PVアクセスランキング にほんブログ村 当サイトはAmazonアソシエイト等各種アフィリエイトプログラムに参加しています。
スポンサーリンク

【2018年モデル徹底比較】お買い得アルミフレーム+105のGIANT CONTEND SL1、MERIDA SCLUTURA400、RIDE400を比較してみる。

2018モデル
スポンサーリンク

やっとジャイアントの2018年モデルがお披露目されました。
初心者さんがロードバイク一台目を買うとき、アルミフレーム&105コンポという組み合わせを選ぶ人は多いと思います。



ジャイアントやメリダなどの台湾ブランドは、アルミフレーム&105コンポだと他社よりも安いことが多く、巷では【コスパがいい】と称されることが多いですが、人気の高い以下の3車種を徹底比較してみましょう。

・GIANT CONTEND SL1
・MERIDA SCLUTURA400
・MERIDA RIDE400

GIANT CONTEND SL1

ジャイアントのコンテンドシリーズですが、過去にあったレース向きのTCRと、ロングライド向きのDEFYを統合したモデルとされています。
コンテンドとコンテンドSLの違いは、主にアルミ素材の違いです。
SLのほうがグレードが高いアルミを使用しているとされ、その分軽量にフレームを仕上げたというものです。

パーツスペックを見ていきましょう。

フレーム ALUXX SL-Grade Aluminum

(フルアルミ)

フォーク Advanced-Grade Composite,Aluminum OverDrive Column

(カーボンフォーク、アルミコラム)

クランク シマノFC-RS510 50-34T
BB BB86
Fディレーラー 105(直付)
Rディレーラー 105(ショートケージ)
ブレーキ テクトロ R451
STI 105
ホイール GIANT P-R2 DBL WheelSet F:16H R:24H
タイヤ GIANT GAVIA AC 2 700x25C Tubeless Ready

(チューブレスタイヤ)

スプロケット 105 11-32
チェーン KMC X11
重量 9.0キロ
定価(税抜) 145,000円

このバイクの特徴ですが、アルミフレーム&105で税抜145,000円なので、比較的安価で買える105組のバイクと言えます。
ブレーキがテクトロなのがちょっと難点という感じでしょうか。

 

あと、シートポストがジャイアント独自のD-FUSEという形状のものなので、シートポストだけを変えたいと思った場合、ジャイアント製品以外は使えません。

 

あと、完成車としては珍しくチューブレスタイヤが装備されています。

MERIDA SCLUTURA400


メリダ 2018年モデル SCULTURA 400 / スクルトゥーラ 400 【ロードバイク/ROAD】【MERIDA】【送料無料/沖縄離島除く】【smtb−k】【kb】

メリダのスクルトゥーラシリーズは、レース向きのモデルとされています。
このバイクは上質なアルミフレームを使っており、乗りやすいロードバイクと言えます。

パーツスペックはこんな感じ。

フレーム Scultura lite-single BSA

(フルアルミ)

フォーク Road carbon Race

(フルカーボン)

クランク シマノFC-RS510 50-34T
BB JIS
Fディレーラー 105(直付)
Rディレーラー 105(ショートケージ)
ブレーキ シマノ R561
STI 105
ホイール Merida comp SL 24 pair
タイヤ マキシス Dolemites 25c
スプロケット 105 11-28
チェーン KMC X11-1
重量 8.9キロ
定価(税抜) 139,900円

このバイクの特徴ですが、まずはパーツスペックの割には安いということでしょうか。
ブレーキもシマノを採用。
R561なので決してすごくいいブレーキというわけではありませんが、他社製ブレーキに比べると効きがよく安心感があります。

ギリギリ8キロ台に収まっているというのもいいですね。
BBが昔ながらのネジ切りJISなのでメンテナンス性はいいです。

MERIDA RIDE400


ロードバイク メリダ 2018年モデル ライド400【シマノ105搭載】MERIDA RIDE400 ROADBIKE【SHIMANO105】自転車【ペダルプレゼント】【期間限定防犯登録無料】【送料無料】

ライドシリーズは、メリダのラインアップの中ではロングライドモデルとされています。
スクルトゥーラに比べるとハンドル位置がアップライトになり、姿勢がやや起き気味で楽な姿勢で乗れるのが特徴です。

パーツスペックはこんな感じ。

フレーム Ride Lite-Single BSA(アルミ)
フォーク Road Carbon Race(カーボン)
クランク シマノ FC-RS510

50/34

FD 105
RD 105GS(ロングケージ)
スプロケ 105 11-32
ブレーキ シマノ R561
ホイール フルクラム レーシングコンプ
タイヤ Maxxis Dolemites 25 fold
カラー SILK BLUE(ホワイト)
SILK BLACK(レッド)
重量 8.7キロ

 

