ロードバイクのハンドルの握る位置。握り方。初心者が意外と分かっていないハンドルを持つ位置とは?場面ごとに変えるもの!

ロードバイクのドロップハンドルって、初心者はどこを握ったらいいのか分からないという人もいます。
特別難しいことではありませんが、初心者が意外と分かっていないのがハンドルの持ち方です。

今回は普通にロードバイクに乗っている方には当たり前すぎることですが、初心者向けに書いていきます。



ハンドルの持つ位置

ロードバイクのハンドルを持つ位置ですが、大きく分けて3つあります。
ブラケット、下ハンドル、上ハンドルの三つです。

ブラケット

ここがブラケットです。
このポジションはロードバイクの基本であり、最もよく使うポジションです。
48手で言うなら、正常位のような存在です。

ブラケットを持つ理由ですが、この位置を握れば自然にブレーキを握ることができますし、シフト操作(変速)もスムーズにできます。

またポジション的にも楽であるということがありますね。

ただしこのポジションでは若干のデメリットがあります。
この位置を握った場合、ブレーキ操作ではブレーキレバーの【根元】を握る形になります。
テコの原理で、レバーの先端を握ったほうが大きい力を発揮できるということです。
これについては後述します。

上ハンドル

この位置を握った場合、体勢的には最も身体が起きている状態となります。
そのため呼吸がしやすいなどメリットもあります。

デメリットとしては、体勢が起きているために空気抵抗が大きくなるということです。
またこの位置を握っている限り、ブレーキ操作ができません。
またハンドルの中央部に近いところを握るため、若干フラフラする場合もあります。

下ハンドル

下ハンドルは最も前傾姿勢が強くなるので、なかなか常用できるポジションではありません。
前傾が強くなるので空気抵抗が最も小さくなることや、重心が下がるのでコーナーリングでの安定感などメリットがあります。

このポジションのいいところですが、ブレーキレバーの先端を握ることが出来るため、最もブレーキング能力が高くなるということです。
ただ初心者的にはこのポジションが苦手という人も多いのではないでしょうか?
最初は怖いですよね。

場面ごとに使い分ける

それぞれのポジションにはメリットもあればデメリットもあります。
そのため、場面ごとに使い分けることが大切です。

上ハンドルは【ブレーキングする必要が薄い場所限定】

上ハンドルではブレーキレバーを握ることが出来ないので、とっさにブレーキングしなければならない場面では向いていません。

逆にとっさのブレーキングの必要性が薄い場所というのは、急な坂の登りです。
急に人が飛び出てきても、急な登りではそもそもスピードが出ていませんので、ワンテンポ遅れてブラケットを握り直してブレーキングしても間に合うわけです。

登りでは上ハンドルを使うことによって呼吸が楽になるというメリットもあります。

逆に一般道の平坦を走っている分には、上ハンドルは向きません。
交通量も少なく歩道の状態がしっかり見渡せるような場所で、体勢を変えたいときには使ってもいいでしょう。

下りでは危険なので、絶対に使ってはいけません。



急な下りでは下ハンドルで

下ハンドルのメリットですが、ブレーキング能力が一番高くなるということです。
急な下りでブラケットからブレーキングしてもなかなかスピードが落ちにくいですが、下ハンドルからブレーキングすると驚くほど軽い力でブレーキングできます。

また下ハンドルでは体勢が低くなります。
一般論として、高い位置(ブラケット)から落車するのと、低い位置(下ハンドル)から落車するのでは、下ハンドルのほうが怪我が少なくなる可能性があります。
ただし下ハンドルでは空気抵抗が減るのでスピードが出やすくなるので要注意です。

峠の下りでは、基本は下ハンドルを使います。
体勢が低くなりコーナーリングも安定しますし、ブレーキングも少ない力で出来るからです。

ブラケットはノーマルポジション

ブラケットはノーマルポジションで、体勢的にも下ハンドルよりはつらくなく、ブレーキングも出来るのでニュートラルなポジションと言えます。
普通に走る時はブラケットを握るのがセオリーです。

