ちょっと面白い記事。
【肉離れにアイシング逆効果? 動物実験で発見 神戸大】というタイトルで、マウスに筋断裂を発生させてアイシングして、むしろ治癒が遅れていたという記事がありました。

ちょっと思うところがありまして。
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アイシングしすぎでは?
実験では、重度の肉離れに近い筋損傷を再現したマウスの脚に氷の入った袋を30分間、2時間ごとに3回あてることを3日間続けた。
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30分もアイシングするという時点で、時間が長すぎだと思うんですね。
しかもそれが2時間ごとに3日間続けてというのも・・・
アイシングするときは10~15分くらい当てて、10分レスト。
これを2,3回繰り返す程度で十分です。
熱感が引いた後は、むしろ温める方向にもっていかないと治癒が遅れるわけで・・・
実験方法に問題があるような気がするので、実際の効果は不明です。
プロ野球界では
ずいぶん昔は、ピッチャーは肩を冷やしてはいけないという時代があって、その後アイシングが有効だということで投球後の投手は肩や肘にアイシングするのが慣習になってました。
ただこれ、最近はアイシングしないピッチャーが増えていると言います。
ダルくなるとか、効果を感じないとか、翌日に張りを感じるとか、そういう声も多いらしい。
アイシングって治癒を促進させたという研究結果は確か無かったはず。
鎮痛効果は、適切にやれば高いというデータはあったような。
ずいぶん前に落車して骨折したことがあるのですが、あのとき、すぐにアイシングしたお陰で、実は翌日にはほぼ痛みがない状態でした。
ただし動かすと痛いみたいな。
動かさなければ痛みは無し。
念のため整形外科に行って、骨折ですぐに手術と言われても、はぁ??という感じしかしなくて。
アイシングに効果があるか無いかですが、私の経験上、打ち身とか強く打ち付けって炎症を起こしているケースでは、鎮痛効果としては有効だと思ってます。
ただし、アイシングする時間は10分程度にして、10分レストしてまた冷やすの繰り返し。
だいたいは受傷当日のみにしておきます。
それ以外の筋疲労的なものだと、お風呂とかで温める方向のほうがその後は調子がいいような気がします。
このあたりって、人によっても個人差があると思うので何が正解ってないのかもしれませんが、アイシング30分は長すぎると思う。
なんでもそうですが、やり過ぎって逆効果になるケースもありますし。
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