このバイクの特徴ですが、フレーム素材はスクルトゥーラと同じアルミフレーム。
パーツスペックを見ていくと、スクル400と同じくブレーキはシマノR561を採用。

ホイールがフルクラムなので、この3つの中では一番ホイールが軽いはずです。
お値段は若干割高になります。

3車種を比較していく

まずはパーツスペックを比較していきましょう。

コンテンドSL1 スクル400 ライド400
フレーム アルミ アルミ アルミ
フォーク カーボン

(アルミコラム)

フルカーボン フルカーボン
クランク シマノ FC-RS510

50/34

シマノ FC-RS510

50/34

シマノ FC-RS510

50/34

FD 105 105 105
RD 105GS

(ロングケージ)

105SS

(ショートケージ)

105GS(ロングケージ)
スプロケ 105

11-32

105

11-28

105

11-32

ブレーキ テクトロ シマノ R561 シマノ R561
ホイール GIANT P-R2 メリダオリジナル フルクラム レーシングコンプ
タイヤ チューブレス

25c

クリンチャー

25c

クリンチャー

25c

カラー ホワイト シルクブラック

(シルバーレッド)

ブルー

シルクブルー

(ホワイト)
シルクブラック(レッド)

重量 9.0キロ 8.9キロ 8.7キロ
定価(税抜) 145,000 139,900 159,900

こうやって3つを同列に並べてみると、わかりやすくなりますね。

 

まず大きな違いがあるとしたら、フォークでしょうか。
フォーク重量の実測値とかメーカー値はわかっていませんが、ジャイアントのコンテンドSL1のみがアルミコラムのカーボンフォークです。
コラムってなによ?という話ですが、フォークの芯だと思えばいいです。
芯までカーボンでできているのがメリダのスクル400とライド400、芯がアルミになっているのがコンテンドSL1ということです。

 

ここの違いが乗り味にどう出るかと聞かれると非常に難しいです。
よく、【カーボン=乗り心地(振動吸収性)がいい】と思う人が多いのですが、カーボンコラムだから振動吸収性が上がるということはほぼありません。
フルカーボンフォークのほうが軽量であることだけは間違いない事実です。

 

なので若干ハンドリングが軽いかな?くらいの差ですが、ハンドリングの軽さは違う要素にも左右されるので、一概には言えません。
なので単に【メリダのほうがフォークが軽い】くらいに捉えておけばいいでしょう。



パーツスペックは似たような感じですが、ブレーキが大きく違います。
メリダの二つはシマノブレーキを採用。
R561は105などのコンポのグレードには関係ない【ノーグレード品】で、イメージ的にはティアグラと105の中間くらいの実力です。

 

最近のシマノブレーキは進化が激しくて、正直なところティアグラブレーキでも十分効きます。
なのでR561のままでも十分使えると思います。
もしR561を変えるなら、狙うはアルテグラのブレーキでしょう。
105に変えてもいいですが、105のブレーキだとそこまで劇的な差にはならないので、せっかくお金を出すならアルテグラのブレーキのほうがいい気がします。

Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 ブレーキキャリパー

一方のコンテンドSL1についているテクトロブレーキですが、こいつは本当に効きません。
R561で峠の下りはまだ許せますが、個人的にはテクトロブレーキでの峠の下りは勘弁という感じ。

なのでテクトロブレーキは即座に105以上のブレーキに交換したほうがいいでしょう。

105ブレーキキャリパー

ホイールについてですが、これはドングリの背比べに近いです。
恐らくですが、ライド400についているフルクラムのレーシングコンプが一番軽いはずです。
ですが、このホイールも劇的に軽いわけではなく、走りを向上させたいならカンパニョーロのゾンダが最低ラインになってくるので、完成車付属ホイールを比較してあーだこーだ言っても仕方ない気がします。
まあ、軽いほうが気分的には嬉しいでしょうけど。

Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

重量 1596g(ペア)
リムハイト F25mm、R30mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ ×(25C以上)
スポーク数 16/21
対応スピード シマノ8-11s

完成車付属ホイールの重量を調べて、少しでも軽いホイールがついている完成車を買おうとしている人を見たことがありますが、本当に無意味です。
これの理由ですが、ホイールは全体の重量が大切なのではなく、リム重量がどれだけ軽いかが問題になります。
完成車付属ホイールをバラバラにしてリム重量を測っている人なんていませんので、ホイール重量を見てうだうだ言うのは時間の無駄です。

 

他に大きく違う点があるとしたら、タイヤでしょうか。
ジャイアントだけはなぜか今期からチューブレスタイヤになっています。

 

走行性能で言うならば、チューブレスタイヤは乗り心地もよく、転がり抵抗も低いのですが、メンテナンス性が悪いのが難点です。
パンクしたときに、ハンドポンプではビートが上がらない(空気を入れられない)のと、パンクした場合はタイヤごと交換です。

クリンチャータイヤなら、パンクした場合でも中に入っているチューブを新しいものに変えれば走れます。

 

