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工具を貸してくれないプロショップ←普通です。

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ここ最近、プロショップにおける工賃について何度か書いていますが、
http://roadbike-navi.xyz/archives/9083

 

自転車屋をバカにしている気がした話。
読者様から頂いた情報です。 誰が何を思おうと、それは自由です。 しかし、自転車屋の工賃というものをもう一度考えて欲しいなと思ってまして。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ...

 

これに関連して、ご意見いただきました。



プロショップでも、アーレンキーなどの工具すら貸してくれないところもありますよね。
前に走っているときにサドル位置を調整したくなって、たまたま見つけたショップにお願いしてみたら断られました。
それくらい貸してくれてもいいのに・・・と思ったことがあります。

これについて、私なりの考え方を書きます。

工具を貸してくれないショップ←普通です

アーレンキーくらい貸してくれてもいいのに、ということなんですが、工具は貸さないというショップって恐らくですが多いと思います。
これの理由なんですが、雑に使われて壊されたくないからではないでしょうか?

 

アーレンキーだって、雑に六角穴に突っ込んで斜めとかになっている状態でトルクかければ、ネジ頭も舐めてしまいますが、工具のほうも磨り減って使い物にならなくなります。

 

ここで大切なのは、ショップの店員からすると、あなたが何物なのか、どんなレベルなのか全くわからないということです。
ほぼ初心者みたいな人で工具の扱いに慣れてないのか、それとも実はショップ店員なのか、何もわかりません。
口頭で【ベテランです】と言っても、それを裏付けるものすらありません。

 

なので、商売道具を壊されると困るから貸したくない、というショップのほうが多いのではないでしょうか?

 

このあたりは考え方次第なので、なんとも言えませんが。

私自身は3回あります

私自身は、覚えている範囲では3回ほどショップで工具を借りたことがあります。

一度目は、サ〇クルベースあさひです。
なぜ工具を借りたのかですが、たまたまコンビニで休憩中にワイヤーロックを掛けていたのですが、開ける方のキーをなぜか紛失してしまっていて、ワイヤーロックを切断しないといけなくなったからです。
非常に困っているときに、たまたま100m先くらいにあさひがあることに気が付いたので、歩いていって事情を説明したところ、ワイヤーカッターを貸してもらえました。
このときはお金は取られませんでしたが、申込書みたいなのに記入した記憶があります。

2度目は、またしてもワイヤーロックなんですが、ダイアル式で数字をあわせて開錠しようとしたところ、なぜか数字が合っているのに開かなくなってしまいまして。
このとき、コンビニのすぐ向かいに有名なプロショップがあったので、事情を説明してワイヤーカッター借りれないか?と聞いたところ、すぐ真向かいだということで店員さんが付いてきてくれて切断してもらえました。
もちろん工賃は払っていますし、そのショップで代わりのワイヤーロックを購入して帰りました。
その節は大変お世話になりました。

3度目は、何かクリートがカチャカチャするなと思ったらネジが一本外れてどっかにいってしまっていて、行きつけのショップにネジだけってあります??と聞いたときです。
ネジだけはなかったのでクリートセットを買ったのですが、店員さんが【これ使っていいよ】とアーレンキーを貸してくれたのでご厚意に甘えました。
このとき、自分のロードバイクのサドルバッグには簡易工具が入っていたので借りる必要もないと言えばなかったのですが、せっかくなのでお借りしました。

 

覚えている範囲では、この3回です。
最後の奴は借りる必要もなかったのですが、顔見知りの店員さんだったので貸してくれたのでしょう。
これが全く知らない人だったら、どうなるのかはわかりません。

見ず知らずの人に、貸したくないと思うのは当然

上でも書いたことですが、見ず知らずの人に何かを貸したいと思う人はいないと思います。
壊される可能性もあるわけですから。

 

これ、たまに勘違いしていて、【工賃欲しいから、工具は貸さないって言われたんだと思う】と言っている人がいました。
アーレンキー程度で調整できる場所なので、工賃といっても千円とかそんなもんでしょう。
お金が欲しいわけではなくて、工具を壊されたくないというだけの話だと思いますが。

