです。
リーチはここ数年で出てきた考え方ですが、なぜここが大切なのかについて。

サドルの位置というのは、基本的にペダルの位置で合わせます。
なので様々なフレームサイズが合ったとしても、サドル位置はあくまでもペダルに対して前後位置を決めますので、【BB~サドルまでの水平距離】については、どのサイズを選んでも同じ人が乗る上では全く同じと言えます。
そうすると、ハンドルまでの遠さを純粋に表すのは、リーチになるわけです。

普通に考えると、フレームサイズが大きくなる、つまりは水平トップチューブ長が大きくなるとリーチも大きくなる・・・といいたいところなのですが、実はこれに当てはまらないフレームはそこそこあります。
なぜこうなるかですが、あくまでも水平トップチューブ長というのは仮想の値であって、スローピングフレームではシートチューブの角度によっても水平トップチューブ長が変わります。

水平トップチューブ長が大きくなったのに、リーチは大きくならないフレームというのもあるわけで、なかなか難しいところです。

ジオメトリで不思議な例

決してフレームがダメとかケチ付けているわけではなくて、ジオメトリが不思議と言う話なのでお間違えないよう。

リドレー フェニックスSL

例えばリドレーのフェニックスSL。
これは最小サイズとその次のサイズの間で、リーチが逆転します。


2016 RIDLEY リドレーフルカーボンロードバイク完成車 FENIX SL フェニックス SL 【ロードバイク】【自転車】【ドロップ ハンドル】

水平トップチューブ長シート角リーチスタックハイト
XXS498mm75°379mm507mm
XS505mm74°374mm527mm

フレームサイズが小さいXXSのほうが、XSよりもリーチが短いという結果になっています。

メリダ ライド5000

個人的に見てメリダのライドシリーズは不思議なジオメトリだと思うのですが、こんな感じです。

水平トップチューブ長シート角リーチスタックハイト
4751875°373542
5053074.5°376555
5254074°378567
5455073.5°376587
5656573°378611

水平換算のトップチューブ長だと、最小サイズと最大サイズでは47mm差がありますが、リーチで見るとたった5mmしか変わりません。
しかも途中でリーチが逆転する箇所もありますね。





これがライド TEAM-Eになると、リーチが変わります。

水平トップチューブ長シート角リーチスタックハイト
4751874°366581
5053074°376537
5254073.5°375558
5455073.5°381576
5656573°382598

サイズ47のスタックハイトは間違っている気がしますが、リーチという観点から見ると、ハイエンドモデルだからなのかまともになってくる印象です。

ちなみにライドシリーズのカーボン車は、2019モデルでは全て廃止されています。
ライドシリーズはライド80のみになります。

《在庫あり》MERIDA(メリダ) 2019年モデル RIDE80 (ライド80)[アルミフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]

ライド80も、リーチだけ見るとおかしい気がしますが・・・

水平トップチューブ長シート角リーチスタックハイト
4451875°374536
4751875°372546
5053074.5°375559
5254074°377570
5455073.5°375591

ビアンキ フェニーチェ


《在庫あり》【ボトルプレゼント】Bianchi(ビアンキ) 2019年モデル FENICE105 (フェニーチェ105)[アルミフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]

水平トップチューブ長シート角リーチスタックハイト
50525mm74.3°384mm503mm
53535mm74°382mm529mm

こちらもサイズが大きいのにリーチで見ると逆転しています。

とりあえず目についた車種をいくつか挙げましたが、このようにリーチで見ていくとあれ??と思うこともあります。
このほかにも調べていくとそこそここういう事例はあるようです。

私が乗っているLOOK 765を見ていきましょう。

水平トップチューブ長シート角リーチスタックハイト
XS507.074355530
523.974365554
551.773375578
569.173385602
XL586.473395626

実は765を買う前、水平トップチューブ長だけ見て、SサイズとMサイズの差が結構あるなぁと思ってました。
でもリーチで見ると、きっちり10mm間隔になるように設計されているんですね。

LOOKの785Huez RSとかも、水平トップだけ見るとあれなんですが、リーチはきっちり出ている感じです。
まあ、XLとか誰が乗るんだ??と思うところはありますが。

一台目はショップに丸投げ、二台目は自分でも考えてみましょう

ドシロウトさんがジオメトリ見て考えることができるかというと、正直無理です。
一台目選びはショップに丸投げでいいと思います。
いくつかの店で違うサイズを勧められてしまったときには、自分でジオメトリを見て研究する必要も出るかもしれませんが。

二台目を買うときは、一台目のロードバイクからどうしたいのかを考えるべきです。
一台目でバッチリとポジションが出ているなら、一台目のリーチやスタックハイトを見て、二台目のサイズ選びに活かせばいいですし。
ステム長なども、乗らなくても選びやすくなりますよね。

メリダのライドあたりを見ると、単にリーチだけ見てしまうとサイズ選びしようがありません。
あくまでも水平トップチューブ長で選び、そこからリーチやスタックハイトを見て細かく判定していくというのがベストなのではないでしょうか?

ジオメトリって難しいですよね。
メリダのライドって、フレームのスケルトンはグレードに関わらず同じだと思っていたのですが、結構違いますね。

小さいフレーム作りでは、やはり角社ジオメトリについては腕の見せ所だと思います。
小さいサイズのフレーム作りではアンカーが良くできていると言われますが、

【12月下旬】【ANCHOR】(アンカー) 2019 RL6 SPORT(TIAGRA 2x10s)ロードバイク完成車(自転車)2006389340018ブリヂストンアンカー BRIDGESTONE 302

水平トップチューブ長シート角リーチスタックハイト
39048575.45°356507
42050075.15°364517
45051574.45°370532
48053074.00°374543
51054573.30°379560
54056073.00°385574

低価格帯のアルミフレームでもバッチリと言う感じでしょうか。

二台目選びの際には、是非リーチとスタックハイト、水平トップチューブ長を見て、さらに今使っているステム長などを考えていけばポジション出しもしやすいでしょう。