チューブレス用のホイールにはクリンチャータイヤも嵌めることは可能なので、中にチューブを入れてということも可能ですが、チューブレス用ホイールって、クリンチャータイヤの脱着がかなりきついんですよね・・・
なので初心者には向かないタイプだと思います。

 

なのでコンテンドSL1の場合、使い勝手優先ならばホイールとタイヤを買い替えてしまったほうがラクな気がします。
もちろん、そのままでも使えるのですが、上級者でもチューブレスは嫌がる人が多い中、初心者向けのコンテンドにチューブレスタイヤを持ってきたというのはどうなんでしょうか・・・

 

スプロケの歯数の違いですが、ここは気にしなくていいです。

というのも、気に入らないスプロケ歯数なら、スプロケだけ変えればいい話です。

 

重量差はほとんどありません。
300g程度の違いは誤差なので、気にしなくていいかと。
気分的には8キロ台のほうが嬉しいですけどね。

ジオメトリを比較してみる


ジオメトリというのは、各パイプの寸法図です。
ここのわずかな違いが、乗り味に影響を与えます。

ここでは【C】のリアセンター長と【E】のヘッドチューブ長を、トップチューブ長【B1】ごとに比較していきます。

<リアセンター長>

コンテンド 410mm
スクル400 408mm
ライド400 410mm

リアセンター長(チェーンステイ長)はフレームサイズに関係なく、3つとも共通の長さです。
リアセンターの長さがどういう意味を持つかというと、ここが短いとペダルを踏み込んだ時の加速力が高くなります。
イメージとしては、リアセンターが短いとペダルを踏み込んだ時の反応がダイレクトな感じがして、逆に長いとワンテンポ遅れるような感覚でホイールが回るようなイメージです。

なんですが、2mmの差なので、あまり体感できる違いはないと思います。

<ヘッドチューブ長>

トップチューブ長 コンテンド スクル400 ライド400
510 125
518 150
520 130
530 145 140 160
540 170
545 165 150
550 190
560 190 170
565 215
575 190

ヘッドチューブ長が短いと、ハンドルを思いっきり下げるポジションが可能になります。
逆に長いと、アップライトなポジションとなります。

 

ここで勘違いする人が多いので書きますが、ヘッドチューブ長が短い車種でも、ノーマルのポジションではハンドル位置は高めにセッティングされています。
初心者向けのセッティングでは、原則としてハンドル位置は一番上になっているのが普通です。

 

ここを好みによって変えていくのですが、ヘッドチューブ長が短い車種は思いっきりハンドルを下げたポジションが可能ですが、ヘッドチューブ長が長い車種は、可能な範囲でハンドルを下げたとしても、短い車種よりも下がり切りません。
物理的に不可能になります。

 

レースに出るとか、とにかく速く走りたい人はハンドルを下げて空気抵抗が小さくなるポジションで乗っています。

 

初心者さんにすごく多いのですが、ヘッドチューブが長い車種(=ロングライドモデル)を買った後に、ハンドルを思いっきり下げても物足りないなどと言いだす人がいます。それは最初から分かっていたことなのでは??と思っちゃいますが、あとから言い出す人がいて困ることがあるため、念のため書きました。

見てわかると思いますが、レースモデルのスクルトゥーラが最もヘッドチューブが短く、ロングライドモデルのライドシリーズはヘッドチューブ長が長いです。

どれを買うべきか?

ここまで読んだ方は、この3つでどれを選んだらいいかある程度分かると思います。
まず、当たり前ですがレースモデルに乗りたいのか、ロングライドモデルに乗りたいのか決めてください。
レースに出ないからロングライドモデル、という選び方はNGです。

 

前にも書きましたが、要はスピード重視なのか、乗り心地重視なのかという話です。

 

このジャイアントのコンテンドSL1、メリダのスクルトゥーラ400、メリダのライド400は、どれも【アルミフレーム&105コンポ】という組み合わせです。
この【アルミフレーム&105コンポ】というところだけを見たら、どれを買っても同じと思うかもしれませんが、よくよく見ていくと明確な違いが見えてきます。

 

まず、パーツスペックから見たらジャイアントのコンテンドSL1はメリダより劣ります。
チューブレスタイヤなのは、初心者さんにはむしろマイナス材料な気がします。
初心者さんはクリンチャータイヤのほうが絶対的に扱いやすいです。

 

加速性を楽しみたいなら、メリダのスクルトゥーラがこの3つの中では秀でています。
これはリアセンター長とヘッドチューブ長のジオメトリの問題です。

 

ロングライドで楽したいなら、メリダのライド400がラクチンでしょう。
ですがこの3つの中では最も値段が高いです。

 

フレームカラーは好みなので何とも言えません。
個人的にはフレームカラーがホワイトだと、汚れが落ちなくなって大変だと思います。
ですがこの辺は好みです。

 

同じ【アルミフレーム&105】でも、この3つは走りにも違いが出るので、まずはあなたが求める性能は何なのか、そういう視点から見ていきましょう。




コメント

タイトルとURLをコピーしました