チューブレスレディのリムの空気の気密性確保について、質問を頂きました。
こんにちは。
いつもブログを参考にさせていただいています。最近チューブレスレディタイヤを使い始めて性能には満足しているのですが、リムホールがあるタイプのカーボンホイールのため、リムテープが必要です。
リムテープのコストも馬鹿にならないですし、巻くのに失敗した時の精神的ダメージが大きいので、何とかして別の方法で気密を確保できないか考えてみました。
クリンチャープラグなどでリムホールを塞ぎ、そのままでは隙間だらけなので、さらに液状ガスケットでシールすることでリムテープレスで運用できないかという方法なのですが、同様の方法で運用されている例や、なにか不味いことがあってその方法はダメだといった情報をお持ちでないでしょうか?
もしご存知でしたら教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。
回答いたします。
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クリンチャープラグ
クリンチャープラグというのは、このような商品です。クリンチャープラグ50個
通常リムテープでニップルホールを塞ぐのですが、このクリンチャープラグで塞ぐことでリムテープが不要になるというものです。
通常、クリンチャー用のリムテープは20g程度ありますが、こちらは44個で5g態度らしいので、大幅に軽量化出来るというパーツですね。
ただしこれはクリンチャープラグと名前が付いているように、クリンチャー用です。
チューブレスだと恐らくはエア漏れするでしょうから使えないと思いますが、ボンドのようなものでニップルホールとクリンチャープラグの間を埋めてしまえばいいのでは?というお話のようです。
やってみたことはありませんが・・・
チューブレスレディでは、専用のリムテープを使わないと、エア漏れを防ぐことはできません。
で、このクリンチャープラグとボンドのようなもので固定してしまった場合ですが、構造上ニップルの交換が出来なくなるでしょう。
ニップルの交換なんてそんなに頻繁にするものでもありませんし、むしろしない人、する必要がない人のほうが圧倒的に多いと思いますが、何らかの理由でニップル交換の必要性が生じた際には、ドリルなどでクリンチャープラグとリムの接着を剥がさないと不可能になるでしょう。
カーボンリムの場合、リム内部が完全な空洞にはなってないこともあるようですし、仕切りみたいなのがあることも多いようです。
なのでバルブホールから誘導するのも無理な可能性がありますので、結局は接着したクリンチャープラグを吹っ飛ばす必要が出ます。
その際、リムを傷つける可能性もありますし、何より面倒でしょう。
また、こういう方法でどこまでエア保持できるのかもやってみないとわかりませんので、やったことがある人も恐らくはいないのではないでしょうか?
そんな面倒なことになるよりも、テープで簡単に剥がしたり取り付けたりできるほうが便利だと思うので、リムテープになっているのだと思います。
自己責任で試すのは自由でしょうけど、エア保持できるかはわかりませんし、何よりも面倒な気がします。
それならばリムテープのほうが便利なのではないでしょうか?
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コメント
チューブレス運用ではないですが、TLRリムでベロプラグを使用した経験としてコメントします。
気密性に関しては液状ガスケットで何とかなるかも知れませんが、ベロプラグの厚みがあるせいでビード上げが非常に困難になると思います。
ベロプラグで持ち上げられ、リムのくぼみとの間に段差ができるのでエアが漏れまくりです。
さらにこれはクリンチャー運用でも同じなのですが、タイヤが非常に嵌めにくくなります。プラグの厚みのせいでリムの溝にビードを落としきれないためです。
あとくぼみのRにもよりますが、そもそもプラグがちゃんとはまらないです。TLRのビード落とし用のくぼみは通常のクリンチャーリムの底辺よりもきついので当然ですね。
ということで3Mの8898がおすすめじゃないです。(←このブログ的に載せられそうな配慮をしたつもりです。消してもいいですよ)
コメントありがとうございます。
なるほど、そういうデメリットもあるのですね。
こういうパーツが世間に浸透しないのには、やはり理由があるんですね。