 

私も店舗経営者ですが、ずいぶん前に驚いたことがあります。
うちの店舗の目の前には、大型ショッピングセンターの駐輪場があります。

 

あるとき、知らない人が私の店に入ってきて、【200円、貸してくれませんか?】と言うんです。
はぁ?と思って聞いてみたら、駐輪場のロックを外すのに200円必要で、財布を家に忘れてきたと言ってました。

 

最初、【いや、無理です】と言ったのですが、絶対に返しに来ます!!と連呼していたので、じゃあ200円上げますどうぞ、と言ってあげたんですね。返さなくていいんでと。
この時点では、新手のタカリだとしか思ってませんでしたし、こんな奴に200円上げるなんて俺も狂ってるなくらいにしか思ってませんでしたが、翌日自分の店に来たところ、郵便ポストにお礼と500円入ってました。

 

ちゃんとした人なんだ、と驚いたのですが、よく見ず知らずの人にお金貸してくれと言えるな、とそっちにも驚きました。
なにせ、交番も近くにありますし、普通は交番にいくと思います。

 

ちょっと話は逸れましたが、工具を貸したくないというショップは、嫌がらせでもなくて、工賃欲しいわけでもなくて、貸して壊されたくないからでしょう。
貸して壊されて、文句付けて買いにいってくれる保証もないです。
どこの誰だかわかんない人に貸したいですかね??

 

工具だって、プロが使っているのは結構お高いものも多いです。
例えばこちらはかなり安いですが、

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こちらなんて、さっきのアーレンキーの10倍以上のお値段です。

万が一、お客さんに貸して、先端をダメにしてしまうようなプレイをされたときに、上の安物なら弁償しろといって応じるでしょうけど、高いものだとトラブルになりかねません。
トラブルになりそうなことを未然に防ぐということは店舗経営では重要ですので、貸したくないものは貸さないということですね。

 

こういう場合に、【なんだよアイツ!これくらい貸してくれもいいじゃん】と思うのは人の勝手ですが、相手の立場に立って考えれば、理由はわかると思います。

 

同じ理由で、空気入れすら貸さないというショップも聞いたことがあります。
厳密には、バルブに差し込むときに壊す奴がいるから、差し込みと抜くときは呼んでね?という扱いで、ポンピングするのは自分らしいですが。
工賃は取られないそうです。

 

空気入れでも、ヒラメのポンプヘッドを壊されたら、結構な被害です。
ヒラメのポンプヘッド自体が入手困難ですし、そういうのは貸したくないと思うのが人間ではないでしょうか?

 

あと話は逸れますが、ヒラメのポンプヘッド、これかなりいいですよ。

なんだかんだポンプヘッドなのに5000円くらいしますので、これを壊されたら泣きます。
http://roadbike-navi.xyz/archives/2184

 

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そんなわけで、確かに工具貸してくれたら嬉しい気持ちはわかるのですが、相手の立場に立って考えましょう。




コメント

  1. Y.H より:

    以前、とある自動車ディーラーのサービス工場で、自身の工具を同僚に使わせることは無い。という話を聞いて、仕事道具を大切にされているんだなと驚いたことを思い出しました。(おそらく高額な工具セットだと思われますが)

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      車の工場でもそうなんですね。
      というより、そういう工場の工具って、会社負担で備え付けなんだと思ってました・・・

  2. 高橋 より:

    高橋です
    工具について、同感です。
    知り合いの自転車屋さんは、貸し出し用を分けていました。±ドライバーと、六角と300ミリモンキーくらいですが。
    専用工具は貸したくないでしょうし、「たかが」モンキーだって、逆モンキーで使われたくはないでしょうから。
    貸したくない気持ちの一方で、大昔に「サイクル野郎」が流行った時代に、「工具借りに自転車屋さんに飛び込んで旅を続けた」的なシーンを覚えてる店主さんは貸してあげたい気持ちもあるのかもしれません。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      そのように、分けているショップも聞きますね。
      どちらにせよ、高い工具は使われたくないでしょうし。

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