発想を変えて、ハンドル内蔵型ライトなんて想像してみたり。

ちょっと前に、GENTZの警音器について書きましたが、

新しい自転車ベル【GENTZ】。危惧していることがありまして。

これ、発想自体は面白いと思うんです。
ベルという形だと、どうしてもハンドルなどに後付けなので、見た目がどうだとか気にする人もいるでしょう。
そもそも保安器具に見た目とか求めるほうがおかしいと思う人もいるかもしれませんが、エンドプラグに警音器を内臓という発想自体は面白い。



思い切って、ハンドル内蔵型のライトなんてあっても面白いのかもしれません。
でもどこのメーカーもそんなモンを開発しようとはしてないでしょう。

空力というならば

近年、ロードバイク界のトレンドは、間違いなく空力に向かっています。
エアロ系のディープリムだったり、エアロフレーム、エアロハンドル、ワイヤーだって空力の邪魔だということでハンドル内臓が多くなって着てます。
まあ、組む側としては、フル外装のフレームのほうがラクですよねw
ハンドル内やフレーム内にワイヤー通すだけでも一苦労のフレームすらありますし。

ライトって、多くの人はハンドルに後付けすると思います。
付けてないのは論外です。

でもワイヤーを少しでも空力良くしようとか言っていても、ライトってどう考えてもエアロではないですよね。
レース中だとライトなんて付けてませんが、本当に空力を意識するなら、ハンドルにライト内臓があっても面白いのかなと。

要はハンドル内部にライトを仕込んで、ハンドルの前面にライトの照射口を開けておいて、光を出すというものですね。
私が知る限り、そんなもんを考えている人やメーカーがいるとは思いませんが。

現実問題として

そういうハンドル内蔵型ライトがない理由は、恐らくですが需要がないからでしょう。
エアロハンドルだとかでも、みなさん重量を気にしますよね。
ライト内蔵にしたら製品重量は激重なので、その時点で売れない気配濃厚ですし。

またライトの照射口を開けるということでハンドル強度や剛性の問題もありますし、左右のどちらかにライト内臓だと重量バランスが悪いですし。
照射口も大きく開けないと意味がないですが、そんな穴を確保できる余地も無さそうですしね。

練習のときはライト使いたいけど、レースでは取り外したいということもできなくなってしまいますので、レース派の人には売れないでしょうしね。

ハンドル内蔵型のライトがもしあったとして、困ることも多いかもしれません。
ハンドルを送ったりしゃくたりすれば、ライトの角度まで変わってしまうとか、そもそも充電はどうやってやるんだとか。
ロードバイクのライトが後付けな理由は、後付けだから角度を調整したり出来るということなのではないでしょうか?
ライトをセッティングするとき、やや下を向くようにセットしますが、ハンドル内蔵型ライトなんてあった日には、細かい調整ができないわけで。
厳密に言えばハンドル角度を調整すればライトの角度も変わるでしょうけど、ハンドル角度を少し変えるだけでハンドルの握り心地も変わってしまいますし、ライト優先で角度を決めるのは論外でしょうし。

自転車にとっての保安パーツと言うと、ライトと警音器(ベル)があります。
これらは【カッコ悪いから】という理由で付けないということは法的に許されていません。
かっこよさを求めるパーツではないということでもあるのかもしれません。

ライトは走る状況次第で

日中しか走らない人でも、トンネル内などライトを点灯しないといけない場所はあるので、ライトはロードバイクにとって必須のアイテムです。
いいライトはかなり明るく、安全性が高まるパーツですが、私は今現在は比較的ショボ目のライトしか使っていません。

以前通勤でロードバイクを使っていた頃は、当時最高峰だったキャットアイのエコノムフォースと、そのワンランク下のライトの二本体勢でした。

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これ、かなり明るくて、街灯が全くない道路でも安心して走れるだけのものでした。
これを常時点灯にし、もう一本を点滅にして夜間は走ってました。

夜間走行をバリバリするなら、ライトについてはケチらないほうがいいです。
1000円くらいのしょぼいライトって、ホント怖くて夜は乗れないですよ。

エコノムフォースが良かったのは、乾電池式だったからです。
万が一の電池切れでも、コンビニで調達できるというのがいいところ。
今はほとんどがUSB充電式ですよね・・・

最近人気が高いのは、やはりキャットアイのVOLT400あたりでしょうか。

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400ルーメンでとりあえずはこのあたりは最低でも持っておきたいところ。

