読者様に聞くまで知らなかったのですが、ピナレロのRAZHA11速105完成車の定価が10万円下がるらしい。
ご存知かとも思いますが、ビアンキとピナレロが特定のモデルを値下げしたようです。
http://www.ysroad.net/shopnews/detail.php?bid=651757
https://www.cyclesports.jp/news/new-product/110672/?all#startビアンキのeBikeは半額以下です。
RAZHAは12速化したのに値下げし、11速モデルは一気に10万円以上の値下げです。(値上げ前は327,800円だったので、それでもまだ高いですが)値下げすることは悪いことではないと思いますが、値下げ前の値段で買った人のことが気になります。
ビアンキのeBikeを90万円以上で買った人が日本に何人いるのかは知りませんが、RAZHAの方はそれなりにいるでしょうし、ショップや店員によっては『ロードバイクはまだ値上がりする』『今がいちばん安い』などと言っていましたし、ショップのブログなどにもそのような記事を度々見ました。まさかショップも店員も騙すつもりで言っていたわけではないでしょうし、その時は本当にそう思っていたのかもしれませんが、値下げ前の高い値段で買った人にとっては『騙された』という気持ちになるのではないかと思います。
特にRAZHAはピナレロの中ではエントリーモデル寄りなので、これを選ぶ人というのは初心者かまだロードバイク歴が浅い人だと思いますし、ショップ店員の言葉を鵜呑みにすることが多いのではないかと思います。値上げにも値下げにも理由は様々あるのでしょうが、ピナレロは少し前にもFシリーズとXシリーズで同じ値段で高級ホイールがつくキャンペーンをやっていまたし、こんなやり方はユーザーをバカにしているのではないかと感じます。
管理人様はどう思われますか。
値段はこうなります。
| 旧価格 | 新価格 | |
| 12速105 | – | 42万9000円 |
| 11速105 | 46万5300円 | 36万2000円 |
まあ、値下げ前の定価で購入した人からすれば、「10万も値下げってなんだYo！ムキー！」となっても何らおかしくはない。
1万円値下げとかならまあ誤差の範囲でしょうけど、10マンエン値下げと言われたら「ファッ！？」と変な声も出そう。
そもそも、なんでこんなに値下げするかといえば、ピナレロについては12速105完成車が出る以上、在庫処分的な意味合いが強いでしょう。
同じグレードのコンポなのに、11速と12速が同じ値段ならば11速は売れない。
変な話、どこのブランドもモデルチェンジ前には代理店からショップに格安で卸されます。
以前某社のバイクが60％オフで販売されていたのを見ましたが、30万のバイクが12万でしたから買った人は相当ホッコリ、もしくはモッコリしたでしょう笑。
こういうのって代理店からショップへはひっそりと格安で卸されるので、値下げ価格が代理店から発表されるわけではありません。
ピナレロの件はおそらく、通常であればひっそりと格安でショップに卸されるものを公表しただけなのかも。
何年か前に、某社のロードバイクが定価の10％でショップに卸されたと聞きました。
モデルチェンジ前の在庫処分として代理店から放出。
ほとんどのショップはかなり値引きしてお客さんに販売したそうですが、本来は表に出ない値引きをわざわざ発表したとも取れる。
読者様の中でも、とんでもない安値でロードバイクを購入した人はまあまあいますが、あれってショップが赤字覚悟で値引きしているよりも、代理店が激安価格でショップに卸したから大幅値引きのことが多いと思う。
ちょっと前にはメリダがかなり値下げしてましたが、
確かに値下げ前価格で買った人からすると「ファッ！？」と変な声が出そう。
その意味では配慮がないようにも取れますが、個人的には直接お客様に接するショップの立場がビミョーな気がします。
お客様から「なんでこんなに値下げなんだ！」と言われたらまあまあつらいですし。
ピナレロの件は、モデルチェンジで12速が出たために在庫処分でしょうね。
値段が下がってもバイクの価値が下がるわけではない、と考えて慰めるしかないような気がします。
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