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ロードバイクを買って家に帰ってから、傷があることがわかりました。これは初期不良ではないのでしょうか?【質問いただきました】

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ロードバイクの傷について、質問を頂きました。

ロードバイクを買って家に帰り、家でじっくりと眺めていたところ、フレームに目に見える傷があることがわかりました。
家に帰るまでに傷が付くようなことはしておらず、もちろん転んだりなどもしていません。

なので明らかに傷物を売りつけられたと思っているのですが、購入店に言ってみたところ、目に見えるような傷はきちんと調べてから売っているのでこちらでは対応できないと言われてしまいました。
どうしたらいいのでしょうか?




回答いたします。

うーーーん・・・

フレームに傷があったというお話しですが、傷が付く場合、可能性としてはメーカー側の問題、運送会社の問題、ショップの問題、購入者の問題が考えられます。

 

で、ショップにメーカー(問屋)からロードバイクが届くとき、解体されていて段ボールに入った状態で届きます。
ほとんどの自転車屋は、梱包を解きながら、まずは傷のチェックをしているはずです。

というのも、メーカーからショップにロードバイクが届くとき、7部組といって70%完成・30%未完成の状態で届きます。
それをショップが組み立ててお客様に販売するわけですが、傷がある場合にはメーカーに戻すなどの作業が必要になる場合もあり、組み立ててしまうとまた解体して梱包しないといけませんので、二度手間です。
なのでまずは梱包を解きながら、傷の有無についてチェックするのが普通でしょう。

 

で、組み立てた後はショップに陳列しておくわけですが、ここでお客様が触ったとか、店員が移動する際に傷つける可能性はゼロではありません。
ただし、触った程度で傷が付くとは考えられないですし、思いっきり倒したとかそういうことがない限りは、そんな明確な傷にはなりづらい気がします。
間違って店員さんなどが陳列しているロードバイクを倒したら、普通はチェックするでしょう。

 

で、質問者さんの言い分としては、ショップから家までは乗って帰ったものの、傷つけるようなことはしていないというお話です。

道路走れば、傷つく可能性は否定できない

例えばですが、道路には無数の小石がありますので、タイヤで跳ねた小石がフレームに当たって傷つくこともあります。
また、自動車が走ることで小石を飛ばしてきて、それがロードバイクに当たることもあります。

 

こういうのって、気が付くときもあれば、気が付かないこともあります。
気が付くときというのは、走っていてカチン!などと音がします。
ただ、特に覚えがなくても、【これ、何の傷だったかなぁ??】というものが付くことはあります。

意外と盲点なのは、ワイヤーロックです。
ワイヤーロックの固定部(鍵になっているところ)は金属製なので、鍵を掛けるときや外すときにフレームに当たって傷つけることもあります。

 

で、今回の話で最大の問題点ですが、質問者さんはショップから家に帰るまでに、傷が付くようなことはしていない、と言っているわけです。
それって証明できますか??という話になるわけです。

 

今回の話、決して質問者さんが嘘ついているとは思いませんが、こういう問題の時には、第三者から見て客観的な理由がないと、意味がありません。
今回のケース、質問者さんが【自分は傷つけることはしていない】という言わば自供だけで、そこに客観性がありません。

 

つまりですが、実際には小石を当てたとか、転んだとかそういうことがあって傷つけた自覚があるのに、【私は転んでもいませんし、ショップの不手際です!】と言いがかりをつけている可能性を否定する材料がないわけです。

 

繰り返しますが、質問者さんは自分で傷つけたという自覚がないわけですし、そこに対して嘘を付いているとは思いません。
ですが、嘘をついていないという証明自体が不可能なのです。

購入時に確認すべきです

こういうのをしっかりしたいなら、購入時に傷の有無についてはきちんと見て確認すべきです。
ショップ側が【絶対に傷がない】などと保証して売っているわけでもないので、メーカーによっては【これくらいの傷は保証の対象外です】みたいに普通に売る場合もありますし、【傷物なので割引】などと謳って格安で売っている場合もあります。

 

今回のケース、もしかしたらメーカー出荷時に傷があったのかもしれませんし、ショップの組立作業中に傷つけた可能性もありますし、ショップで陳列している最中に何らかの原因で傷つけた可能性もありますし、質問者さんが家まで乗って帰る途中で傷つけた可能性もあります。
ただ、家に帰ったから気が付いたのでは、どの段階で出来た傷なのかを証明する手段がありません。
質問者さんが乗る前に傷に気が付けば、傷の原因が質問者さんにないことは100%証明できますが、乗った後ではどうやっても証明できません。

 

ショップ側も気持ち的には何とかしてあげたくても、お客様が傷つけた可能性を否定する材料がないので、どうしようもできないわけです。
お客様が傷つけた可能性を否定しているのは、買った人の自供だけですので、それではどうにもできません。

 

なので次に買うときには、買う前にジロジロ見て傷がないかのチェックをするしかないでしょう。
そこで傷があれば、あなたは買わないという選択肢が増えるわけですので。
お店によっては、傷物特価という形にする場合もあれば、これはこういうもんですと割引しないケースもあるでしょう。
どっちが正しいのではなくて、それに対して気に入らないなら買わなければ済む話です。

ただ、乗っているとわかると思いますが、知らぬ間にフレームに傷が付くことはあります。
外を走っているのだから当然です。
輪行すればなおさら傷が付く可能性はあります。

 

傷が付いていて嬉しいと思う人はいないでしょうけど、ロードバイクは見るものではなく乗るものですので、あまり神経質になりすぎないほうがいいのかもしれません。
買って長年乗って、無傷ですむということはありえませんから。




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