夜間もバリバリ走るなら、上位のVOLT800あたりのほうがいいです。

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夜間走るなら、ダブルライト体制がオススメです。

最近出た、ハンドルバー下側取り付け専用のGVOLT70もなかなかよさそうなんですが。

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ライトについては、安くていいものというのが正直無くて、かけたお金の分だけ性能が上がると思っていいです。

夜間走行していてびっくりするのは、意外と幹線道路でも、横断歩道ではないところで歩行者が横断しようとしてきます。
ショボイ自転車のライトだと、歩行者から見て視認性が悪く、しかもママチャリ程度と勘違いされて横断しようとされます。
実際にはママチャリよりもはるかに速いロードバイクなわけですが、歩行者はママチャリ程度の速度だと勝手に思い込んで、【いける】と思って横断開始するんですね。

ところがかなり明るいライトにすると、歩行者もオートバイとかと勘違いすることもあるようで、ムチャクチャな横断はしないようです。
これだけでも効果が高いですが、やっぱいいライトだと走っていて安心しますし。

私がエコノムフォース買ったときは、当時はハイグレードなライト扱いされてましたが、今の基準で言うとそれでもそこまでグレードが高いライトではないですね。
キャットアイでもVOLT1700という2万円弱するライトがありますが、

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こういう高額なライトが売れているのも、やはり安全意識が高まっている時代だからなのでしょうか。
自己防衛という意味でも、夜間走行をバリバリする人はいいライトがオススメです。

話を戻しますが、ロードバイクの性能、特に近年流行りのエアロでいうなら、こういうライト類はエアロ的に最悪でしょう。
まあそんなこといったら、サイコンだとか全部そうなんですが、ライトについてエアロエアロという話が出ないのは、そんなことよりもライト本来の機能、明るさ、視認性、安全性を重視しているからでしょうね。
まあ、ハンドル内蔵型ライトがあっても面白いとは思いますが、あっても売れなそうですね。

ロードバイクのベルにしても、探せば1000円もしないで買えるわけで、

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ベルに5000円とか出せる人はある意味凄いなぁと思ってみてました。
ベルは法的に装着義務がありますが、実際にはほとんどの場合で鳴らしていい場面がないんですよね。
なのでアンケートでも、多くの人は鳴らした事すらないとなってますが、実際にところ、法的には
・標識で鳴らすことが必要な場所
・やむを得ない場合

これしか鳴らせません。
やむを得ないと言う日本語は【ほかに手段がない】という意味ですので、徐行したり停止すれば危険を回避できるなら、ベルを鳴らすと使用制限違反になりかねません。

急に車道に人が飛び出てきたなら、鳴らすことは合法でしょうけど、多くのロードバイクはベル鳴らすよりも両手でフルブレーキを優先するでしょう。
人間の手は2本しかありませんので、さらに手でベルを鳴らすことはできません。

そうすると、本当に意味がある自転車用の警音器って、ホイッスルみたいに口で操作なんじゃないかなと思うんですけどね。
緊急時は両手でブレーキ操作し、脚も使えない状態ですので、使えるとしたら口でピピー!というホイッスルじゃないかとw
呼吸の邪魔で使えないという面もあるでしょうけど。

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ホイッスル口元にあれば、道路交通法上の警音器になるんですかね?
警察に聞いてみようかな?w
でも実用性で考えたら、手で操作するベルでもブザーでもなく、最後に残された砦、口ですよw

もしくはSTIのレバー内臓ベルとか。
実用性で言うなら、むしろそっちでしょうね。
まあ、鳴らしやすい場所にあると、歩行者をどかすために使うとか、歩行者に注意喚起するとか、間違った違法な使い方を推奨するヤツが出てきてしまう可能性もありますが。。。
近年、非レース志向のサイクリストも増えているわけですし、STI連動のブレーキランプとか、STIに警音器内臓とか、そういうのがあっても面白い気がします。
ブレーキレバー引いたらリアライトが点灯するような仕組みは、作ろうと思えばシマノならすぐにできるでしょうし。

デザイン性重視で製品化するのは大いに結構なんですが、本当の意味での警音器って何なんだろうと思うところもあります。
保安部品でも、ライトはケチらずいいものを。
ベルは、別にケチってもいいんじゃないですかね。
付けてさえいれば。