昨年腰を痛めて以降、なんか日によってはやたらとハンドルが遠く感じることがありまして、ステム短くしようかなと思ってました。
これもその日の調子次第なので、調子がいい日だと今使っている110mmでちょうどいいけど、調子が悪い日はやたらハンドルが遠い・・・
というわけで、ステムを100mmにしようと思いまして。
買ったのはTNI Helium6 (ヘリウム6)
これは最初からネットで調べて狙っていたのですが、買ったのはTNIのヘリウム6です。
なぜこれを選んだかというと、軽量で安いからです。
定価は4200円(税別)。
重量はカタログ値で90g(100mm)。
実測値は86gでした。
ただこのヘリウムでの注意点ですが、
トルクスネジです。
ネットでの評判で、六角と勘違いしているんだと思いますが、ボルトがなめたというのを見かけましたが、使うのはT20です。
ショップでこれを聞いた時、ホームセンターでも寄ってトルクスレンチを買おうかと思っていたのですが、もしかして、と思って何も買わずに帰宅。
トルクレンチセットを開けてみたら、
T20も入ってました。(右上)
なのでこれで取り付けです。
正直なところで言うと、TNIのヘリウムというこのステム、なんか安っぽい見た目です。
ショップには2万円を超えるステムや1万円弱のステムなどもありましたが、見た目の安っぽさは正直あります。
艶ありブラックだからでしょう。
ただ、前に使っていたFSAのステムも、艶ありの安物だったので、雰囲気的には変わらずです。
このステムを選んだ理由ですが、一応まともなメーカーであるTNI製であることと、安い割には3Dアルミ7050鍛造ステムだからです。
前のFSAは6061アルミだと思いますが、より軽量で剛性が高い7000番台のアルミステムで、定価が4200円なのでお買い得かと。
メーカーサイトを見ると、艶なしもあるようです。
艶なしのほうが多少高級感があるかもしれません。
使用感などはまた別の機会に書きますが、正直なところ、ステムって差が出にくいパーツです。
安いものだと剛性が低いこともありますが、今回は短くしていることと、7000番台のアルミステムなので、剛性はやや上がっているか、変わらないかくらいだと思いますが、たぶんわからないでしょう。
このステム、ヘリウム6というのがライズ角6度、ヘリウム17というのがライズ角17度です。
そのまんまですw
こちらがメーカー値になります。
ヘリウム6 | 艶あり | 艶なし |
40mm | 71g | |
50mm | 75g | |
60mm | 80g | |
70mm | 84g | |
80mm | 84g | 90g |
90mm | 94g | |
100mm | 90g | 97g |
110mm | 105g | |
120mm | 99g | |
130mm | 102g | 112g |
長さと重量の増加が一致しないところもありますが・・・
ヘリウム17 | 艶あり | 艶なし |
80mm | 86g | |
90mm | 92g | |
100mm | 93g | 99g |
110mm | 105g |
カーボンステムだから軽量なわけでもない
実際のところ、カーボンステムだから軽量というわけでもありません。
ショップにはありがたいことに、ステムコーナーのところに秤が置いてあるのでいろいろ乗せてみましたが、カーボンステムのほうがむしろ重いことが多いです。
ただし、軽すぎるからいいというほど単純な問題ではなくて、高級なカーボンステムだと剛性が高いものが多いようです。
ステムの剛性って難しいところですが、ヒルクライムなどでダンシングすると分かりやすかったりします。
ちなみに、カーボンステムに振動吸収性を求める人がいるのですが、これは絶対に体感できないと思っていいでしょう。
カーボンステムを使う理由は、剛性重視のことが多いです。
結構勘違いしている人が多いですが、アルミとカーボンでは、素材で見るとカーボンのほうが剛性は高いです。
アルミフレームが剛性が高いと言われる理由ですが、アルミ自体は柔らかい素材です。
アルミフレームは大口径のチューブを使うことで、フレームとしては剛性を高めているというだけの話です。
素材としての剛性と、フレームとしての剛性は必ずしも一致しません。
結構薄いなと感じますが
今回買ったTNIのヘリウムというステムですが、触った感覚では【薄い】と感じます。
軽量アルミステムなので当然でしょうけど。
ショップでの在庫が艶アリしかなかったのでそれを買いましたが、艶なしのほうが見た目はいいかもしれません。
TNIというと、安くてそこそこ良質なものを作っているメーカーです。
TNIで最も有名なのは、こちらのCo2インフレーターではないでしょうか?
バルブ式になっているので、使い勝手がいいです。
あと、手組ホイール用のリムでも有名ですよね。
このリム、重量が380g程度しかなく、リム重量だけを見るとデュラエースC24とほぼ同じです。
ヒルクライム用のホイールを作るときにも有用ですよね。
TNIのアルミリムは、KINLINにも全く同じものがあるのですが、
KINLINのXR-300と、TNIのAL300は同じものです。
いまだにどっちが作っているものなのか、詳しくは知りませんが、KINLINだとカラーリムがあるのも特長だったりします。
話が逸れましたが、今回は単にステムを短くしたいというところと、正直なところステムの種類・値段の違いで走りが大きく変わるわけでもないということもあり、安くて軽いものはないかと探したところ、見つかったのがヘリウムです。
見た目も高級感は全くありませんが、単に軽量かしたいという人にはいいパーツかもしれません。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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