トリム操作を使いこなす。フロントディレーラーとチェーンの干渉、音鳴り改善に。

フロントディレーラーの羽とチェーンが干渉して音が鳴るということがありますが、フロントディレーラーにはトリムという機能が付いています。
このトリム機能によりチェーンとFDが干渉しないようにしているわけですが、これを使いこなしている人は意外と少ない気がします。




えっ?FDってアウターとインナーの2段階じゃないの??と言われてしまうこともありますが、厳密にはもっとFDのポジションがあります。

FDとトリム

まず、誰でも知っているのがアウターの位置とインナーの位置ですね。

左STIの大レバーをグイっと動かせばアウターに入りますし、小レバーを動かせばインナーに入ることは、ロード乗りなら誰でも知っていることです。

さて、現行のデュラエース(R9100)~ティアグラ(4700)までについては、フロントディレーラーの位置は実は4段階あります。
その4段階とは
・トップ
・T-トリム
・ロー
・L-トリム

知ってましたか?
これがついているのは、デュラエース(R9100、9000)、アルテグラ(R8000,6800),105(5800,5801),ティアグラ(4700)です。
http://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-FD0002-05-JPN.pdf
シマノのマニュアルの13ページに書いてあります。

トップの状態から【T-トリム】の位置にするには、小レバーを僅かに押す感じです。
これをする必要があるときは、フロントがアウター、リアがローのときですね。
リアがローに行けばチェーンが内側に食い込んでいく感じですから、FDをちょこっとだけ内側に寄せてあげればチェーンと干渉しないというわけです。

L-トリムはインナー×ローで使う感じですね。
逆にフロントインナーでリアをトップ側に変速させて干渉する場合は、大レバーをわずかに押してトリムさせることも可能(L-トリム⇒ローの位置へ)。

ただ、ほとんどの人って変速時に一気にレバー操作するので、トリムってなによ??という人もいるかもしれません。

特に、最近のFDには樹脂製のスキッドプレートがついているので、そもそも音がかき消される感じになります。
一昔前のFDだと、チェーンの金属とFDの金属が当たるとガチャガチャいってましたが、最新型は良くできているなと思います。

ちなみにソラ(R3000)以下については、トリムは一段階しかありません。
つまりはFDのポジションは3段階です。

http://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-RBFD001-01-JPN.pdf

<追記>

ソラR3000を使っている方から、R3000でもトリムは2段階あると報告がありました。

PDFの記載は一体・・・

干渉が避けられない場合もなくはない

FDとチェーンの干渉ですが、これはフレームにも依存します。
チェーンステイ長が短い車種だと、たすき掛けが強くなって干渉しやすくなる場合もあります。

ただし、根気よく調整していけば、最近のFDではトリムも駆使すれば干渉はしないようにできることがほとんどです。

これについては、上に挙げたようなマニュアルどうりにやるのが一番です。
裏技とかもなくはないですが、シマノはマニュアル通りにやるのが一番な気がします。

どうしても干渉が避けられない場合は、使う頻度が少ないギアを捨てることです。
例えばですが、インナー×トップという組み合わせは、ほとんどの人が使わないと思います。
インナー×トップに入れるなら、先にフロントをアウターに上げればいいだけの話ですし。

なのでインナー×トップで干渉してもいいというセッティングにすることもあります。
要はトリム操作をするのが面倒だから、トリム操作しないでも実用ギアで音鳴りしなければいいという考え方ですね。

私が前に乗っていたビアンキは、コンポは5700でしたが、まさにインナー×トップは干渉してガラガラいう状態になってました。
けど使わないのでいいんです。
その分、アウター×ローでトリムしなくてもいいようにしていました。

話は変わりますが、シマノのFDはR9100(デュラ)、R8000(アルテグラ)、5801(105)でちょっと構造が変わりまして、変速がより軽くなったということは前にも書いた気がします。

私のところに来たメールでも、FDだけ5800⇒R8000にしたらフロント変速が軽くなった!という話も来てます。

私がLOOK765を買ったとき、付いていたFDは5800、そのちょっと前にFD-5801がリリースされました。
なので自転車屋に【FDだけ5801にしたほうが軽くなるのか?】と聞いたのですが、これはフレームによるそうです。

というのも、5801やR8000などの新型FDは、ワイヤーの取り回しがきついフレームでも引きが軽くなるようにできているだけで、元々ワイヤーの取り回しにそこまで無理がないフレームなら、そこまで大きな差にはならないと。

ただ、他人がやってみて【軽くなった!】と聞くと、やりたくなるのが人間ですね。

なので5800のFDを使っていて新型FDを試してみたい人は、5801でもいいんですがあえてR8000にしたほうがいいです。
FDだけならそこまで高くないので。




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コメント

  1. hn より:

    r3000ソラのロードに乗っておりますが、トリム、インナーアウターでそれぞれあるのですよね。
    あれ?っと思い今操作してみましたが勘違いではありませんでした。
    pdf読む限り、たしかにアウター側にだけあるように書いてありますがこれは何故なのでしょうか?

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      上位コンポでは二つのトリムがあるのに、ソラ以下では1つのトリムしかないわけですが、恐らくは9速以下ではスプロケが内側に食い込むような形ではないので、インナートリムがなくても問題ないということなんでしょう。

      もしくは、過去の10速105(5700)ではソラと同じように1つのトリムしかなかったですが、下位コンポでは省いているだけかもしれません。

    • roadbikenavi より:

      すみません、もしかしてhn様のコメントの意味を読み間違えたのかなと思ったのですが、R3000ソラでも実際にはトリムポジションが二つあるという意味でしょうか?

      ご確認お願いします。

  2. hn より:

    寝ぼけて書いたたため、めちゃくちゃ分かりづらいコメントで申し訳ありません…。
    そうです、実際には2つあると認識しているという意味です。
    現行のコンポはsora以外触った事がないのでアレなのですが、インナーアウターでそれぞれちゃんとトリム操作できるのです…

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      ということは、トップの位置から小レバーが3回クリックできますか??
      ちょっと不思議ですね。
      シマノに聞いてみましょうか。

  3. hn より:

    できます。インナーでもアウターでも(調整が甘いのかもしれませんが)音鳴りが気になるタイプなので間違いないと思います。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      そうなんですね。
      ちょっと確認してから記事を訂正します。

      情報提供ありがとうございました。

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