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【最新版】最近の自分なりのディスクブレーキロードバイクについての考え方を語ろうと思う。

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スペシャライズドの2019モデルは、ほとんどディスクブレーキ車になったという記事について、
http://roadbike-navi.xyz/archives/6226




コメントを頂きました。

頂いたコメント

ディスクが危険みたいなニュアンスの記事はいい加減アップデートされた方が宜しいかと。

そもそも本当にレース中にディスクのせいで怪我をしたのか実際のところは不明ですし、今のディスクブレーキは面取りされてて手で触って止める事すら可能です。(youtubeにも上がっています)
それにキャリパーとはやはり圧倒的なまでに制動力に差がありますし、雨天ともなるとその差は開くばかりです。

ビギナー向けを標榜するならブログならば尚更安全に止まれるマージンの大きいディスク派に宗旨変えすべきでは?
ビギナー向けと謳っていなければ、わしは未来永劫キャリパー派じゃあ!でもいいんですけど。

まぁ最終的には個人の趣向でも構いませんが、買い替えに費用ガーとかプロはまだキャリパーが多いとか、キャリパー推しの根拠がそもそもビギナー向けでないように思えます。

まず記事の内容を読んでもらえばわかるのですが、コメント頂いた記事については、ディスクブレーキが危険だとか、ビギナー向けがどうこうとか、書いていません。
何についてコメントされているのか、コメントを読んだ時点ではサッパリわからなかったのですが。

恐らくはこちらかと

それからいろいろ考えまして、恐らくですがデントナが大怪我した記事についてのことかなと思いました。
http://roadbike-navi.xyz/archives/243

 

この記事を書き直せというのであれば、必要性は全く感じないのでしません。
というのも、この事故が起こった当初、ディスクローターで怪我をした可能性が高いということで、一時的にプロレースでのディスクブレーキ使用が禁止になったことは事実です。
ちなみにこの時は、ディスクブレーキは完全解禁されていたわけではなくて、あくまでもテスト期間でした。

 

この事故についてですが、ディスクローターではなくチェーンリングの可能性が高いという結論になったように記憶していますが、結局のところ真相については解明できなかったと記憶しています(記憶違いなら申し訳ありません)。
この事故が起こった当時は、間違いなくこのような内容の報道がされていなことや、結局のところ事実関係が解明されていないことなどを考慮しても、特に書き直す必要性を感じていません。

 

で、それ以降もディスクブレーキについての記事は書いています。
例えば、この方がおっしゃるような、手でディスクローターを止める話も記事にしています。

ディスクローターは素手で止められる?危険性はない??
だいぶ前に書いたディスクローターの記事にコメントを頂いていたのですが、 この記事は、そこそこ前に書いた記事です。 で、このニュースが出た当時、ディスクローターが足をえぐったという話が伝わっており書いたのですが、これをきっかけにUCIは一時的...

 

素手で止めている動画も見ていますが、それを以ってディスクローターは怪我しないと結論付けるのは危険な発想だと思っています。
だって、素手でそっと触って止めるのと、落車で勢いを付けてローターに突っ込むのでは違うでしょうし。

 

例えばですが、スタンド上で回転しているタイヤを、素手で止めることは可能ですよね。
怪我もしません。

 

でも落車してタイヤによって擦過傷が起こることはあります。
これの違いは、わかりますよね。

 

こういう動画もあります。

野菜はカットできたし、ソーセージもカットできるけど豚肉は切れなかったという実験ですね。

 

しかし、この動画を以って、ディスクブレーキは危険だと結論付けるのは危険な発想です。
理屈の上では、ローターとチェーンリングだとどっちが危険かと言えば、当然チェーンリングでしょう。
トゲトゲですしね。

 

チェーンリングが回転中に触れたら、大怪我するのは目に見えてます。

 

素手で止めることができたから絶対に怪我の原因にならないとは結論付けることはできませんし、野菜やソーセージがカットできたからディスクローターが危険だと結論付けることもできません。
要は円盤が回転している以上、怪我の可能性となる可能性は十分あるが、怪我の程度がどうなるかまでは検証されていないというだけでしょう。

 

なのでディスクブレーキが危険だと主張したいわけでもないですし、安全だと主張したいわけでもありません。
それを結論付ける証拠がないというだけの話ですが、リムブレーキ車だってチェーンリングはありますし、危険性自体はさほど変わらないだろうというのが今の私の意見です。

 

ディスクブレーキが危険だという主張をしたいわけではないことを理解していただければ。

ビギナー向けを標榜するならブログならば尚更安全に止まれるマージンの大きいディスク派に宗旨変えすべきでは?

ビギナー向けを標榜するならブログならば尚更安全に止まれるマージンの大きいディスク派に宗旨変えすべきでは?

