先日見かけたニュースですが、つくばりんりんロードというサイクリングロードにて、自転車に乗っていた方がイノシシに襲撃されて親指切断という大ケガを負いました。
大変いたたましい事故ではありますが、ロードバイクに乗る人にとっても他人事ではありませんよね?
なのでイノシシの速度と、ロードバイクで逃げ切れるのかについて考察してみました。
※事故に遭われた方の一日も早い回復を心よりお見舞い申し上げます。
イノシシの速度
イノシシの速度ですが、最高速度で時速50キロ出るそうです。
最高速度ということなので、ロードバイクに例えるならばスプリント状態です。
イノシシが本気のスプリントをしてきた際には、50キロ出るということです。
イノシシのスプリントが、どれくらいの時間継続できるのかについては、調べてみましたがわかりませんでした。
ただ相手は野生の動物ですので、勝手な予想ですがロードバイクのスプリントよりは長時間できそうな予感がします。
ロードバイクの速度
これについては皆さん人それぞれすぎるのが実情です。
ただ、多くの一般サイクリストは、30キロ巡航は可能でも40キロ巡航はなかなかできないのではないでしょうか??
一般サイクリストでレース以外でスプリントかけることはほとんどないと思いますが、10秒も本気のスプリントをしたら息切れでしょう。
ちなみにですが、ツールドフランスの平均速度は、約40キロくらいです。
3000キロを超える走行距離であんなに山岳地帯を走りながら、平均40キロ以上というのはさすがはプロと思わせてくれますね。
イノシシに出会ってしまった場合
そもそもですが、イノシシは人間を襲うような動物ではないとされています。
臆病な動物です。
なのでイノシシを見つけた場合、慌てず、落ち着いて、決して走り出したりしないほうがいいとされています。
急に走り出すと追いかけてくるという性質もあるようですから、ロードバイクでダッシュで逃げるというのは一番やってはいけないプレイですね。
上でも書きましたが、本気のスプリントをされたら一般人サイクリストはイノシシには勝てません。
恐らくですが、ほとんどの一般サイクリストは秒殺レベルで捕獲されてしまうでしょう。
無駄な体力を使わないためにも、慌ててスプリント体勢には入らないほうが良さそうです。
臆病な動物なので、驚かせたり大声をあげたりせず、じっとしていることです。
こちらが人間であり、敵意はないことを明確にしたほうがいいでしょう。
そしてゆっくりと後ろずさりするように立ち去ればいいです。
もう一度書きますが、ほとんどの一般サイクリストは、スプリント勝負した場合にはイノシシに勝てません。
一時的に勝っても持続力の違いで追いつかれる可能性もありますし、全力で逃げることはイノシシにとっては挑発行為としてとらえられてしまう可能性があります。
時速60キロ以上で長時間逃げ続ける自信がある人は逃げればいいかもしれませんが、お勧めしません。
あと、よくサイクリングロードを走る人に人気のアイテムで、カウベルというものがあります。
なぜカウベルが人気かというと、歩行者にロードバイクの存在を知らせるためですね。
モンベルのHPでは、こういう鈴に【クマやイノシシなどに人間の存在を伝えるのに最適なアイテム】と書いてありました。
要はあらかじめ人間の存在を知らせておけば、臆病なイノシシは襲ってこないという理屈です。
急に人間が現れるから、ビックリして襲撃しようとするんですね。
なのでカウベルもイノシシ除けには効果があるのかもしれません。
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ちなみにサイクリングロードで歩行者に気づいてもらうためにラチェット音を爆音化している人もいますが、これがイノシシ除けに効果があるのかはわかりません。
不快な音に思われて襲撃されたりするんでしょうかね??
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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