既に来年のツールド北海道については、主催者から開催が難しいとの発表がされてますが、
続報。
国内最大規模の自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」の死亡事故は、発生から１か月余り…主催する協会は、事故の検証、対応がすすまず、安全対策などに時間を要するとして、来年の開催を断念する見通しであることがわかりました。
大会を主催、運営する公益財団法人「ツール・ド・北海道協会」によりますと、来年の大会の実施については、例年通り、春にＵＣＩ＝国際自転車競技連合への申請を終えています。
しかし、死亡事故の発生で、ＵＣＩの審査を通らず、国際大会と認定されない見通しの上、事故の検証、対応がすすまず、安全対策に時間を要し、自治体との調整なども難しいと判断、来年の開催を断念せざるを得ない方向だということです。
他の報道でもこういうのが出てますが、
かつて大会運営に関わった男性は、10年ほど前に国際自転車競技連合（UCI）から協会へ安全性に関する警告があったと証言する。UCIの規則では、レース中の選手が通過するときには「コースにおける全ての交通は停止させなければならない」と定めているのに対し、大会では選手が通過する際、対向車が停車していなかったことが理由だった。
男性によると、翌年の大会では、事前に対向車を停車させるなど改善が見られ、大会はその後も継続した。しかし、別の大会関係者は「近年、こうした対向車の規制は行き届いていなかった」と語る。
そしてこれが現実。
「落車、事故の危険リスクを伴う」
「大幅な改善が必要」
A4判の内部資料には、強い文言が並ぶ。
資料をつくったのは、日本自転車競技連盟（JCF）の専門部会「ロード部会」。昨年6月、「ツール・ド・北海道協会」に対してレースで事故が起きる危険性を指摘したものだ。
ガードマンの方がいらっしゃいまして、なんか、なんかされてるみたいなんですよね。ちょっと止まって声を掛けまして、これ行けるんですか？ったら「行けるよ」って言うからそのまま、登ってきました。そうしましたらちょうどツールド北海道23ていう自転車競技が開催されていたみたいで、上の方からものすごいスピードで自転車が降りてまいりました。交通規制はですね、片側だけの交通規制ということで、まあ、こっちのほうは、山に登って行くほうは解放されて自由に走れると。まあ下りのほうは規制されているということでした。
過去にUCIから警告かあり、昨年は日本自転車競技連盟（JCF）からも問題点が指摘され、現にフリーパス状態で対向車が進入可能で、現に参加を取り止めたチームもあった。
主催者の安全対策に問題があったのは間違いない事実だし、現に事故が起きた以上はUCIが審査を通すわけもなく、事故の検証が十分されないまま行政がOKを出すわけもない。
ただ一つ疑問なのは、警察は一応こんな実態であるにもかかわらず道路使用許可を出していたのも事実。
警察的には「あとは主催者の自主管理の問題」と捉えていたのだろうか。
主催者の安全対策に問題があったのは事実としても、そこのみならず全体的な慢心がどこかにあったように見えてしまいます。
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