このようなご意見のようですが、根本的に私が主張したいことは意味が全く違います。

 

私がディスクブレーキを勧めていないと思われているようですが、正直なところどこで書いたのか思いだせませんが、初心者は好きなほう買えばいいと思うとどこかで書いているはずです。
例えばこちらでは、ディスクブレーキのメリットとデメリットを列挙してますね。

ディスクブレーキのロードバイクは、フレーム&フォーク重量に注意なんだそうです。
近年、メキメキと勢力を伸ばしているディスクブレーキのロードバイク。 次に買うならディスクにしようと思っている人もいるでしょうし、最初の一台からディスクブレーキを選ぶ人もいるでしょう。 (adsbygoogle = window.adsbyg...

 

私が言いたいことですが、正直なところ好きなほう買えばいいと思ってます。
ただし、ディスクだから止まれるマージンが大きいというのは一部不正確だと思ってます。
それは特定の環境くらいだと思ってまして、具体例を挙げるなら雨天時です。

 

そもそもですが、制動力というのはタイヤに依存します。
リムブレーキでも十分な制動力が得られることはロード乗りなら知っていることですが、制動力が上がりすぎるとタイヤと地面の摩擦力で限界を迎え、スリップするだけなのもロード乗りならよく知っている事実です。

 

ディスクブレーキの制動面でのメリットというと、
・雨天時でも制動力が落ちにくい
・少ないパワーで制動力が得られる(子供や女性には有利)

 

一般的な成人男性の場合、正直なところ制動力については、リムブレーキより軽く引けるという点でのメリットはあっても、止まれるかどうかについては変わらないと感じています。

 

ディスクブレーキだから止まれた、ということは特定の状況下以外ではないと思ってます。
まあ、その特定の状況下が存在する以上、リムブレーキよりもメリットが高いという意味にもなるのですが。

 

好きなほうを買えばいいと書いたのですが、初心者さんにはそうなります。
では既にリムブレーキ車を持っている人の買い替えの場合どうなのかというと、これも好きなほうを買えばいいと思ってます。

なんて投げやりな・・・と思うかもしれませんが、そういう意味ではありません。
一般サイクリストの場合、限られたお小遣いから費用を捻出して、新しい機材を買います。
結構多い意見なんですが、【既に〇×ホイールも持っているので、ディスクブレーキに移行したいと思いません】という意見です。

 

この〇×については、ボーラだったり、キシリウムプロだったりなど様々ですが、一般的にはそこそこのお値段のホイールです。
例えばリムブレーキ車でボーラを使っていたとします。
ディスクブレーキ車に買い替えた場合、当然ですがボーラと同等クラスのホイールを使いたいですよね。
完成車付属の鉄下駄ホイールでは満足しないでしょう。

 

なのでまたディスク用のボーラを買うのかという問題が出てくるわけですが、そのへんのお財布事情は人それぞれですので、好きなほうを買うしかないわけです。

 

ロード一台目の人は、好きなほうを買えばいいと思ってます。
というのも、ディスクブレーキだから安全マージンが高いと思ったことがないというか、リムブレーキでもかなり制動力高くないですか??
特に最近のキャリパーブレーキは。

いつも不思議に思うのですが、そんなにリムブレーキで危険な目に遭ったりするのでしょうか?
もしリムブレーキで危険だと思うなら、ディスクにしても変わりません。
恐らく危険な理由は乗り方ですので。

 

制動力自体は大きく変わるものでもありません。

 

それと、現状では、リムブレーキ車のほうが普及率ははるかに高いです。
当サイトのアンケートでも、ディスクブレーキ派は10%程度です。

で、これ自体がデメリットなんです。
例えばですが、知人などとホイール交換して試したくても、周りがみんなリムブレーキなら交換できません。
ホイールの試乗会も時々ありますが、まだリムブレーキ用ホイールが主体です。
近年はホイール買うのに中古品を探す人もいますが、まだ普及率が低いため中古市場でもあまり見かけません。
普及率も流通量も少ないので、値引きになりづらいです。

 

ちなみに画像のホイールは、当サイトの読者様からお借りしたROVAL CLX50です。
リムブレーキだと安全性が低いというのであれば、こうしたデメリットを上回るディスクブレーキにすべし!と言えますが、リムブレーキでも正しく使えば普通に安全ですし、ディスクブレーキはそこからわずかに制動面でメリットがあるくらいにしか感じないので、そこまでディスク推しにする理由が見当たらないんですね。

 

さらに言うと、あるショップのブログに書いてありましたが、ディスクコンポのブレーキに不良がそこそこ出ているそうです。
不良が出ているのはデュラエースだと書いてありましたが、そのサイトではもう何度かモデルチェンジを繰り返さないと、ディスクコンポは成熟しないとも書かれていました。

 

メリットとデメリットを考えた場合に、正直どっち推しでもないんですね。
結論で言うならば、好きなほうを買えば?となってしまうのが現状です。

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ディスクブレーキとリムブレーキのメリット、デメリット

上に書いたことを踏まえて、ディスクブレーキのメリットとデメリットを挙げます。

メリット デメリット
ディスクブレーキ リムブレーキよりも軽い力で制動力が得られる 既にリムブレーキ車を持っている場合、ホイールなどの互換性がない
リムブレーキに比べて雨天時でも制動力が落ちにくい 同グレードのリムブレーキ車よりも、値段が高くなる
リムを傷める心配が激減 フレーム、ホイール、コンポともに重量は増加する
カーボンリムの放熱性の心配が不要 リムブレーキ車のほうが普及率が高いので、他人のホイールを借りて試すことが困難
リムブレーキ車よりもフレーム剛性が高くなる リムブレーキ車よりも普及率が低いので、中古市場でホイールなどもあまり出回らない。市場の原理で値引きにもなりづらい
リムブレーキ車よりもフレーム剛性が増すため、乗り味が変わる

