激安の海外通販で人気があるWIGGLE。
海外の通販を利用するわけですが、これは形式としては個人輸入となります。
個人輸入にはルールがあり、一定値を超えると税金がかかるシステムになっています。
今回は複雑な課税システムについて説明していきます。
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かかる税金は関税と消費税
海外通販で個人輸入した場合、かかる税金は二つあり関税(+通関手数料)と消費税があります。
先に書いておきますが、【こんな税金は納得いかないから払わない!】とゴネても無駄です。
品物が受け取れなくなってしまうだけです。
関税は商品の種別により、税率が違います。
税率自体も適宜変わる可能性があるので、正確に知りたい方はこちらよりお調べください。
ぶっちゃけわかりづらいですが。
だいたいの目安としてですが、
・自転車本体、自転車パーツ⇒関税なし
・ウェア ⇒税率10%程度
・シューズ ⇒税率30%程度(ものによっては10%以下の場合もあり)
こんな感じです。
関税や消費税は、いくらのものを買っても常に課税されるかというとそういうわけでもなく、合計16,666円以下の買い物であれば原則として関税、消費税ともにゼロ円です。
ただし、指定品種である革製バッグ、手袋、履物、衣類などは合計16,666円以下の買い物であっても関税はかかるとされています(消費税はゼロ)。
しかしながら、実際には指定品種でなおかつ合計16,666円以下の買い物であっても、関税を取られないことも多々あるようです。
これについては運次第としかいいようがありませんが、どちらかというとシューズに関してはきっちり関税を取られる傾向があるとの情報もあります。
また、関税が課税されると、通関手数料として200円加算されて請求されます。
関税がかからなければ、通関手数料200円もかかりません。
関税と消費税の計算では、購入金額の60%に対して課税されます。
例えばですが、3万円の買い物をWIGGLEでした場合、30,000×60%=18,000円に対して関税と消費税がかかります。
わかりやすく言うと、3万円のものを買ったのに、18,000円の買い物しかしてないとみなされて、そこから税金が発生するのです。
目安として、例をいくつか挙げてみます。
あくまでも参考値としていただき、税額の正確性は保証しません。
詳しくは税関にお問い合わせください。
例 4万円のウェアを購入
<関税>
税率が10%と想定して計算します。
40,000×60%×10%=2,400円
通関手数料200円
<消費税>
40,000×60%×10%(消費税率)=2,400円
合計 5,000円
(税額の正確性は保証しませんので、正確に知りたい場合は税関にお問い合わせください)
例 30万のロードバイクを購入
<関税>
自転車本体は無税のためゼロ円。通関手数料もなし。
<消費税>
300,000×60%×10%=18,000円
合計 18,000円
(税額の正確性は保証しませんので、正確に知りたい場合は税関にお問い合わせください)
例 15万のホイールを購入
<関税>
自転車パーツは無税のためゼロ円。通関手数料もなし。
<消費税>
150,000×60%×80%=9,000円
(税額の正確性は保証しませんので、正確に知りたい方は税関にお問い合わせください)
このように、受け取り時に予想外の出費がある場合があります。
ちなみに、これらは配達受け取り時に郵便局員に支払う形になります。
そのため、高額商品には十分注意です。
また、ウェアやシューズなどは関税がかかる可能性があるため、要注意です。
ちなみに私ですが、今までWIGGLEで買ったのはタイヤとかペダルなどばかりなので、一度も消費税や関税を取られたことはありません。
ウイグルでのホイールなどを見ると、日本国内の通販で買うよりもはるかに安いですよね。
なので、消費税分を考えても、ほとんどの場合WIGGLEのほうが安そうです。
関税がかからない自転車本体や自転車パーツに限った話ですが、価格の60%に対して8%の消費税がかかります。
つまり、購入価格の4.8%分の消費税がかかるわけです。(しつこいですが、購入金額が16,666円以上の場合です)
そこで簡易的に国内通販と海外通販、どっちが総額で安くなるかを見る手段ですが、例えばあるホイールが国内通販だと15%オフ、海外通販だと25%オフだったとします。
海外通販では6%分の消費税が別にかかりますから、25%オフから6%分を引く形、つまり実質的には19%オフと同じ意味になります。
その数字を国内通販の値引き率と比較するわけです。
例として、定価3万円のホイールが、国内通販だと15%オフ、海外通販だと25%オフだとします。
<国内通販>
30,000-30,000×15%=25,500円
消費税 25,500×10%=2550円加算されるので、28,050円。
<海外通販>
30,000-30,000×25%+30,000×6%
↓↓
30,000-30,000×19%=27,300円
つまり、実質的には海外通販のほうが安いですが、そこまで大きな差にはならないことも(しつこいですが、正確な税額は保証しませんので、詳しくは税関にお問い合わせください)。
海外通販と国内通販で、定価がそもそも違うケースもありますが、海外通販の値引き率が6%以上、国内通販の値引き率よりよくないと、海外通販で買うメリットがないと言えます。
別々に注文して、一つ当たりの発注額を16,666円以下にした場合
これについては多くの人が、小分けにした結果課税されなかったと報告しています。
ただし、同じ日に荷物が届く場合は、同じ注文者が同じところから買っていると判断されて課税される可能性があります。
これについては詳しく知りたければ税関にお問い合わせください。
WH-6800(アルテグラ)
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