たまに通販でロードバイクを買った人で、なぜかずっと下ハンドルという人がいます。
うちの近所にも、いわゆる低価格のルック車で登りでも平坦でも下ハンドルしか握っていない学生さんがいるのですが、登り下ハンドルはつらそうです。
誰か教えてあげないのでしょうか・・・

ブラケットポジションの変形

ブラケットポジションから、さらに前側にある突起部を握って走行することもあります。

ここを握ると少し前傾が強くなる(握る位置が遠くなる)ので、スピードを出して巡航しているときに時々使います。

ただ、ここだとブレーキングするときはワンテンポ遅れることもあるので注意です。

ハンドルを持ちかえて使う筋肉が変わる

ブラケット、下ハンドル、上ハンドルとそれぞれ使っている筋肉が違います。
一か所の筋肉に負担をかけ続けると疲れるだけなので、疲労回復という意味でもハンドルを持ちかえて違う筋肉を遣わせるということもあります。

その場合でも、以下のプレーは危ないのでやめたほうがいいでしょう。
・人が多いところや交通量が多い場所での上ハンドル
・下り坂での上ハンドル

補助ブレーキはどうなの?

一部の低価格の完成車には、上ハンドルでもブレーキングできるように補助ブレーキレバー(サブレバー)がついていることがあります。

例えばジャイアントのコンテンド2ではサブレバーが標準装備されています。

サブレバーですが、大人がこれを使うと乗り方が上達しませんので、原則としては納車時に外してもらったほうがいいです。
上ハンドルでは重心が高いわけですが、この位置でブレーキングする癖がつくと、転倒しやすくなります。

手が小さくてブラケットポジションだとうまく握れない人もいるかもしれませんが、極力調整で何とかすべきです。

唯一、小学生など子供の場合は、むしろサブレバーはあったほうがいいです。
子供の場合、手が小さくてそもそもSTIだと操作できない場合もあります。
そのため、安全面を考えたら小学生ではサブレバーはむしろあったほうがいいですね。

ハンドルはガッチリ握りすぎない

スプリントなどでは別ですが、サイクリングではハンドルはガッチリ握っていると、疲れるだけです。
人間の身体ってなかなかうまくできていて、手にガッチリ力を入れると、肩なども力が入ります。
手だけ力を入れて肩を脱力というのはほとんどに人には出来ません。

サイクリングしたあとにやたら肩が凝るという人も要注意です。
手に無駄な力が入っているかもしれませんよ。

また手に無駄な力を入れていると、脚まで変な力が入ってうまく回せません。

バーテープはケチらずいいものを

ハンドルにはバーテープが巻かれているわけですが、安いバーテープは滑ります。
滑るのを抑えようとして無意識に手に力が入っていることもありますし、うっかり滑らすとバランスを崩して危険です。

オススメのバーテープは、リザードスキンズです。

【インプレ】Lizard Skins(リザードスキンズ) のバーテープ!高いグリップ力を誇るオススメのバーテープ。

どのバーテープを選ぶかで振動吸収性まで変わるので、ここもケチらないほうがいいですね。

下ハンドルは【慣れ】

最近はブレーキの性能も上がっているからか、峠の下りでもブラケットを握っている人を見かけます。
下ハンドルからブレーキングすると、驚くほど少ない力でブレーキングできます。
指一本とか二本で問題なく止まれます。

ただ、下ハンドルが怖いという人もいますよね。
こればかりは慣れです。

峠の下りなどでカーブが連続する場合、ブラケットを握っていると重心が高くなってうまく曲がれなかったり、下手な人はオーバースピードもあって反対車線に飛び出します。
下ハンドルで曲がったほうがはるかに安全です。

怖いと思っている人も、少しずつ練習してみましょう。




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