他人のホイールが、とか、中古市場で、というのは、当てはまらないというか他人とホイール交換して試すことがない人もいるでしょうし、中古なんて買わん!という人もいますので、全ての人にデメリットにはなりません。
リムブレーキ車の場合に比べて、という話です。

 

ディスクブレーキについてですが、握力が低い女性や子供には使ったほうがメリットがある、といいたいところなんですが、フレーム、ホイール、コンポなどリムブレーキ車よりも重量増加は避けられないのが現状です。
同ランクの車種同士で比べた場合、完成車重量は300~500g以上も差が出ます。
非力な人に重いロードバイクを使わせる、という点で見ればオススメできないともいえますし、安全性第一で制動力重視なら非力な人ほどディスクブレーキという見方も成り立ちます。

 

ただし、リムブレーキでそんなに制動力困ってますか??という話です。
非力な人や手が小さい人の場合、鍵になるのはSTIの角度と、ブレーキレバーの位置です。
これがうまくセッティングできてないなら、リムブレーキでもディスクブレーキでもうまくいきません。

 

フレーム剛性や振動吸収性については、他の要素でもカバーできるところなので(タイヤなど)、そこまで大きな問題ではないかと思います。

 

当サイトでも過去にディスクブレーキについてのアンケートは何度か行っていますが、
http://roadbike-navi.xyz/archives/7745

 

よく聞く声としては、こんな感じです。

既にリムブレーキ用のボーラ買ってしまっているので、ディスクブレーキがいくらいいとしても、資金的にまたディスク用のボーラを買うとか現実的ではなさ過ぎるので・・・(みなさんお小遣い多くてうらやましいです)

キシリウムプロ買ったので、ディスクブレーキには行けないですね。
また同じランクのホイール買うのは現実的じゃないし、ディスクブレーキ車買って完成車付属のホイールで満足するとも思えませんし。

お金に余裕がある人は、好きにすればいいと思います。
しかし現実的に、皆さん高額なホイール買うにしても奥様を説得して買っていたりするわけであって、そんなにポンポンと買うわけにはいかないという声はよく聞きます。
なので、資金力に余裕がある人は、好きに買えばいいと思いますが、多くの人はそうはいかないわけで、【ディスクブレーキにすべきだ】などというのも安易な気がするんですね。
リムブレーキだと超絶危険性が高いとかなら、資金面は考えずに【ディスク車にすべきだ!!】と主張するでしょうけど、別にリムブレーキ車が危険でもないですし。

 

なので結論から言うと、好きなものを自分の予算の範囲内で買えばいいと思ってます。
私の考え方としては、ディスクブレーキだからとかリムブレーキだからとかではなくて、最初に買ったロードバイクにある程度依存せざるをえないでしょうと言う話です。
最初にディスクブレーキ車を買ったなら、その後もディスクでしょう。
わざわざリムブレーキ車に行く理由も見当たりません。

 

一応書きますと、ディスクブレーキってメリットもあります。
やっぱ引きの軽さはリムブレーキとは違います。

 

でもメリットがあるものは全て、デメリットも必ずあると思ってます。
メリットしかないものなんてありません。

 

メリットとデメリットを考えて、どうするべきか決めるのは自分次第というわけですね。

 


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コメント

  1. kaneki より:

    いつも楽しく拝見させてもらっています。
    ディスクとリムの話でしたので、自分の意見を話したくなりました。
    自分はブルベで両方使っています。その上でどちらがいいかというと、やはりディスクです。
    600,1000kmと走っていると、少ない力で減速できるディスクは強力な武器です。とくに峠の下りで段差があると強く握っていると、段差の衝撃で手が痛くなります。
    それと手が小さい子供などはいくら調整しても、最近の子供は握力がないので、止まりません!
    うちの子供はアニオタでその影響でロードに乗りました。富士ヒルにも2度出て、一回は年代別入賞もしましたが、下りでは何度もオーバーランをして怖い思いをしたせいかそれ以来、ロードに乗ろうともしません。24kmのダウンヒルは子供には荷が重いですね!危険ということでもいわれますが、とりあえず、3年乗っていて問題がないですが、ディスクはメンテナンスが大変です。ディスクに1滴でも油がつくと、リムより効かなくなるときもあります。ちゃんと整備できるなら、自分はディスクを押します!

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      子供や女性で握力が弱い人は、ディスクはいいですよね。
      個人的には、そろそろシマノが、手が小さい人向けのSTIを作り、子供でも操作しやすいコンポを作るべきだと思うのですが、商売にはならないでしょうから(需要が少ない)、なかなか難しいのかもしれませんね。

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