PVアクセスランキング にほんブログ村 当サイトはAmazonアソシエイト等各種アフィリエイトプログラムに参加しています。
スポンサーリンク

最強レベルの汚れにくさを誇るチェーンのオイル、イノテック105。

blog
スポンサーリンク

先日、105とデュラエースのチェーンの違いを書きましたが、コメント欄より【イノテック105】を紹介してくださった方がいました。



イノテック105というのはチェーンオイルの名称で、105という数字はコンポの105とは全く無縁みたいです。
これ、私自身も前に気になっていながらも導入を断念したことがあり、せっかくだからご紹介いたします。

イノテック105とは??

輸入代理店のサイトによると、以下のように書かれています。

・ドイツから来た高性能オイル
とにかく汚れにくい
34%のエネルギー節約、約3倍のチェーンの寿命、摩耗の軽減、メンテナンス回数の削減を実現
・簡単!塗って、洗って、乾かすだけ
・シクロクロスやMTBにも

コメント頂いた方も書いていましたが、どうやらかなり汚れにくいようです
超ドライな皮膜をチェーンに形成し、サラサラだから汚れも付着しづらいというのがウリのようです。

気になる点としては、
・34%のエネルギー節約
⇒何と比較して、どんなエネルギーを節約されたのかが不明。もちろん、ほかのチェーンオイル使用時と比較しているとは思いますが、具体的な数値を挙げるならば比較したオイルくらいは書いてほしい。
まあ、他社のオイル名を書いて比較すると、営業妨害になりうるのでなかなかできないとは思いますが。

・約3倍の寿命
⇒産業用チェーンの寿命が3倍に伸びたと書いてありますが、例えば10速チェーンだと5000キロが寿命、交換目安と言われます。
それが15000キロまで行けるのでしょうか???

それとも、チェーンオイル切れがほかのオイルよりも3倍いけるという意味でしょうか?

この辺りは、若干差し引いて読んだほうがいいでしょう。

でもこういう表現って、自転車業界は多いですよね。
【剛性が10%アップ】とか、【回転抵抗が50パーセント低減】とか。
もちろん、誇大広告にならないよう、メーカー的にはきちんと実験したうえで数値を出しているはずですが、エンドユーザーにとっては【それがどれくらい変化として感じるか】が大切なわけです。
剛性が10%向上したとして、それを体感できないなら意味がないわけです。

イノテック105の実力

私が自転車からイノテック105を勧められた理由は、【やたらとチェーンオイルが飛び散ること】を相談したときでした。

私は元々は、フィニッシュラインのセラミックワックスルーブを使っていました。

フィニッシュライン(FINISH LINE) セラミック ワックス ルーブ 120ml プラボトル
フィニッシュライン(FINISH LINE) (2012-06-27)
売り上げランキング: 11,920

このセラミックワックスルーブですが、ビックリするほど汚れにくいです。
それだけを目的に使っていました。

このオイル、ワックス皮膜をチェーンに形成するという商品なのですが、寒い時期になるとワックスが固形化し、やたらと回転が重くなっているのが気になっていました。
寒い時期は、チェーン上に白いネチャネチャした個体が浮き出たりしてました。

あるとき、セラミックワックスルーブのオイル切れの早さと回転の重さが気になって、家にあったワコーズのメンテルーブをチェーンオイルとして使ったところ、回転が明らかに軽くなりました。
それ以降、ワコーズのチェーンルブだったり、チェーンオイルではないですがRESPOのチタンスプレーを使ったりしてました。

RESPO(レスポ) TITAN SPRAY 100ml
RESPO(レスポ)
売り上げランキング: 27,221

RESPOのチタンスプレーをチェーンオイルとして使っていた理由ですが、自転車屋から【これだとあんまり飛び散らないはず】と勧められたからです。

チェーンオイルを付けた後、一日放置してからしっかりふき取って使っていましたが、やはりフィニッシュラインのセラミックワックスるーぶよりははるかに飛び散る&汚れるし、かといって回転の軽さを重視してチェーンオイルを使うと汚れやすい&飛び散るし・・・
こんなことを相談したときに、紹介されたのがイノテック105です。

イノテック 105 チェーンオイル 200ml(リキッドタイプ)
innotech
売り上げランキング: 46,104

イノテック105を導入しなかった理由

自転車屋に言われたのは、イノテック105を使うにはまず完璧レベルに脱脂しないといけないそうです。
チェーンから脂分を完全に取り切った上で、イノテック105を付け、天日干しして乾燥させる必要がある。
また、チェーンリングやスプロケ、プーリーも同様にチェーンオイルが付いているとダメなので、それらも完璧レベルに脱脂して、チェーンリングやスプロケ、プーリーなどにもイノテック105を施工する必要があると言われました。

チェーンの脱脂はチェーン洗浄機では無理で、チェーンを切ってきちんと洗わないとダメとのことでした。

その当時、私はチェーン切りを持っていなかったので、話を聞いているだけで【めんどくさそう】と感じ、導入を見送りました。
また、自転車屋の話では、【汚れにくいけど回転性はそこまでよくない】という話だったのも導入を見送った理由でもあります。

先日コメントを頂いた方にも、【チェーンの潤滑性が落ちると聞いたがどうですか?】と聞きましたが、やはりチェーンノイズがほかのオイルよりも大きいそうです。
その方は汚れにくさを重視しているから問題ないと言っていました。

結局は二兎を追うものは一兎をも得ず

イノテック105ではチェーンの潤滑もいいように書かれていますが、私の聞いた話や知る限りでは、もっと潤滑性能がいいオイルはたくさんあるようです。
なので潤滑性能と汚れにくさを両方求めること自体、無理があるのかもしれません。

潤滑性能自体は、ウェット系のオイルのほうがいいでしょう
その代わり、汚れは超早いですが。

ネット上で見かけるイノテック105の問題点としては
・脱脂が大変
⇒中途半端に脱脂すると、イノテック105を添付しても意味がない
・乾かすのが大変
⇒すぐに乗れない
・においがきつい
⇒我慢ww

こんなところでしょうか。
なお、コメント頂いた方はチェーンを二本用意し、一本はイノテック105を添付して乾かしている状態にしているようでした。
正直、頭いいなと感心しました。

前はイノテック105が最初から施工されているチェーンも売っていたはずなんですが、ネット上では見つかりませんでした。
イノテック105について言えることは、【汚れにくさ重視ならアリ】ということでしょうかね。

ちなみに私が今使っているオイルは、AZのロードレースSPです。
潤滑性能は最強クラスだと思っています。
汚れやすいですが・・・




コメント

タイトルとURLをコピーしました