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フルクラムのレーシング5ってどうなの?と質問を受けましたので回答を。

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フルクラムのホイールにレーシング5というものがあります。
「完成車付属のホイールから低予算でホイールを変える場合、レーシング5はアリだと思いますか?」と質問を受けたのでご回答いたします。



レーシング5のスペック


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ていうか、ウイグルでは長期欠品中・・・

重量は1645gです。
ちなみにですが、これは2016モデルまでのレーシング5の話で、2017年モデルからレーシング5はワイドリム化してレーシング5 C17となっています。

※タイトルには「2015」と書いてありますが、商品説明の下のほうに「ワイドリム化した」と書いてあるので、正直ワイドリム化したレーシング5なのか、ワイドリムでない旧モデルのレーシング5なのか、わかりません。

重量的にはシマノのアルテグラ(WH-6800)と似たようなところですね。
フルクラムのレーシング5の一個上のホイール、レーシング3が1550gなので、その差は100g程度と言う形になります。

ちなみにレーシング3はなぜかワイドリム化されていません。
この辺の違いがなぜ起こるのかも謎です。

レーシング7、レーシング3との違い

まずはレーシング7の話。
よく、完成車についてくることが多いレーシング7ですが、重量は当然のようにレーシング3よりも重いです。
1750gですね。
レーシング7には致命的な弱点があり、首折れスポーク採用です。
レーシング5以上はストレートスポーク採用。

このスポークの違いがどう関係するかと言うと、首折れスポークで少ないスポーク数だと、バリバリ折れてくるんですね。
スポークが折れやすいのが少ないスポークでかつ、首折れスポークの特徴であり、なおかつ補修スポークが意外と高かったりします。
なので完成車についてくる分には仕方ないですが、あえて買うようなホイールではありません。

レーシング3については、レーシング5よりも軽量(1550g)であること以外には、ハブのベアリングがカップ&コーンであること(レーシング5はシールドベアリング)、2:1スポークパターンで剛性が強化されていることなどが特徴です。

レーシング3と5を比べたとき、重量だけ見れば「たかだか100gの差」です。
しかし特に効いていると思うのは2:1スポークパターンで、これにより剛性が強化されていて、ペダルを踏み込んだパワーがダイレクトにホイールに伝わるような感覚になります

なのでまとめると
・レーシング7との比較では、重量以外にもスポークの折れやすさという耐久性の違いがある
・レーシング3との比較では、重量以外にもスポークパターンの違いによる剛性の違いや、ハブのベアリングの違いがある

単純に重量だけ見ていると、重要なテクノロジーを見逃してしまいますが、乗ってみれば大きな違いになるのは重量以外の部分です。

レーシング5はアリなのか?

この価格帯、つまりは実売で3万程度のホイールの中では、比較的まとまっているスペックのホイールと言えますが、上位ホイールであるレーシング3との差は結構あり、予算が許すならレーシング3にしたほうがいいです
レーシング3も実売で5万弱になっていることが多く、もうちょっとだけ予算を足してレーシング3まで行ったほうが幸せ度ははるかに高いと言えます。


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しかしながら予算と言うのは皆さんいろいろと事情があるでしょうし、ホイールに関しては上を見だしたらキリがない世界です。
ライトウェイトのホイールなんて、余裕で50万以上します。
その代わり、性能は人類最速レベルといっていいほどの違いがあります。

レーシング5も悪いホイールではありませんが、思い切ってレーシング3にするか、とりあえずレーシング5にしておくかはあなた次第ですね。

レーシング3とアルテグラ(WH-6800)の差は?

アルテグラは重量が1640g、スポーク数はフロント16本、リア20本です。
対するレーシング5は1645g、スポーク数はフロント18本、リア20本です。

そのほか、大きな違いがあるとしたら、アルテグラはチューブレスタイヤにも対応するという点です。
リム重量についてはハッキリしませんが、チューブレスリムは一般的に重くなる傾向があることと、ハブの違い(カップ&コーンとシールドベアリング)などを考えたら、レーシング5のほうがリム重量は軽そうな気がします。(ちょっとここは自信なし)

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しかしながら、アルテグラはフロント16本とスポーク数がかなり少ないのが災いして、剛性が低めです。
フロントホイールの挙動が、ちょっと頼りない感じがします。
ですがチューブレスタイヤを使えるというメリットがあるので、あとは予算と好みと言う感じでしょうか。




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